キャンピングカーの購入を考えたとき、ローン審査が通るかどうか心配ではありませんか?
実は、年収200万円からでもキャンピングカーのローンを組める可能性があります。
キャンピングカーのローンにはさまざまな選択肢があり、収入が少なくても適切なプランを選べば審査に通ることもあるからです。
本記事では、キャンピングカーのローンにおけるポイントやキャンピングカーのローンの選び方、具体的な手続き方法について詳しく解説します。
キャンピングカーのローンを組む際の注意点もご紹介しますので、ぜひご一読ください。
この記事でわかること
- キャンピングカーのローンは年収200万円から審査に通る可能性がある
- キャンピングカーのローンにおける4つのポイント
- キャンピングカー購入から納車までの7ステップ
- キャンピングカーのローンの選び方3選
- キャンピングカーのローンにおける2つの注意点
- キャンピングカーのローンに関するよくある質問
この記事を読むことで、あなたも憧れのキャンピングカーを手に入れるための具体的なステップがわかり、安心して購入の準備を進められるでしょう。
1971年北海道生まれ、旅行・サウナ・温泉・サーフィン・スノーボード・釣り・キャンプなど北海道のアウトドアを楽しむ。自らもキャンピングカーで日本縦断やアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなどを巡り、北海道ローカルが楽しむ本物の北海道の素晴らしさを世界に発信。海外同様のキャンピングカー旅文化を広げるために、現在は北海道ニュージーランド化計画を推進中
キャンピングカーのローンは年収200万円から審査に通る可能性がある
キャンピングカーのローンは、年収200万円からでも審査に通る可能性があります。
ローン会社ごとに融資の限度額が設定されていて、申込者の返済能力に応じた借入上限額が決まるためです。
一般的に、車のローン審査に通るための年収は150〜200万円以上が目安とされています。
ただし、審査では年収だけでなく、返済負担率・職業・勤続年数なども考慮されるため、必ず通るとは限りません。
返済負担率は、年間の返済額が年収の25〜35%以内であることが望ましいとされています。
注意したいのは、住宅ローンやクレジットのローンなども合計返済額になることです。
申し込み時点で他に借り入れがあると、キャンピングカーのローンで借入できる額は少なくなります。
年収に不安がある場合は、他のローンを返済しておくことや頭金の準備も検討しましょう。
キャンピングカーのローンにおける4つのポイント
キャンピングカーのローンを利用する際には以下の4つのポイントを押さえましょう。
キャンピングカーのローン4つのポイント
- キャンピングカーのローンは支払い回数に関係なく年利が一律
- 銀行ローンは低金利、ディーラーローンは審査に通りやすい
- 若い世代なら頭金が無くても1000万円の審査に通る可能性がある
- 早期返済によって安く済ませられる
それぞれについて、詳しく解説します。
キャンピングカーのローンは支払回数に関係なく年利が一律
キャンピングカーの購入時にローンを利用する場合、月々の支払いを抑えたいと思う方は多いでしょう。
特におすすめなのが、日本RV協会(JRVA)とジャックスが提供する240回払いローンです。
240回払いローンでは、キャンピングカーの新車購入時に利用でき、支払回数に関係なく年利が一律であることが特徴です。
支払回数が多い分、月々の支払い額を大幅に抑えられます。
例えば、ローン元金が1000万円の場合、120回払いでは月々約96,100円ですが、240回払いでは月々約54,962円となります。
ボーナス払いを追加することで、月々の支払いを抑えることも可能です。
気になる方は、ディーラーの店舗でローン試算ができるので、相談してみてください。
銀行ローンは低金利ディーラーローンは審査に通りやすい
キャンピングカーの購入を検討する際、ローンの選択肢として金融機関のマイカーローンとディーラーのオートローンがあります。
金融機関のマイカーローンは低金利が特徴で、1.0%〜4.0%の金利で総支払い額を抑えられますが、審査は厳しく時間がかかります。
一方、ディーラーのオートローンは審査が通りやすく、迅速に結果が出るのがメリットです。金利は4%〜8%程度と高めで結果的に総支払い額が増えるリスクがあります。
購入時には頭金や保証料に加え、税金、車検費用、保険料などの維持費も考慮する必要があります。
キャンピングカーの総支払額を含め、必要な費用を総合的にシミュレーションしておきましょう。
若い世代なら頭金が無くても1000万円の審査に通る可能性がある
若い世代の方々は、頭金がなくても1000万円のキャンピングカーのローンの審査に通る可能性があります。
20代や30代の場合は将来的な収入増加が見込まれ、長期間にわたる返済能力が高いと判断されるためです。
今後のキャリアアップや昇給が期待されるため、金融機関も柔軟な審査基準を適用することも少なくありません。
また、頭金なしでも審査が通りやすい、特定のローンプランもあります。
