

冬の車中泊や寒い地域への旅行を考えている方にとって、車内を快適に暖められるFFヒーターは気になる装備のひとつです。
エンジンを止めた状態でも車内を暖められるため、寒い季節のキャンピングカー旅では心強い存在になります。
一方で、取り付け費用が高額になりやすいことや、燃料を使う設備であることから「本当に必要なのか」「安全に使えるのか」と迷う方もいるでしょう。
そこで本記事では、キャンピングカーにFFヒーターを取り付けるメリットや注意点、安全に使うためのポイントをわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- キャンピングカーのFFヒーターについて
- キャンピングカーにFFヒーターを設置する魅力と注意点
- キャンピングカーにFFヒーターを取り付けるには
この記事を読み終わるころには、FFヒーターが自分のキャンピングカーの使い方に必要かどうかを判断しやすくなるでしょう。


1971年北海道生まれ、旅行・サウナ・温泉・サーフィン・スノーボード・釣り・キャンプなど北海道のアウトドアを楽しむ。自らもキャンピングカーで日本縦断やアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなどを巡り、北海道ローカルが楽しむ本物の北海道の素晴らしさを世界に発信。海外同様のキャンピングカー旅文化を広げるために、現在は北海道ニュージーランド化計画を推進中

SAUNA&Villa 焚火(takibi)は、北海道真狩村に位置する完全プライベート型の薪サウナ付きコテージです。
各棟から羊蹄山を望みながら、四季折々の自然と焚火のぬくもりを独占できます。
SAUNA&Villa 焚火の魅力
- 1日3組限定、プライベートサウナを独占利用
- 室内・屋外設備が充実し、食材や調理器具の持ち込み自由
- 焚火やBBQを楽しめるアウトドア体験と宿泊をセットで満喫
特別な休日をお探しの方、真狩の大自然と薪サウナで、忘れられないひとときをお過ごしください。
キャンピングカーのFFヒーターとは?

FFヒーターとは、エンジン停止中にも使用できる燃焼式の暖房器具です。
FFは「Forced draught balanced Flue systems(強制給排気式)」の略称で、ヒーター自体で換気ができるため、車内の換気を気にせず快適に過ごせます。
外から取り込んだ空気と、燃料を燃やして発生した熱で空気を暖め、ファンで車内に暖かい風を送るのがFFヒーターの仕組みです。
自宅のガス給湯器などと同じ仕組みで稼働しており、燃焼した排気ガスは車外へ出るため換気をしなくても一酸化炭素中毒の心配はありません。
使用できる燃料は大きく2つあり、特徴を知って自分のキャンピングカーに合うFFヒーターを選ぶことが必要です。
それぞれ詳しく見てみましょう。
FFヒーターの燃料|ガソリン・軽油
国産車の多くは、ガソリン・軽油を燃料としたFFヒーターが搭載されています。
ガソリンタンクの燃料をそのまま使えるため、FFヒーター用に燃料を補充しなくても車内を暖かく保つことが可能です。
使用しない時期も月1回程度は電源を入れてFFヒーターを稼働させなければいけませんが、燃費が良く給油もガソリンスタンドなどで気軽にできます。
FFヒーターの燃料|LPガス
LPガス式のFFヒーターは、LPガスボンベを積んでおく必要があり、スペースの限られた国産車には使用されることが少ない燃料です。
燃料の補充は専門業者に依頼しなければいけず、燃料代は割高になる可能性があります。
LPガスの充填に手間はかかりますが、使用しない時期のメンテナンスは必要ありません。
キャンピングカーにFFヒーターを設置する3つの魅力

多くのキャンピングカーユーザーがFFヒーターをおすすめしているのはなぜでしょうか。
ここではFFヒーターの魅力を3つご紹介します。
1.エンジン停止中も使える
FFヒーターは、エンジンを止めた状態でも車内を暖められるのが大きなメリットです。
一般的な車の暖房はエンジンの熱を利用するため、停車中に使うにはアイドリングが必要になります。
しかし、車中泊で長時間アイドリングを続けると、騒音や排気ガスの面で周囲の迷惑になりやすい点に注意が必要です。
FFヒーターであれば、ガソリンや軽油などの燃料とサブバッテリーで稼働するため、エンジンをかけずに暖房を使えます。
道の駅やキャンプ場などでも周囲に配慮しながら、冬の車内を快適に保てるでしょう。
2.安全性が高い
FFヒーターは、燃焼で発生した排気ガスを車外へ排出する仕組みです。
車内で直接火を使う暖房器具とは異なり、正しく取り付けて使用すれば、車内の空気を汚しにくい点がメリットです。
そのため、窓を大きく開けにくい冬の車中泊でも、暖かさを保ちながら使いやすい装備といえます。
ただし、排気口の詰まりや取り付け不良があると危険につながる可能性があります。
安全に使うためには、専門業者による施工や定期的な点検を行うことが大切です。
3.燃費が良い
FFヒーターは、少ない燃料で車内を効率よく暖められる点も魅力です。
ガソリンや軽油を使うタイプの場合、一晩使用しても燃料消費は1〜2L程度とされており、エンジンをかけっぱなしにするよりも燃料を抑えやすい傾向があります。
寒い時期の車中泊では、車内を暖かく保てるかどうかで快適さが大きく変わります。
燃料消費を抑えながら暖房を使えるFFヒーターは、冬にキャンピングカーを利用したい方にとって心強い装備です。
キャンピングカーのFFヒーターの3つの注意点

