そのようなご質問にお答えします。
この記事でわかること
・キャンピングカーのベッドの種類7つ
・キャンピングカーで寝るメリット・デメリット
・走行中はベッドを使ってもよい?
キャンピングカーは車内で寝泊りができるので、ベッドにもこだわりたいですよね。
ベッドにはいくつかの種類があり、車種・用途・人数によって最適なベッドが異なります。
そこで本記事では、キャンピングカーのベッドの種類とメリット、デメリットについて詳しく紹介していきます。
1971年北海道生まれ、旅行・サウナ・温泉・サーフィン・スノーボード・釣り・キャンプなど北海道のアウトドアを楽しむ。自らもキャンピングカーで日本縦断やアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなどを巡り、北海道ローカルが楽しむ本物の北海道の素晴らしさを世界に発信。海外同様のキャンピングカー旅文化を広げるために、現在は北海道ニュージーランド化計画を推進中
キャンピングカーベッドの7つの種類
キャンピングカーのベッドは大きく分けて以下の7種類があります。
あなたのキャンプの目的や乗車人数に合わせて最適なベッドを選んでみてください。
ベッドの種類①「バンクベッド」
バンクベッドは、大型のキャンピングカーに搭載されているベッドです。
運転席・助手席の上に大きく突き出した部分があり、この中をベッドとして使えます。
ベッドとして使うことが前提となっており、寝られる人数は1~3名です。
ベッドの種類②「ダイネットベッド(ダイニングベッド)」
ダイネットとは、座席やテーブルで構成されていて、普段は食事をしたり、くつろいだりするスペースです。
この部分に、収納してあるマットを展開するタイプをダイネットベッド(ダイニングベッド)といいます。
軽キャンパーやバンコンなど、居住スペースが狭いキャンピングカーに多く設置されています。
ベッドを展開したり収納する手間はかかりますが、普段は居住スペースとして使えるので車内の装備をコンパクトにまとめられます。
ベッドの種類③「常設ダブルベッド」
キャンピングカーの車両後部にあるベッドです。
サイズが大きく、マットに厚みもあるので、とても眠りやすいベッドです。
ベッドの下は収納スペースとして使えるので、家族旅行など乗車人数が多い場合に適しています。
ベッドの種類④「2段ベッド」
その名のとおり、上段と下段の2段構造になっているベッドです。スペースを節約しながら、就寝人数を増やすことができます。
2段ベッドは大型のキャブコンや、小型のキャンピングトレーラーに装備されていることが多いです。
雑魚寝をするのが苦手な方、男女で就寝スペースを分けたい方、プライベート空間を作りたい方におすすめです。
ベッドの種類⑤「ポップアップベッド」
キャンピングカーには、屋根の部分が上に跳ね上がる「ポップアップルーフ」を備えているモデルがあります。
ポップアップルーフは軽キャンパーやバンコンに備えられているケースが多く、ベッドとして使用できます。
就寝人数は1~2名と少ないですが、一人旅やカップル・友人との旅行に適しています。
ベッドの種類⑥「プルダウンベッド」
プルダウンベッドは、天井にベッドを収納しておくタイプのベッドです。
主にヨーロッパ製のキャンピングカーに多く見られます。
普段は運転席付近の上部にベッドが収納されており、使用するときだけベッドの役割を果たします。
プルダウンベッドには電動タイプもあり、簡単に展開や収納できます。
ベッドの種類⑦「ルーフテント」
宿泊方法の1つにルーフテントがあります。
ベッドとは違いますが、ルーフキャリアがあれば車の上にテントを乗せられます。
車の上にテントを張ることでベッドでもなく、通常のテントでもなく、新鮮なシチュエーションで宿泊を楽しめます。
キャンピングカーで寝るメリット
キャンピングカーで寝る1番のメリットは、宿泊費を節約できることです。
長旅となると宿泊費だけでも数万円~数十万円かかってしまいます。車中泊をすることで宿泊費を節約でき、宿を探したり、手続きをする手間もかかりません。
ベッドをうまく活用すれば脚を伸ばして眠れるので、旅の疲れをしっかり取ることもできます。また、鍵もかけられるので、屋外でテントを張るより安全です。
小さな子供がいるご家庭や、虫が苦手な方、防犯対策をしたい方には、車中泊がおすすめです。
キャンピングカーで寝るデメリット
キャンピングカーのベッドで寝る際は、デメリットもあります。
ベッドがあるとはいえ、宿泊のために作られた設備ではないため、寝心地の悪さを感じる場合もあります。小型のキャンピングカーだと寝返りを打った際に車体が揺れたり、複数人で寝る場合は狭いと感じるかもしれません。
ホテルや旅館の布団で寝るのとは違うので、神経質な方にとってはぐっすり眠れないケースもあります。
また、2段ベッドを使用する際は、落ちないように気をつけてください。家庭用の2段ベッドと違い、スペースも狭く、柵がついていない場合もあります。
大きな寝返りをうつ方や、小さな子供は下段のベッドに寝ることをおすすめします。
キャンピングカー走行中はベッドを使用してはいけない
知らない人も多いのですが、キャンピングカーのベッドは走行中は使用できません。
走行中に使用できない理由は以下です。
注意ポイント
- 道路交通法違反になる
- 重大な事故につながる危険性がある
それぞれ詳しく見てみましょう。
走行中のベッド使用は道路交通法違反になる
キャンピングカーに関わらず、車に乗る際は後部座席もシートベルトの着用が義務付けられています。
キャンピングカーのベッドにはシートベルトが装備されていないため、走行中は使用できません。
走行中にベッドを使用すると道路交通法違反になり、罰則が科せられることもあります。
- 高速道路:違反点数1点
- 一般道路:口頭での注意のみ
どちらの場合も罰金はありませんが、高速道路走行中の場合は違反点数が加算されるので注意しましょう。
仮眠をとりながら交代で運転する方もいますが、ベッドは必ず車中泊できる場所まで移動し、車を停めた状態で使用しましょう。
走行中のベッド使用は重大な事故につながる危険性がある
「ばれなければ問題ない」と、走行中にもベッドを使用している方は少なからずいるのが現状です。
しかし、キャンピングカーは車体が大きく重量も重いため、万一事故を起こすと普通車以上の衝撃が加わることもあります。
車内の装備に頭を打ち付けるなどしてケガをしたり、衝撃が強ければ車外放出などの死亡事故につながる危険性もあるでしょう。
実際に、数年に1度はキャンピングカーの死亡事故などがニュースで取り上げられています。
「目的地に着くまで寝て過ごそう」「遊び疲れた子供を寝かしてあげよう」と、走行中にベッドを使用したくなるシーンはたくさんあるかもしれません。
とはいえ、楽しい旅を楽しいまま終わるためにも座席に座ってシートベルトを着用しましょう。
まとめ
キャンピングカーで車中泊をする際は、ベッド選びも大切なポイントです。
特にキャンピングカー旅行では、お風呂がないのでシャワーで汗を流すことも多いはず。
長時間の運転により、肩や背中が凝った状態が続くので、少しでも体の疲れを取るために、快適なベッドを選ぶようにしましょう。