高頻度でキャンプを楽しみたい方には、サブスク型のキャンプ場利用がおすすめです。
サブスクサービスを利用すれば定額制でキャンプ場を利用できるため、料金を気にせず思い切りアウトドアを楽しめます。
そこで本記事では、サブスク型のキャンプ場を利用するメリット・デメリット、選ぶポイント、おすすめのキャンプ場サブスクサービスをご紹介します。
この記事でわかること
- サブスク型のキャンプ場を利用するメリット・デメリット
- サブスク型のキャンプ場を選ぶポイント
- 【エリア別】おすすめのキャンプ場サブスクサービス
サブスク型のキャンプ場を利用して費用負担を減らしたい方は、最後まで読んでみてください。
1971年北海道生まれ、旅行・サウナ・温泉・サーフィン・スノーボード・釣り・キャンプなど北海道のアウトドアを楽しむ。自らもキャンピングカーで日本縦断やアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなどを巡り、北海道ローカルが楽しむ本物の北海道の素晴らしさを世界に発信。海外同様のキャンピングカー旅文化を広げるために、現在は北海道ニュージーランド化計画を推進中
サブスク型のキャンプ場を利用する3つのメリット
サブスク型のキャンプ場を利用するメリットは大きく3つあります。
キャンプ場ヘビーユーザーにとっては魅力的な内容ばかりなので、ぜひ知っておいてください。
高頻度で利用しても料金は一定
サブスク型のキャンプ場は、月額料金を支払うことで決められた日数もしくは無制限にキャンプできるのが特徴です。
高頻度で利用しても料金は一定なので、費用負担を気にせずキャンプを楽しめます。
通常のキャンプ場は1泊2,000~5,000円程度かかり、毎週末利用する場合はそれなりの料金が必要です。
しかし、サブスク型のキャンプ場は月額制なので、何泊しても料金は変わりません。
キャンプ場ヘビーユーザーにはかなりお得なサービスと言えます。
ソロからファミリーまで選べるプラン
サブスクサービスにはさまざまなプランが用意されており、ソロからカップル、ファミリーまで好きな利用方法を選べます。
また、ソロプランでも追加料金を支払えば複数人で利用できる場合もあります。
「普段はソロキャンプだけど、家族でも利用したい」など、状況に応じてお得に利用できるのもメリットの1つです。
会員限定のイベント・サービスがある
サブスクサービスに登録すれば、会員限定のイベントやサービスを受けられることもあります。
たとえば、同伴者の料金が通常よりも割引されたり、キャンプ用品を無料レンタルできるなどさまざまです。
また、ワーケーションをする方に向けて、Wi-Fi完備のワークスペースを無料で利用できるキャンプ場もあります。
各キャンプ場ごとに内容は異なりますが、サブスクでお得に利用しながらイベント・サービスも受けられるのは大きな魅力です。
サブスク型のキャンプ場を利用する3つのデメリット
メリットを見ていると、すぐにでも登録してキャンプに出かけたいと思うかもしれません。
しかし、実際利用してみると「思っていたのと違う…」と感じる可能性もあるので、デメリットを理解しておいてください。
サブスクで利用できるキャンプ場が限られている
全国には数多くのキャンプ場が存在しているものの、サブスクで利用できるのは限られた施設のみです。
そのため、通える範囲にサブスク型のキャンプ場がないことも珍しくありません。
自宅から離れているとその分交通費もかさむため、宿泊費用以外の部分が高くなってしまいます。
サブスク型のキャンプ場は少しずつ増えていますが、自宅の近くにない場合はトータルの費用を考えて利用を検討しましょう。
曜日・人数が限定される場合もある
各サブスクサービスごとにプランはさまざまですが、利用できる曜日や人数を限定している場合もあります。
たとえば、利用できるのは平日のみだったり、ソロキャンププランは同伴不可などさまざまです。
週末にキャンプ場を利用したい場合や、その都度利用人数が変わる場合は、プラン内容に注意して選んでください。
利用頻度によっては割高になる
キャンプ場のサブスクサービスは、利用回数に関係なく月単位で料金が発生します。
当然ながら、1回もキャンプ場を利用していなくても、登録していれば同じ料金がかかるのです。
