キャンピングカーで長期間の旅行を考えている場合、洗濯をどうするか迷うのではないでしょうか。
「キャンピングカー旅行中の洗濯は手間がかかりそう」と感じるかもしれませんが、必要アイテムさえ揃えれば、意外と手軽に洗濯できるのです。
そこで本記事では、キャンピングカー旅行中に洗濯物を洗う方法や洗濯に必要なアイテム、乾かす方法などを具体的にご紹介します。
この記事でわかること
- キャンピングカー旅行中に洗濯物を洗う方法
- キャンピングカー旅行中の洗濯に必要なアイテムとポイント
- 洗濯後の衣類を乾かす方法
洗濯方法・アイテムを知って快適なキャンピングカー旅行をしたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
1971年北海道生まれ、旅行・サウナ・温泉・サーフィン・スノーボード・釣り・キャンプなど北海道のアウトドアを楽しむ。自らもキャンピングカーで日本縦断やアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなどを巡り、北海道ローカルが楽しむ本物の北海道の素晴らしさを世界に発信。海外同様のキャンピングカー旅文化を広げるために、現在は北海道ニュージーランド化計画を推進中
キャンピングカー旅行中に洗濯物を洗う4つの方法
キャンピングカー旅行中に洗濯をする場合、真っ先に思いつくのはコインランドリーでしょう。
しかし、コインランドリー以外にも洗濯できる方法はあるので、旅のプランに合わせて選ぶのがおすすめです。
ここでは、大きく4つの洗濯方法をご紹介します。
1.ポータブル洗濯機
小型で持ち運びできるポータブル洗濯機は、キャンピングカー旅行にもぴったりな洗濯方法です。
脱水まで自動で行ってくれるタイプや、折りたたみ式のタイプなどさまざまな種類があり、どれもキャンピングカーに搭載してあるポータブル電源で使用できます。
道中にコインランドリーを探さなくても、車内に積んでおけば好きなタイミングで洗濯が可能です。
ただ、一度に洗濯できる量は限られるため、「家族全員分の衣類をまとめて洗いたいんだけど…」という方には向きません。
少人数分の洗濯や小物類の洗濯におすすめです。
2.キャンプ場・RVパーク
キャンプ場やRVパークには、洗濯機や乾燥機が設置されていることもあります。
立ち寄った際に利用すれば、遊んでいる間や食事をしている間などに洗濯を終わらせられるのが魅力です。
洗濯機・乾燥機が設置されているかどうかは施設ごとに異なるので、利用したい場合は事前に確認するようにしましょう。
洗濯のタイミングに合わせてキャンプ場やRVパークを利用すれば、旅の時間を削ることもありません。
3.コインランドリー
コインランドリーは年々数が増えているため、旅の途中でも店舗を探しやすいです。
また、郊外であれば広い駐車場を完備しているコインランドリーも多く、キャンピングカーも安心して駐車できます。
しかし、洗濯から乾燥までは最低でも1時間程度かかり、終わるまで出発できません。
頻繁に利用すると料金もかさむため、「小さい洗濯物はポータブル洗濯機」「大きい洗濯物はコインランドリー」など、上手く組み合わせて利用するのがおすすめです。
4.手洗い
洗濯物が少量で「ポータブル洗濯機を使うほどでもないな」という場合、手洗いするのも方法の1つです。
タオルや靴下、下着であれば少量の水で手洗い・すすぎができ、車内に干していても一晩程度で乾きます。
こまめに洗えば洗濯回数を減らすことにもつながるので、時間の有効活用になります。
キャンピングカー旅行中の洗濯に必要なアイテム8選
キャンピングカー旅行中の洗濯に必要なアイテムを、具体的に8つご紹介します。
どの洗濯方法にするのかで必要な物は変わるので、自分に合うアイテムを用意してみてください。
1.ポータブル洗濯機
先述したように、小人数分の洗濯や小物類の洗濯にはポータブル洗濯機があると便利です。