ただし、実際に審査が通るかどうかはケースごとに異なるため、販売店や金融機関と相談してみてください。
早期返済によって安く済ませられる
キャンピングカーのローンを早期返済することで、総支払い額を大幅に減らすことが可能です。
早期返済には、「一括繰り上げ返済」と「一部繰り上げ返済」の2種類があります。
「一括繰り上げ返済」は残高全額を返済する方法です。一括繰上げ返済をすると、以後の支払いはなくなります。
「一部繰り上げ返済」は一部の元金を前倒しで返済し、利息負担を減らす方法です。
繰り上げ返済には、利息負担を軽減し支払総額を減らせるという大きなメリットがあります。
元金の額が高く、期間が長いほど効果が大きいと言えるでしょう。
しかし、デメリットとして、繰り上げ返済に高い手数料がかかる場合があるため、支払総額が増える可能性があります。
また、一括繰上げ返済の場合はまとまった金額が必要になることがあるため、家計に与える影響を考慮して慎重に判断する必要があるでしょう。
キャンピングカー購入から納車までの7ステップ
キャンピングカーの購入は大きな決断ですが、スムーズに進めるためには具体的な手順を理解することが大切です。
以下は、キャンピングカー購入から納車までの7つのステップです。
キャンピングカー購入から納車までの7ステップ
- 契約
- 入金確認、オートローン審査
- 納車準備、車両の発注
- 予備検査(新車)
- 車両の名義変更、登録
- 車両のクリーニング、洗車仕上げ
- 納車
それでは詳しく説明します。
1. 契約
車種やオプションなどを決めて、キャンピングカーを契約します。契約書の作成ののち、内容確認後署名と捺印を行います。
2. 入金確認、オートローン審査
現金購入の場合は、申込金を一週間以内に入金するのが一般的です。オートローンを利用する場合は、信販会社が審査を行います。
3. 納車準備、車両の発注
申込金の入金やローン手続きが完了したのち、納車準備へと移ります。準備で行われるのは、整備や機能チェック、オプション装備の取り付けなどです。新規オーダーの場合は、車両の発注へと移ります。
4. 予備検査(新車)
新車の場合は、陸運局で予備検査を取得します。キャンピングカーは改造車にあたるため、道路走行に問題がないかの検査が必要です。
5. 車両の名義変更、登録
陸運局で名義変更と登録を行います。希望ナンバーを取得できることがあるので、希望がある場合はこの時点で伝えましょう。
6. 車両のクリーニング、洗車仕上げ
納車日が確定すると、最終チェック、クリーニング、洗車が行われます。
7. 納車
最後に納車です。自宅への納車や店頭引き渡しが可能です。キャンピングカーの使い方や注意点などの説明を受けましょう。
【状況別】キャンピングカーのローンの選び方3選
キャンピングカーを購入する際、ローンの選び方は重要です。
ここでは、状況別におすすめのキャンピングカーのローンを3つ紹介します。
キャンピングカーのローンの選び方
- 【頭金なし】月々の支払いを抑えるなら24回払いを選ぶ
- 【頭金あり】貯金に余裕があるなら頭金を入れたほうが金利と月の支払いを抑えられる
- 【金利を抑えたい】トータルの支払い金額を抑えるなら銀行から借り入れる
それでは詳しく説明します。
【頭金なし】月々の支払いを抑えるなら240回払いを選ぶ
月々の支払いを抑えたい場合、頭金なしで240回払いのローンを選ぶと効果的です。
240回払い、つまり20年の長期ローンにより、毎月の返済額を大幅に減らすことができます。
これは、収入が限られている方や他の支出が多い方にとって、無理なくキャンピングカーを所有するための手段となります。
ただし、総支払い額は利息のために増加する点に注意が必要です。
長期間のローンは利息の支払いが多くなる傾向がありますが、毎月の負担を軽減することで計画的に返済を続けることができます。
自分の経済状況や将来の収入見込みを考慮し、240回払いが適しているかを検討しましょう。
特に、今後の収入増加が見込まれる若い世代には、このプランが有利です。
【頭金あり】貯金に余裕があるなら頭金を入れたほうが金利と月の支払いを抑えられる
貯金に余裕がある場合は、頭金を入れることをおすすめします。
頭金を支払うことで金利を抑え、月々の支払いや総支払額を軽減できます。
一般的に、ローンは全体の約3分の1の頭金が必要です。
キャンピングカーには軽自動車をベースにしたコンパクトなものから、マイクロバスを改造した大型モデルまで多岐にわたりますが、特に400万円前後の価格帯が人気です。
キャンピングカーは受注生産が多いため、キャンセルリスクを避けるために頭金が求められるケースも少なくありません。
また、購入するキャンピングカーの選択も重要で、日常使いがしやすいモデルを選ぶことで、生活環境への影響を最小限に抑えることができます。
【金利を抑えたい】トータルの支払い金額を抑えるなら銀行から借り入れる
トータルの支払い金額を抑えたい場合は、銀行や信用金庫のマイカーローンを利用するのが賢明です。
審査が厳しいものの、一般的に金利が低いという特徴があるためです。
