釣り好きの方であれば、一度はキャンピングカーで釣りに出かけたいと考えたことがあるのではないでしょうか。
しかし、いざ出かけたいと思っても、「快適に楽しめるか不安」「どんな車種を選べばいいの」など迷うと思います。
そこで本記事では、キャンピングカーで釣りに出かける魅力と注意点、おすすめのキャンピングカーをご紹介します。
この記事でわかること
- キャンピングカーで釣りに出かける魅力とは?
- キャンピングカーで釣りに出かける際の注意点
- 釣りに最適!おすすめキャンピングカー5選
1971年北海道生まれ、旅行・サウナ・温泉・サーフィン・スノーボード・釣り・キャンプなど北海道のアウトドアを楽しむ。自らもキャンピングカーで日本縦断やアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなどを巡り、北海道ローカルが楽しむ本物の北海道の素晴らしさを世界に発信。海外同様のキャンピングカー旅文化を広げるために、現在は北海道ニュージーランド化計画を推進中
キャンピングカーで釣りに出かける魅力とは?
キャンピングカー×釣りは相性が良いと言われていますが、どんな魅力があるのでしょうか。
ここでは、普通車にはないキャンピングカーならではの魅力を5つご紹介します。
1.前夜に出発しても快適
釣りは、夜明けから日の出までの前後1時間が最も釣れると言われており、釣り用語で「朝マズメ」と呼ばれています。
釣り好きの方は、朝マズメを狙って夜中から出かけることが多いのではないでしょうか。
キャンピングカーであれば、前夜に出発して車内で仮眠が取れるため、夜中無理に出かけなくても朝マズメの時間に釣りを開始できます。
また、ベッドでしっかりと睡眠できるため、万全の体制で釣りを楽しめるでしょう。
2.釣った魚を車内で調理・保存できる
キッチンスペースを搭載しているキャンピングカーは、釣った魚をその場で調理でき、新鮮なうちに食べられます。
また、冷蔵庫があれば鮮度を保ったまま保存できるため、自宅に持ち帰って家族にふるまうなども可能です。
普通車は、調理器具やクーラーボックスなどを別途用意しておかなければいけませんが、キャンピングカーの場合、車内に搭載されているため快適に使用できます。
3.トイレの心配がない
トイレを搭載しているキャンピングカーであれば、長時間の釣りも安心して楽しめます。
海や川などで釣りをする場合、近くにトイレが無かったり、トイレはあるものの清掃されておらず汚いといった問題があるでしょう。
とくに、女性や子どもはトイレを心配する方が多いと思います。
家族連れで釣りに出かける場合も、トイレを探す必要がないのはキャンピングカーならではの魅力です。
4.水道設備がある
釣りはエサを用意したり、釣れた魚を触るなど手が汚れがちです。
キャンピングカーの車内に水道設備があれば、わざわざ手洗い場やトイレなどに行かなくてもさっと洗えます。
また、車種によっては車外にシャワーを搭載しているタイプもあるため、使用後の釣り道具などをその場で洗ってからしまえます。
車内に汚れを持ち込まずに清潔に保てるのも魅力の一つでしょう。
5.釣り道具の収納がしやすい
キャンピングカーは普通車に比べて車内空間が広く、釣り道具をしっかりと収納できます。
車外に収納スペースが設置してあるタイプもあるため、臭いや汚れを気にせず運搬可能です。
キャンピングカーで釣りに出かける際の2つの注意点
キャンピングカーで釣りに出かける魅力はたくさんありますが、周りの方の迷惑にならないよう注意点を知っておきましょう。
駐車場所を守る
釣りに限らず、キャンピングカーで出かける場合は駐車場所を気にしておかなければいけません。
とくに、車体が大きいタイプは、普通車用のスペースには停められないこともあるため注意が必要です。
また、釣り場の近くまでキャンピングカーで行ける場合と、離れた駐車場に停めて歩いて釣り場まで行く場合があります。
必ず決められた場所に駐車し、ルールを守って楽しみましょう。
キャンピングカーの駐車場選びについては、下記の記事で詳しく解説しています。
どこでも車中泊できるわけではない