各サービスやプランによって料金は異なりますが、「毎月利用するか分からない」「利用しても月1回くらいかな」という方は、かえって割高になる可能性もあるので注意しましょう。
サブスク型のキャンプ場を選ぶ5つのポイント
サブスク型のキャンプ場を選ぶ際、大切な5つのポイントがあります。
自分に合った施設でお得にキャンプを楽しむためにも、参考にしてみてください。
利用料金は適しているか
サブスク型のキャンプ場を選ぶ際、利用料金は適しているか確認するのがポイントです。
たとえば、無制限で利用できるプランの場合、平日のみのプランなどと比べて料金は高くなります。
高頻度で利用する方にとってはお得ですが、限られた回数しか利用しない場合は割高になるかもしれません。
自分が利用する回数に対して料金が適しているか想像しながら、サービス・プランを選んでください。
利用できる日数・曜日が合うか
料金と合わせて、利用できる日数・曜日が合うかどうかも重要です。
たとえば、キャンプ場を休日に利用したい場合、休日プランや全日利用できるプランのあるサブスクサービスでなければいけません。
反対に、テレワークの場所として平日利用したい場合、平日限定プランを選べば良いです。
日数・曜日の制限がないプランは、いつでも好きなタイミングで利用できるものの、その分料金は高くなってしまいます。
自分がどれくらいの日数利用したいのか、平日・休日どちらがいいのか考えて、合うプランを選びましょう。
自宅からアクセスしやすいか
サブスクサービスに登録してキャンプ場を利用する場合、自宅からアクセスしやすいかどうかも重要です。
デメリットでも触れましたが、サブスク型キャンプ場の数はまだまだ少なく、近隣に利用できる施設がないかもしれません。
キャンプ場まで遠いと交通費は高くなってしまうので、アクセスのしやすさも意識して選ぶのがポイントです。
利用できる施設は複数あるか
各サブスクサービスごとに提携しているキャンプ場の数は異なり、1つのキャンプ場のみ利用できるタイプと複数のキャンプ場を利用できるタイプがあります。
「同じキャンプ場でじっくり楽しみたい」「毎回違うキャンプ場に出かけたい」など、どのようにキャンプ場を利用したいか希望に合わせてサブスクサービスを選んでください。
どちらのタイプを選んでも料金に大きな差はないので、日数・曜日やアクセス面がクリアできるなら、複数のキャンプ場を利用できるタイプがおすすめです。
ペットは利用できるのか
ペットとのキャンプを考えている場合、同伴OKの施設を選ばなければいけません。
ペットの利用に関しては各キャンプごとに異なるので、サブスクサービスと提携している施設に確認を取りましょう。
【エリア別】おすすめのキャンプ場サブスクサービス10選
ここからは、おすすめのキャンプ場サブスクサービスをエリア別にご紹介します。
各サブスクサービスごとの特徴、料金や利用できる日数なども詳しく解説していますので、選ぶ際の参考にしてみてください。
北海道のキャンプ場サブスクサービス
北海道は、広大な自然を身近に感じながらアウトドアを楽しめる人気のエリアです。
キャンプ場も多数あり、近年注目を集めているグランピング施設も増えてきています。
しかし、現在のところサブスクに対応したキャンプ場はありません。
今後、サブスク型のキャンプ場ができる可能性もあるので、北海道エリアのキャンプ場を利用したい方はこまめにチェックしておいてください。
東北のキャンプ場サブスクサービス
東北では、「CampleDays」というキャンプ場サブスクサービスがあります。
東北で利用できるのは宮城県のキャンプ場のみですが、日本の広い範囲に提携施設があるので、車で移動しながら巡るといった楽しみ方も可能です。
CampleDays
CampleDaysは、東北・東海・関西・四国と広い範囲に提携のキャンプ場があるサブスクサービスです。
ライト・スタンダード・アドバンスの3つのプランがあり、毎月付与される独自のCam$通貨を用いてキャンプ場を利用できます。
たとえば、月額2,500円~のライトプランは50Cam$付与されるので、月に1~3回程度キャンプを楽しめます。
Cam$は6ヶ月間有効なので、利用しない月があったとしても損になることはありません。