魅力の多いFFヒーターですが、安全に使うためには注意しておきたい点もあります。
特に、排気口の状態やサブバッテリーの残量、設置費用は事前に確認しておきたいポイントです。
購入後に「思ったより使いにくい」「費用に見合わなかった」と感じないためにも、3つの注意点を押さえておきましょう。
1.排気口がふさがれないようにする
FFヒーターを使用するときは、排気口がふさがれていないか確認することが大切です。
排気口が雪や泥、荷物などでふさがれると、排気ガスがうまく外へ出ず、車内に逆流するおそれがあります。
特に積雪の多い地域では、就寝前だけでなく、使用中も排気口まわりに雪が積もっていないか確認しておくと安心です。
安全に使うためにも、停車場所や排気口の位置を意識し、空気の通り道を確保しておきましょう。
2.サブバッテリーからの電力供給が必要
FFヒーターは燃料だけで動くわけではなく、稼働にはサブバッテリーの電力も必要です。
消費電力は大きくありませんが、点火時や運転中には電力を使います。
メインバッテリーに頼るとバッテリー上がりにつながる可能性があるため、停車中はサブバッテリーから電力を供給するのが基本です。
燃料が十分にあっても、サブバッテリーの残量が少なければFFヒーターを使えないことがあります。
冬の車中泊前には、燃料だけでなくバッテリー残量も確認しておきましょう。
3.価格が高額
FFヒーターは便利な装備ですが、導入にはまとまった費用がかかります。
本体価格は20万円前後が目安で、さらに専門業者へ取り付けを依頼する費用も必要です。
安く済ませたいからといって無理に自分で取り付けると、排気不良や燃料漏れなどのリスクにつながる可能性があります。
冬場の車中泊を頻繁にする方にとっては満足度の高い装備ですが、使用頻度が少ない場合は費用対効果を慎重に考えることが大切です。
どの季節に、どれくらいの頻度でキャンピングカーを使うのかを整理したうえで、取り付けるか判断しましょう。
また、冬の車中泊であたたかく眠るためのグッズを知りたい方は、以下の記事もぜひご覧ください。
キャンピングカーにFFヒーターを取り付けるには

FFヒーターは、購入時のオプションで設置を選べることがほとんどです。
購入時に取り付けなかった場合は後からでも設置可能ですが、本体代+取り付け工賃が必要になります。
種類にもよりますが、最も有名なドイツ・べバスト社のFFヒーターは本体価格が20万円前後するため、取り付け工賃も含めると平均で30万円程度はかかるでしょう。
また、キャンピングカーを業者に一定期間預ける必要があるため、預けている期間は使用できません。
購入時のオプションで設置を選んだ場合は、キャンピングカーの架装に合わせてFFヒーターを取り付けるため、本体代のみで工賃は必要ないことが多いです。
FFヒーターを設置する場合は、キャンピングカー購入時に取り付けた方がお得と覚えておきましょう。
DIYでも取り付けられる?
近年、ネットで購入した安価なFFヒーターを自分で取り付ける方も見受けられますが、専門知識がない場合はおすすめできません。
FFヒーターの取り付けは、ガソリンタンクと配管を繋いだり空気の排気口を設置するなど高い技術が必要です。
自分で取り付けをして万一不具合があった場合、一酸化炭素中毒などの命の危険に直結する可能性があります。
価格を抑えるのも重要ですが、安心安全にFFヒーターを使用するためにも設置は専門業者に任せましょう。
キャンピングカービルダーなどであれば、設置の相談や見積もりが可能です。
まとめ|FFヒーターは寒い冬の車中泊の必需品!

本記事では、キャンピングカーのFFヒーターの魅力や注意点、取り付けについてご紹介しました。
高額で気軽に取り付けられるものではありませんが、冬場の車中泊やキャンピングカーでスキーなどに出かける場合はとても重宝する装備です。
FFヒーターの設置は、キャンピングカーの使用頻度などと合わせて検討してみてください。


