キャンピングカーを購入する際、駐車場所をどうしようか迷う方は少なくありません。
車体の大きさから、「ガレージに停められるの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
そこで本記事では、キャンピングカーはガレージに停められるのか、ガレージを探す方法、ガレージ以外の駐車場所をご紹介します。
この記事でわかること
- キャンピングカーはガレージに停められる?
- キャンピングカーが入るガレージを探す3つの方法
- ガレージに入らない場合の駐車場所3選
キャンピングカーをガレージに停めたいと考えている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
1971年北海道生まれ、旅行・サウナ・温泉・サーフィン・スノーボード・釣り・キャンプなど北海道のアウトドアを楽しむ。自らもキャンピングカーで日本縦断やアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなどを巡り、北海道ローカルが楽しむ本物の北海道の素晴らしさを世界に発信。海外同様のキャンピングカー旅文化を広げるために、現在は北海道ニュージーランド化計画を推進中
キャンピングカーはガレージに停められる?
キャンピングカーは、乗用車と比べて長さ・幅・高さともに大きいため、ガレージに停められるのか疑問に思う方は多いでしょう。
もちろん、軽キャンパーやバンコンなど、車体が比較的コンパクトなタイプは通常サイズのガレージにも停められます。
しかし、キャブコンなどの車体が大きいタイプは、サイズの大きな専用ガレージでなければ停めるのは難しいです。
ガレージの高さは3m以上必要
サイズの大きいキャンピングカーをガレージに停める場合、最低でも高さ3m以上は必要と言えます。
たとえば、キャブコンの場合のサイズ比較は以下です。
キャブコンの平均サイズ | 長さ5m・幅2.2m・高さ3m |
一般的なガレージの平均サイズ | 長さ5m・幅2.5m・高さ2~2.4m程度 |
ガレージのサイズに特別な決まりはないため、目安よりも小さかったり大きかったりとさまざまです。
しかし、乗用車用の一般的なガレージは上記サイズを目安に設計されていることが多いため、キャンピングカーを停めるのは物理的に無理でしょう。
キャンピングカーを停められるガレージを探す3つの方法
実際に、キャンピングカーが停められるガレージを探す方法を3つご紹介します。
インターネットなどで調べても、なかなか大きなガレージが見つからない場合は参考にしてみてください。
キャンピングカー購入店に相談する
自宅の近くでキャンピングカーを購入する場合、ガレージについても合わせて相談しておくのがおすすめです。
キャンピングカーを扱っている店舗であれば、ガレージについても情報を知っている可能性が高いため、一番確実な方法と言えるでしょう。
しかし、基本的に店舗が知っているのは周辺情報のみなので、自宅から離れている場合は情報を得られないこともあります。
地元の不動産会社に相談する
キャンピングカー購入店が自宅から離れていて情報を得られなかった場合、地元の不動産会社に相談する方法も有効です。
とくに、地元に古くからあるような不動産会社であれば、インターネットに掲載されていない個人所有のガレージ情報を知っていることもあります。
自宅近くの不動産会社に出向き、キャンピングカーのサイズを伝えたうえで合うガレージがあるか相談してみてください。
自宅に設置する場合は専門店に相談する
自宅の敷地に余裕がある場合、後からガレージを設置する方法もあります。
設置する場合は、倉庫やガレージなどを扱う専門業者に相談してみると良いでしょう。
ガレージにはさまざまな種類があり、シンプルなタイプから2階部分に荷物を収納できるようなタイプもあります。
また、水道と排水溝を設置し、ガレージで直接給排水ができるようにするなど自由度も高いため、必要な設備を検討してから設置してみてください。
ただ、キャンピングカーが入るガレージとなれば、通常よりもかなり大きくなります。
大きい分鉄骨などの材料も多く必要なので、費用は高くなると理解しておきましょう。
まずは、専門業者に見積もりを取るのがおすすめです。
ガレージ以外の駐車場所3選
キャンピングカーを停められるガレージがない場合、他の駐車場所も検討しましょう。
ここでは3つの駐車場所をご紹介します。
平面式駐車場にとめる
平面式駐車場は青空駐車場とも呼ばれており、屋根や壁がない駐車スペースを指します。
平面式駐車場であれば、高さなどの制限がないため、ある程度のスペースを確保できればキャンピングカーでも問題なく駐車可能です。
自宅に駐車スペースがない場合も、近隣の月極駐車場などを借りて停めると良いでしょう。
ただし、自宅以外で駐車場を探す場合、車庫証明を取るためにも自宅からの直線距離が2km以内の場所でなければいけません。
条件を満たして特例措置を受けられれば、自宅から離れている駐車場でも停められますが、自宅近くの駐車場から探すようにしましょう。
車庫証明に関しては以下記事でも詳しく紹介していますので、合わせて読んでみてください。
自宅にカーポートを設置して駐車する
カーポートは、屋根と柱だけの簡易的な駐車スペースを指します。
壁がないため、雨風にさらされやすいといったデメリットはあるものの、ガレージと比べて安く設置でき、スペースもあまり取らないのが特徴です。
平面式駐車場のように常に日光があたるわけではないため、キャンピングカーへのダメージも軽減してくれます。
ガレージを設置するほどのスペースはないものの、屋根は欲しいという方はカーポートという選択肢もおすすめです。
ガレージと同様、設置場所に合わせてさまざまなタイプから選べるため、自宅に合うカーポートを選んでください。
モータープールを利用する
自宅に駐車スペースがなかったり、近隣にキャンピングカーを停められるような大きなガレージがないこともあるでしょう。
探しても見つからない場合は、キャンピングカービルダーなどが運営しているモータープールを利用するのも一つの手です。
モータープールは、キャンピングカーのために用意されているサービスで、駐車できるだけでなく、給排水用のダンプステーションが併設されていることもあります。
定期的にメンテナンスをしてくれるモータープールもあるため、自分で管理するのが不安な方にもおすすめです。
ただし、モータープールは車体の長さが5.7m以上あるか、幅が1.9m以上なければ利用できません。
また、8ナンバーを取得していることも条件に含まれるため、利用したい場合は事前に確認しておきましょう。
モータープールであれば、自宅から2km以上離れていても車庫証明を取れるので、活用してみてください。
まとめ|キャンピングカー購入と合わせてガレージも検討しよう!
本記事では、キャンピングカーはガレージに停められるのか、ガレージを探す方法、ガレージ以外の駐車場所をご紹介しました。
キャンピングカーを停められる大きなガレージは数も限られているため、探しても見つからないことが多いでしょう。
キャンピングカーを購入する場合は、事前にガレージも調べることをおすすめします。
駐車場所の確保が難しい場合は、所有ではなくレンタカーの活用も検討してみてください。