貯めておいて高規格な施設を利用するのもOKです。
プラン・料金 | ライトプラン(50Cam$):2,500円/月 スタンダード(150Cam$):5,800円/月 アドバンス(300Cam$):11,000円/月 | ||
利用できる日数 | 日数制限なし(所有Cam$の範囲内で利用可能) | ||
利用できる曜日 | 平日または特定の休日(提携キャンプ場ごとに要確認) | ||
キャンプ場所在地 | 宮城県・岐阜県・滋賀県・京都府・兵庫県・奈良県・高知県 |
関東のキャンプ場サブスクサービス
関東エリアには2つのサブスクサービスがあります。
都心からも通える範囲にキャンプ場があるので、毎週末のリフレッシュにもおすすめです。
Outdoor Life
Outdoor Lifeは、東京・千葉・神奈川・埼玉・栃木・山梨に提携キャンプ場があるサブスクサービスです。
ソロキャンプとデュオキャンプのプランが用意されており、日数・曜日の制限なくキャンプ場を利用できます。
また、利用頻度が少なめの方に向けて、月2泊まで利用できるソロキャンプライトプランも用意されています。
プラン・料金 | ソロキャンププラン:6,000円/月 デュオキャンププラン:8,000円/月 ソロキャンプライトプラン:2,900円/月 | ||
利用できる日数 | ソロキャンププラン・デュオキャンププラン:制限なし ソロキャンプライトプラン:2泊まで/月 | ||
利用できる曜日 | 制限なし(キャンプ場ごとに要確認) | ||
キャンプ場所在地 | 東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県・栃木県・山梨県 |
千葉ウシノヒロバ
千葉ウシノヒロバは、千葉市若葉区の牧場に隣接するキャンプ場です。
月々2,970円で無制限に利用できる定額プランが用意されており、ゆったりと暮らす牛を観察できたり、収穫体験やものづくりワークショップなど子供から大人まで楽しめるのが魅力です。
プラン・料金 | キャンプし放題1人:2,970円/月(29,700円/年) | ||
利用できる日数 | 無制限 | ||
利用できる曜日 | 牧場開園日の木~日曜日はいつでも利用可能 | ||
キャンプ場所在地 | 千葉県 |
甲信越のキャンプ場サブスクサービス
甲信越エリアには、4つのサブスクサービスがあります。
キャンプ場が多いエリアでもあり、施設ごとにさまざまな特色が表れています。
CAMP LIFER
CAMP LIFERは、ソロキャンパー向けの平日限定サブスクサービスです。
提携しているキャンプ場はどれもキャンパーの間で人気の施設で、南信州を中心に7か所あります。
利用できる期間は9~11月末までの3か月間で、登録できる人数も70人と限られているのが特徴です。
プラン・料金 | 平日サブスクプラン:5,000円/月(15,000円/3ヶ月) | ||
利用できる日数 | 上限なし | ||
利用できる曜日 | 平日限定 | ||
キャンプ場所在地 | 長野県 |
CAMP SPACE DOSHI 2.0
CAMP SPACE DOSHI 2.0は、山梨県道志にある開拓型キャンプ複合スペースです。
ソロ・ペアの2つのプランがあり、メンバーになれば日数や曜日関係なくいつでも利用できます。
また、子供は無料で利用できるため、ペアプランの料金を支払えば家族での利用も可能です。
メンバー同士で場内を開拓するなど他のキャンプ場とは一味違った特徴があるので、キャンプ仲間を作りたい方にもおすすめです。
プラン・料金 | ソロプラン:3,000円/月 ペアプラン:4,000円/月 | ||
利用できる日数 | 制限なし (フィールドサイズの関係で利用できる組数の上限あり) | ||
利用できる曜日 | 制限なし (フィールドサイズの関係で利用できる組数の上限あり) | ||
キャンプ場所在地 | 山梨県 |
CAMP SPACE DOSHI 2.0の公式サイトはこちら
FREE ART FIELD
FREE ART FIELDは、新潟県燕市国上にあるサブスク型キャンプ場です。
ソロキャンプとファミリーキャンプの2つのプランがあり、どちらも24時間365日利用可能です。