通常、金利は1.0%から4.0%の範囲内に収まり、車体の購入費用だけでなく、車検や修理費用にもローンが適用されます。
一方、信販会社のオートローンは金利が高めですが、審査が比較的簡単で迅速に結果が出るため、すぐにキャンピングカーを手に入れたい場合に便利です。
しかし、総支払額を抑えたい場合は、長期的な負担を軽減できる銀行のマイカーローンをおすすめします。
計画的に資金を準備し、自分にあったローンを選びましょう。
キャンピングカーのローンにおける2つの注意点
キャンピングカーのローンを利用する際には、注意すべき点があります。
ここでは、特に重要な2つの注意点について詳しく解説します。
キャンピングカーのローンにおける注意点
- できるだけ余裕を持った月々の返済額にする
- 30代以上ならローンの保険にも加入しておこう
安心してローンを利用するためのポイントを押さえましょう。
できるだけ余裕を持った月々の返済額にする
キャンピングカーのローンを組む際には、月々の返済額に余裕を持たせることが重要です。
全体の経済状況を考慮し、他の月々の支出や収入の変動を見越して、無理のない返済計画を立てましょう。
返済額が高すぎると、予期せぬ出費が発生した際に家計が圧迫され、返済が難しくなる可能性があります。
月々の返済額を抑えることで、生活に余裕が生まれ、精神的な負担も軽減されることにつながります。
また、金融アドバイザーやローンの専門家に相談することも有効です。
適切な返済計画を立てることで長期的に安定した返済を続けながら、キャンピングカーライフを楽しみましょう。
30代以上ならローンの保険にも加入しておこう
30代以上になると、病気のリスクが増加するため、ローンの保険に加入するというのも方法の1つです。
たとえば、スルガ銀行では消費者信用団体生命保険(がん保障特約付)を提供しています。
この保険は、借り入れ中にがんと診断されたり死亡した場合に、残りのローン残高をカバーするため、家族の経済的負担を軽減できます。
特にキャンピングカーローンのような長期間のローンでは、将来的なリスクに備えることが大切です。
スルガ銀行の保険は、がん保障特約が付いているため、万が一の際の備えになります。
保険料は月々の支払いに組み込まれるため、大きな負担なく加入できるのがメリットです。
キャンピングカーのローンに関するよくある質問
キャンピングカーは決して安い買い物ではないため、さまざまな疑問が出てくることもあるでしょう。
ここでは、キャンピングカーのローンに関するよくある質問とその回答をまとめました。ぜひ参考にしてください。
キャンピングカーのローンに関するよくある質問
- 返済期間中に事故を起こしたらどうなりますか
- 240回払いの月々の返済シミュレーションが知りたい
- キャンピングカーは普通免許でも運転ができますか
返済期間中に事故を起こしたらどうなりますか
返済期間中に事故を起こした場合でも、ローンの返済義務は継続します。
たとえ車が損傷したり全損になったとしても、ローン残高の返済は免除されません。
事故後、保険金が修理費や買い替え費用をカバーすることがありますが、それでもローン残高が残っている場合は、その分を返済する必要があります。
保険金が不足する場合、その差額は自己負担となります。したがって、事故に備えて、十分な補償内容の保険に加入することが重要です。
たとえば、車両保険やギャップ保険を利用することで、万が一の事態に対する経済的なリスクを軽減できるでしょう。
240回払いの月々の返済シュミレーションが知りたい
240回払いのローンの月々の返済額は、借入金額と金利によって異なります。
例えば、1000万円を金利3%で借りた場合、月々の返済額は約55,000円になります。
具体的な金額は、借入金額や金利条件によって変わるため、詳細なシミュレーションを行うことが重要です。
ローンを検討する際は、金融機関やディーラーに相談して具体的な返済計画を確認しましょう。
キャンピングカーは普通免許でも運転ができますか
キャンピングカーを普通免許で運転できるかどうかは、車両のサイズと重量によります。
総重量が3.5トン以下、かつ全長が5メートル以下のキャンピングカーであれば、普通免許で運転可能です。
ただし、これを超える大きなキャンピングカーの場合は、中型免許や大型免許が必要となります。
購入前に、運転する予定のキャンピングカーの仕様を確認し、必要な免許を取得しましょう。
詳しくは下記の記事をご覧ください。
まとめ
キャンピングカーのローンは年収200万円からでも審査に通る可能性があり、月々の支払いを抑えるための選択肢が豊富です。
ローンの種類によっては、240回払いで月々の負担を軽減でき、若い世代にも有利なプランがあります。
銀行ローンは低金利でトータルの支払いを抑えられる一方、ディーラーローンは審査が通りやすいという特徴があります。
ローンを組む際は、余裕のある返済計画を立て、保険加入も検討しましょう。
この記事を参考に、憧れのキャンピングカーライフを実現するための第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。