大自然の中でリフレッシュしたいキャンプですが、気になるのはトイレ環境ですよね。
結論から言うと、トイレの綺麗さはキャンプ場選びの大きな要素であり、事前に確認しておくと快適な時間が過ごせます。
この記事では、気になるトイレの綺麗さを確認するための5つのポイントと、実際に選びたいおすすめのキャンプ場5つも紹介します。
この記事でわかること
- キャンプ場のトイレの悩みは「汚い」こと
- 事前に確認!キャンプ場のトイレ環境チェックポイント5つ
- キャンプ場のトイレの悩みを解決する方法3つ
- トイレが綺麗なキャンプ場5選
この記事を読めば、トイレの不安を解消し、快適で心地よいキャンプ体験ができるでしょう。
1971年北海道生まれ、旅行・サウナ・温泉・サーフィン・スノーボード・釣り・キャンプなど北海道のアウトドアを楽しむ。自らもキャンピングカーで日本縦断やアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなどを巡り、北海道ローカルが楽しむ本物の北海道の素晴らしさを世界に発信。海外同様のキャンピングカー旅文化を広げるために、現在は北海道ニュージーランド化計画を推進中
キャンプ場のトイレの悩みは「汚い」こと
野営する場合を除けば、キャンプ場には通常トイレが設置されています。
しかし、特に女性の中には「トイレが汚い気がするので、キャンプに行きたくない」と感じる人も多いかもしれません。
多くの人が感じるトイレの不安には、以下のようなものがあります。
キャンプ場のトイレでよくある悩み
- ウォシュレットがない
- トイレットペーパーがない
- 悪臭や虫がいる
- 便座が汚れている
汚れたトイレや虫がいるトイレに行くのはストレスの原因にもなるため、避けたいと思う人は多いでしょう。
楽しいキャンプがトイレの問題で台無しにならないよう事前にチェックすべきポイントを解説します。
事前に確認!キャンプ場のトイレ環境チェックポイント5つ
キャンプ場を予約するときには、トイレ環境の確認は欠かせません。
特に、初めて訪れるキャンプ場では、トイレの状態や設備が快適なアウトドア体験に大きく影響します。
ここでは、事前に確認しておきたい5つのチェックポイントを詳しく解説します。
キャンプ場のトイレ環境チェックポイント
- 常設か仮説か
- 和式か洋式か
- 水汲みか汲み取り式か
- トイレまでの距離は近いか
- 夜間の明るさは充分か
1つずつ、見ていきましょう。
1.常設か仮設か
トイレのタイプは大きく分けて仮設と常設の2種類があります。
仮設トイレは電話ボックスのような単独の個室型で、臭いがこもりがちですが、最近では鍵の付いた清潔なタイプも増えています。
一方、常設トイレのクオリティはキャンプ場によってさまざま。
男女別のトイレやバリアフリー対応のトイレが設置されていることもあり、利用者のニーズに応じた多様な設備がある場合もあります。
新しいキャンプ場では清掃が行き届いていることが多いですが、施設が古い場合は老朽化していることもあるため、注意が必要です。
事前にキャンプ場の口コミやレビューをチェックしましょう。
2.和式か洋式か
トイレのタイプには、和式トイレと洋式トイレの2種類があります。
和式トイレは便器の上にしゃがんで使用する昔のスタイルで、直接便座に座らずに使えるため、衛生面を気にする方に向いています。
一方、 洋式は足や腰など身体にかかる負担が少なく、小さなお子様や高齢者でも安心して使用できるのがメリットです。
和式トイレは年々少なくなってきているものの、古いキャンプ場では今なお設置されていることがあります。
和式トイレを避けたい方は、施設のトイレが洋式かチェックしておきましょう。
3.水洗式か汲み取り式か
キャンプ場のトイレは、水洗式と汲み取り式の2種類があります。
都市部や整備の行き届いたキャンプ場では水洗式トイレが主流ですが、山間部や湖畔のキャンプ場などの下水道が整備されていない場所では、汲み取り式のトイレが設置されている場合があります。
汲み取り式トイレは、構造上、臭いや虫が発生しやすい傾向がありますが、トイレがない環境よりはましと考えましょう。
訪れる予定のキャンプ場が汲み取り式のトイレしかない場合は、事前にウェットティッシュや携帯用消臭スプレーなどの衛生用品を用意しておくと、気持ちよく利用できます。
キャンプの楽しみのひとつである自然とのふれあいには、多少不便もありますが、設備の違いを知っておくだけでも快適さが変わってきます。
出発前にキャンプ場の設備情報をよく確認し、心の準備をしておくことが大切です。
4.トイレまでの距離は近いか
テントサイトからトイレまでの距離は、キャンプ場選びの際に特に注意したい重要なポイントです。