電源を確保できれば場所を気にせず洗濯できるので、キャンピングカーでよく旅行する場合は積んでおくと良いでしょう。
①コンパクト折り畳み洗濯機 SY-135
コンパクトながら、洗浄・排水・脱水まで行えるポータブル洗濯機です。
使わない時は折り畳んで厚み10cm程度にできるため、限られた車内スペースも圧迫しません。
遠心力を利用した洗浄・脱水は汚れを綺麗に落としてくれるので、自宅の洗濯機と同じような感覚で衣類を洗えます。
②ドウシシャ 折りたためる洗濯機
水と洗濯洗剤を入れてスイッチを押すだけのシンプルなポータブル洗濯機です。
標準モード・デリケートモードと2つの洗濯方法が選べ、10分間の自動運転機能も搭載されています。
洗浄機能のみなので、排水・脱水は手動で行わなければいけませんが、安くポータブル洗濯機を購入したい方におすすめです。
③CAMFY コンパクト全自動温水洗濯機
CAMFY コンパクト全自動温水洗濯機は、ポータブル洗濯機では珍しい温水で洗浄できるポータブル洗濯機です。
7つのコースから選んで洗濯できるため、汚れの度合いに合わせて適切な洗浄ができます。
専用のポンプキットを接続しておけば、車内でも給排水が行えるので、自宅の洗濯機のような感覚で使用可能です。
折り畳みはできないので、ある程度スペースが確保できるキャブコンなどにおすすめと言えます。
2.洗濯洗剤
当然ですが洗濯には洗剤も必要なので、自宅で使用している物を小分けにして持参しましょう。
ただ、コインランドリーを利用する場合、洗剤は自動で投入されるため用意しなくても問題ありません。
3.ハンガー&ピンチハンガー
洗濯後の衣類を乾かす際は、ハンガー&ピンチハンガーが必要です。
とくに、ピンチハンガーは小物類をまとめて干せるので、乾かす場所が限られる旅行中にもぴったりと言えます。
折り畳み式や小型タイプなどさまざまな種類があるので、車内に収納しやすいタイプを選んでください。
乾燥機を利用する場合は必要ありませんが、ポータブル洗濯機や手洗いを検討している場合は用意するのがおすすめです。
4.折り畳み式物干し
車外で洗濯物を乾かす際、折り畳み式の物干しがあると便利です。
タオルハンガーやパラソルハンガーなど、選ぶタイプで干せる洗濯物の量も異なるので、人数に合わせて選んでください。
ただ、車外で干す場合は盗難などの危険もあるため、目の届く範囲に設置する必要があります。
また、事前に車外で乾かす許可を得なければいけないので、勝手に干さないように注意しましょう。
5.ランドリーバッグ
キャンピングカー旅行中は毎日洗濯をするわけではないので、洗濯物を入れておくランドリーバッグがあると便利です。
ランドリーバッグにまとめておけば、コインランドリーやキャンプ場の洗濯スペースを利用する際もさっと運べます。
使わない時は畳んでしまえるので、大きめの物を1つ用意しておくと良いでしょう。
ビニール製であれば、濡れている洗濯物を入れても水漏れしないのでおすすめです。
6.洗濯ネット
色柄物や下着など分けて洗濯したい場合は、洗濯ネットの活用がおすすめです。
洗濯ネットは中身が見えないタイプもあるので、コインランドリーや共有の洗濯スペースを利用する際の目隠しにもなります。
必須アイテムではないものの、場所を取るわけではないので用意しておくと何かと便利です。
7.物干しロープ
折り畳み式物干しではなく物干しロープでも洗濯物を乾かせるので、収納スペースが限られる場合は検討してみてください。
物干しロープは車外・車内問わず、固定できるところがあればどこでも設置できます。
重たいものを干すとロープがたるむといった難点はありますが、手軽に用意できるアイテムです。
8.バケツ
小物類を手洗いする場合、水の使い過ぎを防ぐためにもバケツがあると便利です。
バケツも折り畳めるタイプが販売されているので、コンパクトなタイプを選んで用意しておきましょう。
洗濯後の衣類を乾かす方法は?