一般的なキャンプ場とは違って場内は開拓発展途上なので、会員同士で創り上げていく楽しみも味わえます。
プラン・料金 | ソロプラン:3,000円/月 ペアプラン:4,000円/月 | ||
利用できる日数 | 制限なし | ||
利用できる曜日 | 制限なし | ||
キャンプ場所在地 | 新潟県 |
晴家村~Hallelujah-Village~
晴家村~Hallelujah-Village~は、少人数村民制を取り入れている開拓型のキャンプ場です。
サブスクプランは平日専用と全日専用の2つがあり、別料金を支払えば家族専用エリアの利用もできます。
体験キャンプをしなければ村民登録できないので、自分に合うか確認してから利用を開始できるのも嬉しいポイントです。
プラン・料金 | 平日専用村民:3,000円/月 全日専用村民:5,000円/月 | ||
利用できる日数 | プランに順ずる | ||
利用できる曜日 | プランに順ずる | ||
キャンプ場所在地 | 山梨県 |
晴家村~Hallelujah-Village~の公式サイトはこちら
東海のサブスク型キャンプ場
東海エリアのサブスク型のキャンプ場は、三重県の「WOODs LAND Mio」のみです。
少人数制で、現在は登録の順番待ちが出ているほど人気があります。
WOODs LAND Mio(ウッズランドミオ)
WOODs LAND Mioは、三重県津市美杉町にあるサブスク型のキャンプ場です。
会員になれば24時間365日自由に利用でき、道具のレンタルやイベント参加、地域店舗のサービスを受けられることもあります。
会員数は50名までと限られており、現在は上限に達しているため順番待ちの状態です(2023年3月時点)。
プラン・料金 | ソロプラン:3,000円/月 (家族を同伴する場合は+2,000円) | ||
利用できる日数 | 制限なし | ||
利用できる曜日 | 制限なし | ||
キャンプ場所在地 | 三重県 |
関西のサブスク型キャンプ場
関西エリアには、「Camp Essence」というサブスクサービスがあります。
兵庫県を中心に7つのキャンプ場を利用できるので、色々な施設を楽しみたい方におすすめです。
Camp Essence
Camp Essenceは、兵庫・京都にある7つのキャンプ場を平日に利用できるサブスクサービスです。
ソロ・デュオの2つのプランがあり、どちらも1ヶ月か6ヶ月を選んで登録できます。
追加料金を支払えば同伴者も利用できるので、その都度さまざまな楽しみ方が可能です。
プラン・料金 | ソロキャンプ1ヶ月プラン:6,000円/月 ソロキャンプ6ヶ月プラン:30,000円 デュオ1ヶ月プラン:11,000円/月 デュオ6ヶ月プラン:54,000円 | ||
利用できる日数 | 制限なし(6~11月末までの期間) | ||
利用できる曜日 | 平日(6~11月末までの期間) | ||
キャンプ場所在地 | 兵庫・京都 |
九州・沖縄のサブスク型キャンプ場
沖縄エリアには現在サブスク型のキャンプ場はありませんが、九州エリアには棚田を利用した「タカチホ棚田キャンプ」があります。
通常のキャンプ場にはない絶景を楽しめるのが特徴です。
タカチホ棚田キャンプ
タカチホ棚田キャンプは、宮崎県高千穂町の棚田を利用したキャンプ場です。
日本の棚田100選にも選ばれている絶景の場所で、稲作をしない冬の間のみキャンプを楽しめます。
申し込みをすれば、利用予約をしなくてもいつでも利用可能です。
プラン・料金 | ソロ+プラン:20,000円/1クール(会員1名+同伴者1名まで利用可) グループ プラン:25,000円/1クール(会員1名+同伴者4名まで利用可) | ||
利用できる日数 | 制限なし | ||
利用できる曜日 | 制限なし | ||
キャンプ場所在地 | 宮崎県 |
まとめ
キャンプ場ヘビーユーザーにとって、毎回の宿泊料は大きな出費になります。
キャンプ場のサブスクサービスを利用すれば定額でお得に利用できるので、本記事でご紹介したサービスの利用を検討してみてください。
設備の整ったキャンプ場から開拓しながら楽しめるキャンプ場までさまざまな施設があるので、自分のキャンプスタイルに合わせて選びましょう。