夜になると周囲は暗くなり、視界が狭くなるため、トイレまでの距離が遠すぎると大変不便を感じます。
また、距離が遠すぎる場合、女性や子どもが一人で行くと、転倒や不審者に出会うリスクも高まるため危険です。
トイレに向かう際は、男女問わずできる限り一人ではなく複数人で行くようにし、周囲に声をかけてから移動するといった工夫も必要です。
安全を確保するためにも、トイレに近いテントサイトを優先して予約するのも良いでしょう。
人の出入りや話し声が気になる場合もありますが、初心者にはトイレにアクセスしやすい場所を選ぶのが安心です。
5.夜間の明るさは充分か
森林や山間では、夜になると真っ暗になることも多く、怪我や子どもが怖がる原因になります。
特にキャンプ場によっては、ランプや照明が不足している場合もあります。
暗闇の中での移動は危険を伴いますので、夜間の明るさについて事前に調べておくことが必要です。
キャンプ場の口コミや写真で確認し、ランタンや懐中電灯を用意し、安心して夜を過ごす準備を整えましょう。
キャンプ場選びに失敗したくない方はこちらの記事もご覧ください。
キャンプ場のトイレの悩みを解決する方法3つ
キャンプを楽しむ際、トイレに関する不満や悩みは多くのキャンパーが経験するものです。
しかし、事前に準備しておくことで、キャンプをより快適に過ごせます。
ここでは、キャンプ場のトイレの問題を解決する3つの方法をご紹介します。
キャンプ場のトイレの悩みを解決する方法3つ
- 携帯トイレを準備する
- ランタンやライトを持っていく
- 管理の行き届いているキャンプ場を探す
それぞれ詳しく解説します。
1.携帯トイレを準備する
キャンプ場のトイレ事情が不安な方は、携帯トイレを持参しましょう。
携帯トイレがあれば、キャンプ場にトイレがない場合や、混雑を避けたい場合でも安心です。
コンパクトで持ち運びがしやすく、テント内でも使えるのが魅力です。
また、トイレットペーパーは、使用後の処理が容易なタイプや防臭機能付きのタイプを選ぶと、より快適に使用できます。
携帯トイレには、使い捨てタイプと再利用可能なタイプがあります。
自分に合ったタイプを選びましょう。おすすめの商品はこちらです。
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環境保護のためにも、使用後の処理方法を事前に確認しておきましょう。
トイレ専用アイテムを使用すれば、衛生的に管理できますよ。
2.ランタンやライトを持っていく
夜間にトイレに行く際、安全を確保するために、LEDランタンやヘッドライトを必ず準備しましょう。
暗闇の中、トイレまで歩くのは危険が伴います。
LEDランタンやヘッドライトを持っていくと足元を照らせるため、転んだりつまずいたりする心配も減らせます。
ヘッドライトは両手が使えるので、トイレットペーパーや携帯トイレの準備もスムーズです。
また、照明器具を使うことで、周囲に潜む動物を事前に察知することにも役立ちます。
ライトの明るさや照らす範囲を調整すれば、プライバシー保護にもつながります。
ただし、照明器具を使用する際は、電池残量や充電状態を事前に確認しておきましょう。
必要に応じて予備の電源も持参してください。
トイレだけでなくキャンプ場のシャワーについても知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
3.管理の行き届いているキャンプ場を探す
トイレの悩みを根本的に解決したいなら、設備が整っていて清掃されているキャンプ場を選びましょう。
汚れている、テントサイトからトイレが遠いなど、トイレに関する不安は、キャンプ場を事前にチェックすることで解決できます。
キャンプ場のホームページでトイレ設備の充実度を確認したり、WebサイトやSNSで他のキャンパーの口コミを参考にしたりするのも有効です。
和式トイレが苦手な方は、新しくできたキャンプ場を選ぶのがおすすめです。
子ども連れのファミリー向けキャンプ場も、トイレ設備が充実している傾向にあります。
また、テント泊でなくてもよければ、コテージやロッジなどを予約するのも方法の1つです。
トイレ以外にも家具や家電といった設備が充実しているので、気軽にアウトドアを楽しめますよ。
トイレが綺麗なキャンプ場5選
清潔で使いやすいトイレが整備されているキャンプ場なら、安心してアウトドアを計画できます。
トイレが綺麗なキャンプ場は、以下の5つです。
トイレが綺麗なキャンプ場5選
- 焚き火キャンプ場 TAKIBI CAMP|北海道虻田郡
- 尾瀬いわくらキャンプ場|群馬県利根郡