洗濯方法・必要アイテムと合わせて、衣類を乾かす方法もご紹介します。
旅行中は干せるスペースが限られるものの、効率良く乾かさなければと旅の時間を削ることにもつながるため、3つの方法を参考にしてみてください。
車外に物干しを設置して乾かす
キャンプ場やRVパークを利用する場合、車外に折り畳み式の物干しを設置して乾かすのがおすすめです。
季節にもよりますが、暖かい時期であれば半日程度で乾くので、家族分の洗濯物もまとめて乾かせます。
また、お金もかからず、食事や遊んでいる時間を活用して乾かせるのも嬉しいポイントです。
ただし、先述したように盗難の注意と施設に許可を取ることは忘れないでください。
RVパークはスペースが限られる分、車外で洗濯物を干す行為を禁止していることも多いので、事前に確認しましょう。
車内に物干しロープを取り付けて乾かす
雨天時や施設で禁止されていて車外に洗濯物を干せない場合は、車内で乾かすのも1つです。
車外よりも時間はかかるものの、天井部分やサイドに物干しロープを取り付ければ、車内でも問題なく乾かせます。
加湿の役割も果たしてくれるので、乾燥が気になる冬場などはあえて車内で干すのも良いです。
乾燥器を利用する
車外・車内ともに乾かすスペースがない、洗濯物の量が多いといった場合は、乾燥機を利用しましょう。
乾燥機はコインランドリーや一部のキャンプ場・RVパークに設置されていて、10分100円程度で利用できます。
20~30分程度利用すれば完全に乾かせるので、短時間で乾かしたい場合は乾燥機がおすすめです。
ただ、乾燥だけでも1回200~300円かかり、終わるまでは待機しなければいけません。
キャンピングカー旅行中に洗濯する際の3つのポイント
キャンピングカー旅行中に洗濯する際のポイントは大きく3つです。
車外で乾かす場合は許可が必要
繰り返しになりますが、車外で洗濯物を乾かす場合は許可を取らなければいけません。
キャンプ場やRVパークなど、利用する施設が決まったら事前に確認しておいてください。
許可を得ずに勝手に干すのはマナー違反なので、トラブルに発展する可能性もあります。
「施設内の乾燥機を利用してください」などと定めている場合もあるので注意しましょう。
コインランドリーの場所は事前に調べておく
コインランドリーの利用を考えている場合は、事前に立ち寄れる店舗をいくつか調べておくのがポイントです。
コインランドリーの店舗数は増えているものの、郊外に行けば行くほど少なくなっていきます。
また、キャンピングカーを停められる広い駐車場があるのかどうかも重要です。
洗濯頻度が多い場合はポータブル洗濯機を利用する
家族での旅行や夏場の旅行は、どうしても洗濯物の量が増えてしまいます。
コインランドリーを頻繁に使用するとお金も時間も余分にかかってしまうので、洗濯頻度が多くなりそうな場合は、ポータブル洗濯機を利用しましょう。
ポータブル洗濯機は一度に大量に洗えるわけではないものの、こまめに利用することで洗濯物を溜めずに済みます。
1週間程度の旅行であれば、ポータブル洗濯機だけでも賄えるので、利用を検討してみてください。
まとめ
キャンピングカーで長期間旅行する場合、衣類を清潔に保つためにも洗濯は必要です。
本記事でご紹介した洗濯・乾燥方法であれば、旅の途中でも手軽に衣類を洗濯できるので参考にしてみてください。
とくに、ポータブル洗濯機は余分な出費を抑え、キャンピングカー旅行を快適にしてくれるのでおすすめです。