前夜から出発する場合、どこでも車中泊ができるわけではありません。
短時間の仮眠であれば、近くの道の駅や釣り場の駐車場などでも問題ありませんが、車中泊など長時間の駐車はマナー違反です。
他の方の迷惑になるので、車中泊する際はキャンプ場やRVパークなど、所定の場所で行うようにしましょう。
また、場所によってはキャンピングカーの駐停車自体を禁止していることもあります。
トラブルにならないためにも、事前に調べておくのがおすすめです。
釣りに最適!おすすめキャンピングカー5選
近年、釣りに特化したキャンピングカーが各社から販売されています。
ここでは、おすすめの5つを見てみましょう。
コルドランディ|バンテック
参照:北海道ノマドレンタカー
バンテック社が手がける「コルドランディ」は、釣りだけでなくあらゆるアウトドアに特化した1台です。
車内のエントランスからリビングにかけての床は、FRPという強化プラスティックでできており、土足で入っても水でさっと汚れを落とせます。
また、車外からもシャワールームに入れるため、釣りの汚れを車内に持ち込むことがありません。
広いキッチンや冷蔵庫を搭載しており、釣った魚の調理・保管もできます。
ベース車両はキャブコンで、居住空間も広いため、家族での利用におすすめです。
コンフォートエディション フィッシングスタイル|ユーアイビークル
ユーアイビークルと、釣り具メーカーのシマノが共同開発した「コンフォートエディション フィッシングスタイル」は、釣り好きのための1台です。
釣り竿専用のロッドホルダーは12本まで収納可能で、さまざまなタイプに対応しています。
また、荷物を楽々出し入れできるスライドフロアは、最大300kgまで積載できるため、荷物が多い方でも安心です。
釣りに特化した装備が複数搭載されており、「釣り専用ハイエース」とも呼ばれています。
キャブコンに比べると居住空間は少し狭くなるため、ご夫婦やカップルでの利用がおすすめです。
つれるんだー|オートワン
参照:オートワン
軽キャンパー専門店のオートワンが手がける「つれるんだー」は、ユニークな名前が興味を惹く釣り専用キャンピングカーです。
釣り竿ホルダーやライフジャケットを吊るすハンガーラックなど、コンパクトでありながらさまざまな工夫が施されています。
屋根部分にはルーフキャリアが設置されているため、車内に載せきれない大型のものでも積載可能です。
2名まで就寝できますが、釣り用具が多い方の場合は1名での利用がおすすめです。
GEAI Angler MODEL|MDN MADONNA
参照:くるびー
MDN MADONNAが手がける「GEAI Angler MODEL」は、快適に釣りを楽しむための要素をすべて詰め込んだ1台です。
釣り竿用の収納棚や、大型のクーラーボックスを収納できるスペースなど、釣り道具が多い方でも安心の広さがあります。
また、床材には濡れても滑りにくいクッションフロアを採用しており、見た目はもちろん機能性も良いのが魅力です。
ベース車両はハイエースで、大人2名でもゆったりと使用できます。
釣りエースⅡ|ダイレクトカーズ
参照:TSURIACEⅡ
ダイレクトカーズが手がける「釣りエースⅡ」は、もっと釣りを楽しむをコンセプトにした釣り好きのための1台です。
天井付近の壁には、最大8本収納できるロッドホルダーが左右に搭載されていたり、ルアーを飾って収納できるショーケースなどもあります。
また、床下にはステンレス製の大きなボックスを装備しており、釣りあげた魚はもちろん、汚れが気になる釣り道具も入れておけます。
ベース車両はハイエースで、収納スペースも多いため、釣り道具をたくさん積み込みたい方におすすめです。
まとめ|キャンピングカーで釣りを思う存分楽しもう!
本記事では、キャンピングカーで釣りに出かける魅力や注意点、おすすめの3台をご紹介しました。
キャンピングカー×釣りは相性抜群で、釣りの楽しさをさらにアップしてくれます。
車種ごとに家族向きや単身向きなどタイプが分かれるため、自分がどんな風に釣りを楽しみたいか、荷物はどれくらいあるかなど想像して選ぶのがおすすめです。
レンタカーなども活用しながら、ぜひキャンピングカーで釣りを楽しんでください。