- ほったらかしキャンプ場|山梨県
- 朝霧CampBaseそらいろ|静岡県
- 南紀串本リゾート大島|和歌山県
1つずつ見ていきましょう。
1.焚き火キャンプ場 TAKIBI CAMP|北海道虻田郡
焚き火キャンプ場 TAKIBI CAMPは、北海道虻田郡にあり、「手ぶらキャンプ」ができる道具いらずでアウトドアが楽しめるキャンプ場です。
ウォシュレット付きのトイレに温水の使える洗面所が完備されており、春から秋の間は女性専用シャワールームもあります。
面倒なテント設営や後片付けが不要で、子ども連れでも安心して利用できます。
初めてキャンプをしようと考えている方や、キャンプ場の衛生面を気にする方におすすめです。
料金 | 17,500円~ |
所在地 | 北海道虻田郡真狩村社86-1 |
トイレなど設備 | ウォシュレット付きトイレ、女性専用のシャワー室、お湯が使える洗面所 |
宿泊スタイル | グランピング、コンテナコテージ、プライベートサウナコテージ |
北海道のキャンプ場をもっと知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
2.尾瀬いわくらキャンプ場|群馬県利根郡
尾瀬いわくらキャンプ場は、2020年にオープンしたキャンプ場です。リゾートホテルが併設されており、敷地内に日帰り温泉や売店があります。
キャンプ場はフリーサイトとオートサイトがあり、水場やゴミ出し場も整っています。
トイレはウォシュレット付きで屋内にあるため、女性や子ども連れのキャンパーでも安心です。
キャンプを楽しみながらも、温泉でゆったりした時間を過ごしたい方におすすめのキャンプ場です。
料金 | 2,200円〜 |
所在地 | 群馬県利根郡片品村土出2609 |
トイレなど設備 | ウォシュレット付き屋内トイレ、日帰り温泉、湧水、売店 |
宿泊スタイル | テントサイト、オートサイト、リゾートホテル隣接 |
なお、11月上旬から4月中旬ごろまではキャンプサイトは営業期間ではありません。岩鞍リゾートホテルのみ通年営業となりますので注意してください。
3.ほったらかしキャンプ場|山梨県
ほったらかしキャンプ場は、山梨県の標高700mの清々しい場所にあるキャンプ場です。
富士山を臨む絶景のほったらかし温泉が、すぐ隣にあります。甲府盆地を見渡せる絶景ロケーションが特徴で、日本一予約が取れないほど人気と言われています。
キャンプサイト内に5箇所あるトイレは水洗式で、各サイトの近くにあります。
温泉が好きな方や野営キャンプが好きな方におすすめのキャンプ場です。
料金 | 5,800円〜 |
所在地 | 山梨県山梨市矢坪1669-25 |
トイレなど設備 | 水洗トイレ5箇所、近くに温泉施設 |
宿泊スタイル | キャンプサイト・小屋付きサイト |
4.朝霧CampBaseそらいろ|静岡県
朝霧CampBaseそらいろは、目の前にそびえる富士山と広がる大自然に包まれて、解放感をゆっくり楽しめるキャンプ場です。
管理棟にはウォシュレット付きの水洗トイレがあり、温水シャワーも完備されています。
給湯器完備の炊事場や、ドッグランがあり、どの設備も清潔に整備されています。
大自然を感じたい方や、家族やペットとキャンプを楽しみたい方におすすめです。
料金 | 4,950円〜 |
所在地 | 静岡県富士宮市麓624-7 |
トイレなど設備 | ウォシュレット付きトイレ、温水シャワー |
宿泊スタイル | オートキャンプ |
5.南紀串本リゾート大島|和歌山県
南紀串本リゾート大島は、和歌山の紀伊大島にある自然に囲まれたキャンプ場です。
コテージとログハウスのトイレは、すべて洋式の水洗ウォシュレット式。衛生面が気になる方も安心して使えるでしょう。
全国に数あるキャンプ場の中でも、星空が綺麗だと評判のキャンプ場です。露天風呂やドッグランもあり、夏場にはプールも利用できます。
ソロキャンプから家族連れまで幅広い層におすすめです。
料金 | 2,000円〜 |
所在地 | 和歌山県東牟婁郡串本町樫野1035‐6 |
トイレなど設備 | ウォシュレット付きトイレ、無料温水シャワー、露天風呂 |
宿泊スタイル | キャンプ、コテージ、グランピング |
まとめ
キャンプ場を選ぶ際、トイレの清潔さは快適なキャンプを楽しむための大切なポイントです。
この記事では、キャンプ場のトイレが綺麗か確認するための5つのチェックポイントと、設備が整ったおすすめのキャンプ場5選をご紹介しました。
清潔なトイレが完備されたキャンプ場なら、初心者の方でも安心して自然を満喫できるでしょう。
ぜひ、この記事で紹介したキャンプ場を参考にして、快適なアウトドア体験を楽しんでください。