キャンピングカーファン待望の「ジャパンキャンピングカーショー2025」が、幕張メッセにて開催されました。
国内最大級のキャンピングカーイベントとして、毎年多くの来場者が訪れる本イベント。今年も最新のキャンピングカーやアウトドアグッズが勢揃いし、業界のトレンドを知る絶好の機会となっています。
今回のショーでは、「電動キャンピングカーの進化」「新しいベース車両の登場」「テレワーク対応キャンピングカー」「ペットと一緒に楽しめるモデル」など、キャンピングカー業界の最新動向が一堂に会しました。
さらに、ディズニーとの公式コラボ車両や、ワーケーション向けキャンピングカーなど、これまでにないコンセプトの車両も登場し、多くの注目を集めています。
この記事では、イベントのハイライトや最新モデルの詳細、来場者の声を交えながら、ジャパンキャンピングカーショー2025の魅力を余すところなくレポートします。


1971年北海道生まれ、旅行・サウナ・温泉・サーフィン・スノーボード・釣り・キャンプなど北海道のアウトドアを楽しむ。自らもキャンピングカーで日本縦断やアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなどを巡り、北海道ローカルが楽しむ本物の北海道の素晴らしさを世界に発信。海外同様のキャンピングカー旅文化を広げるために、現在は北海道ニュージーランド化計画を推進中
イベント概要
2025年1月31日~2月3日、幕張メッセで開催された「ジャパンキャンピングカーショー2025」。日本最大級のキャンピングカーイベントとして知られ、今年も多くのキャンピングカーファンやアウトドア好きが集まりました。
今年の展示規模は過去最大級。出展企業183社、展示車両423台と、バリエーション豊富なキャンピングカーが勢ぞろいしました。
さらに、EV(電気自動車)化の波やハイエースの生産終了を受けた新たなベース車両の台頭など、業界の転換点となる年でもあります。
開催日程 | 2025年1月31日〜2月3日 |
開催場所 | 幕張メッセ |
来場者数 | 47,180人(4日間の合計) |
出展企業数 | 183社 |
展示車両数 | 423社 |
注目の新型車両紹介
今年のキャンピングカーショーでは、新型車両の発表が相次ぎ、各メーカーが個性的なモデルを披露しました。特に以下の車両は多くの注目を集めました。
ディズニー公式コラボの「Dream Traveller」
引用:PRTIMES
今年の目玉のひとつが、ディズニーとの公式コラボキャンピングカー「Dream Traveller」。
ミッキー&フレンズをモチーフにしたポップな内装で、家族向けの旅行に最適な1台。シートや収納スペースには、ディズニーキャラクターのデザインが施されており、ファンにはたまらない仕上がりです。
「ハイエースの次」を見据えたベース車両の多様化
引用:https://toy-factory.jp/news/p7586/
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/caravan/specifications/multibed.html
長年、キャンピングカーのベース車両として圧倒的な支持を集めていたトヨタ・ハイエース。
しかし、ハイエースの国内受注中止のニュースが発表され、業界内では「次の主流は何になるのか?」が大きな関心事となっています。(2025年2月1日よりハイエースベース車両の生産が再開されることが発表されました。)
今回のショーでは、新たなベース車両として「トヨタ・グランエース」「日産・キャラバン」「ホンダ・ステップワゴン」を活用したキャンピングカーが多数登場。
特にグランエースは、ハイエースよりも広々とした室内空間と高級感のあるインテリアを特徴とし、「ワンランク上のキャンピングカー」として注目されました。
軽キャンパーの進化「スズキ・エブリイベースの最新モデル」
軽キャンピングカー市場も活発化しており、スズキ・エブリイやダイハツ・アトレーをベースにしたモデルが増えています。
コンパクトながらも、就寝スペースやキッチン、収納を効率よく配置し、一人旅や少人数キャンプに最適な設計となっています。
業界のトレンドと変化
キャンピングカーを取り巻くトレンドにも大きな変化が見えてきました。
ソーラーパネル&リチウムイオンバッテリー搭載モデル
ソーラーパネルを搭載したキャンピングカーも増加。
車両に設置されたソーラーパネルで発電し、リチウムイオンバッテリーに蓄電することで、長期間のオフグリッド生活が可能になっています。
これにより、電源がない場所でも電子機器を使用できるメリットがあり、アウトドア派の関心を集めていました。
キャンピングカー×テレワークの新潮流
コロナ禍をきっかけに普及したリモートワーク。
これがキャンピングカー市場にも大きな影響を与え、「ワーケーション(Work+Vacation)」を実現するモバイルオフィスキャンピングカーが続々と登場しています。
今年のショーでは、Wi-Fi完備、デスクスペース設置、快適なシート配置など、仕事環境を考慮したキャンピングカーが展示され、多くのビジネスパーソンが興味を示していました。
また、キャンピングカーならではのメリットとして、「移動時間を有効活用できる」「仕事の合間に自然を満喫できる」といった点が挙げられます。
とくにフリーランスやリモートワーカーにとっては、新たなワークスタイルとしての可能性を感じさせるものとなっています。
ペットと一緒に楽しむキャンピングカーの人気上昇
最近のトレンドとして、ペット同伴でキャンピングカーを楽しむスタイルが注目されています。
ペット用シートやスロープ、専用トイレスペースを備えた車両も登場し、「ペットと一緒に旅行を楽しみたい」という層にとって魅力的なキャンピングカーとなっています。
さらに、一部のメーカーでは、ペットの快適性を考慮し、エアコンや換気システムを強化したモデルを発表。ペットを連れての長距離移動でも安心できる設計が施されています。
ペットブームが続く中、今後も「愛犬と一緒に快適に旅ができるキャンピングカー」の需要は増えていくでしょう。
ステージイベントや表彰式のレポート|「第13回キャンピングカーアワード」受賞者は?
引用:https://www.jrva-event.com/ex/jccs/
毎年恒例の「キャンピングカーアワード」では、キャンピングカー愛好家として知られる著名人が受賞。今年は田村淳さんが受賞し、ステージでは実際に愛用しているキャンピングカーについて熱く語りました。
また、ステージではアウトドア系インフルエンサーによるトークショーや、最新キャンピングカーの開発秘話を語るセッションも開催され、来場者の関心を集めていました。
会場の雰囲気や来場者の声
会場を歩いていると、多くのキャンピングカーファンが熱心に車両をチェックし、実際に車内に乗り込んでいる姿が見られました。中には「家族での旅行用に購入を検討している」「キャンピングカーを買うのは夢だった!」といった声も。
特に子ども連れの家族に人気だったのは、ポップアップルーフ付きのミニバンキャンピングカーや、ペットと一緒に楽しめる「ドッグフレンドリーキャンパー」。各メーカーの工夫が光る展示に、多くの人が興味津々の様子でした。
まとめ
「ジャパンキャンピングカーショー2025」は、単なる車の展示会ではなく、キャンピングカーの未来を感じさせるイベントとなりました。
特に、EV化や新たなベース車両の登場、モバイルオフィスキャンピングカーなど、これまでにない動きが生まれています。「移動する家」「動く仕事場」「オフグリッドライフ」といった新しいライフスタイルの実現に向けて、今後の業界の動きにも注目が集まります。
来年の「ジャパンキャンピングカーショー2026」では、さらに進化したキャンピングカーが登場するはず。来場を検討されている方は、ぜひ最新情報をチェックしてみてください!