キャンピングカーの旅を安心・安全に楽しむために保険への加入は必要不可欠です。
しかし、どんな保険が必要で保険料がいくらかかるのか分からない方が多いと思います。
車体が大きいから、保険にかかる費用も高いのではと不安な方もいらっしゃるでしょう。
そこで本記事では、キャンピングカーの保険の種類や保険料の目安について解説します。
この記事でわかること
- 燃費をよくするための3つポイント
- 【燃費に影響】車を選ぶ際の注意点
キャンピングカーの保険について気になる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
1971年北海道生まれ、旅行・サウナ・温泉・サーフィン・スノーボード・釣り・キャンプなど北海道のアウトドアを楽しむ。自らもキャンピングカーで日本縦断やアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなどを巡り、北海道ローカルが楽しむ本物の北海道の素晴らしさを世界に発信。海外同様のキャンピングカー旅文化を広げるために、現在は北海道ニュージーランド化計画を推進中
加入義務がある「自賠責保険」
自賠責保険は、キャンピングカーに関わらず車を持っている方は必ず加入しなければいけない保険です。
別名「強制保険」とも言われており、基本的に車検の度に更新されます。
加入せずに車を運転すると、50万円以下の罰金または、1年以下の懲役+違反点数6点・免許停止処分が課せられ、車検も受けられません。
自賠責保険は万が一の事故の際に被害者を救済するための保険で、対人事故の損害賠償のみを補償してくれます。
事故により相手の車を傷つけたり、自分のキャンピングカーが壊れてしまったとしても自賠責保険では補償されないので注意が必要です。
任意で加入する「自動車保険」
自賠責保険と違い、任意で加入できるのが自動車保険です。
任意保険ですが、車を運転される方の多くが加入しており、自賠責保険で補償されない対物や賄いきれない損害賠償などを補うためにあります。
自動車保険と一括りにいっても内容はさまざまで事故の際に相手への補償ができる「賠償責任保険」、自分の補償ができる「傷害保険」、自分の車の補償ができる「車両保険」の大きく3つに分けられます。
自動車保険の種類
- 賠償責任保険
- 傷害保険
- 車両保険
賠償責任保険
賠償責任保険は、万が一事故をおこしてしまった際に相手への補償ができる保険です。中身としては「対人賠償保険」と「対物賠償保険」の2つがあります。
自賠責保険では補償される限度額が決まっており、死亡事故の場合で被害者の方1名につき3,000万円なので、賄いきれない損害賠償などを補うために対人賠償保険が用意されています。
また、自賠責保険は対人のみのため、対物賠償保険に加入していれば相手の車や家の壁など物に対する補償も可能です。
対人賠償保険・対物賠償保険は高額な賠償責任に備えるため無制限でかけるのが一般的とされています。
傷害保険
傷害保険には、「人身傷害補償保険」「搭乗者傷害保険」「自損事故保険」「無保険車傷害保険」の4つがあります。
人身傷害補償保険・搭乗者傷害保険は、事故の際に自分や同乗者のケガの治療費などを補償してくれる保険で、保険金を早く受け取れるという特徴があります。
自損事故保険は、自分が単独でおこしてしまった事故に対して保険金を受け取れるものです。
また、無保険車傷害保険は、事故の加害者が保険に加入していなかったり補償内容が十分でない場合に保険金を受け取れます。
自損事故保険・無保険車傷害保険は、基本的には自動で適用される保険です。
車両保険
車両保険は自分の車に対する保険で、事故の故障だけでなく盗難などでも保険金を受け取れます。
また、自然災害で車が故障した場合も対象です。
人によって加入するしないはさまざまですが、加入する際は補償金額の上限がいくらか確認しておく必要があります。
キャンピングカー車両の特殊性から、補償金額は500~1,000万円にされていることが多いですが、より高額なキャンピングカーの場合は賄いきれない場合もあります。
この場合は上限額が、1,000万円以上の保険を検討すると安心です。
キャンピングカーにかかる保険料の目安
自賠責保険と自動車保険の保険料はいくらかかるのでしょうか。
ここでは、それぞれの保険料の目安について見てみましょう。
自賠責保険
自賠責保険は、車種ごとに保険料が変わります。
車種(ナンバー) | 保険料 |
普通乗用車(3ナンバー) | 27,840円 |
軽自動車(5・7ナンバー) | 26,370円 |
特種用途自動車(8ナンバー) | 34,900円 |
特種用途自動車 軽自動車 | 16,850円 |
キャンピングトレーラー | 5,120円 |
キャンピングカーは多くの場合8ナンバーに該当するため、車検がある2年に1回軽キャンパーなどは16,850円、バンコンやキャブコンなどは34,900円が必要です。
また、キャンピングトレーラーの場合はサイズにかかわらず車検の度に5,120円かかります。
自動車保険
自動車保険は、加入する保険会社やどんな補償をつけるかで保険料が大きく変わります。
また、加入者の免許の色や等級でも支払う額が変わるので、あらかじめ保険会社などで見積もりを出してもらうと安心です。
キャンピングカー購入時に保険を合わせて提案してもらえる場合があるので、購入するキャンピングカーに合った保険に加入するのも良いでしょう。
一例として、キャブコン(8ナンバー)の自動車保険料をご紹介します。
免許証 | 保険の内容 | 保険料 |
ゴールド 20等級 | 運転者が30歳以上限定 | 年間73,000円程度 |
対人、対物補償無制限 | ||
車両保険(上限890万円) |
あくまで目安ですが、上記内容で年間73,000円程度の保険料がかかります。
車両保険の上限が変わると保険料も大きく変わることがあるので、キャンピングカーの金額に応じて変更してください。
1日自動車保険
レンタカーの利用が増えていることから、各保険会社で1日保険やちょいのり保険というものが用意されています。
名前の通り1日だけでも加入でき、キャンピングカーをレンタルする数日間だけの利用も可能です。
キャンピングカーのレンタル時に合わせて加入できることもあるので、気になる方は利用前に問い合わせてみてください。
まとめ
本記事では、キャンピングカーの保険の種類や保険料の目安について解説しました。
旅を安心して楽しむためにも、保険への加入は必須です。
キャンピングカーに合わせて補償内容をしっかりと確認し、万が一の時に困らないようにしましょう。