キャンピングトレーラーを購入する夢は、多くのアウトドア愛好家にとって憧れの一つですよね。
しかし、実際に手に入れてみると「こんなはずじゃなかった…」と後悔するケースも少なくありません。
そこで、この記事ではキャンピングトレーラー購入でよくある後悔ポイントを7つ紹介していきます。
この記事でわかること
- キャンピングトレーラーの購入でよくある後悔7選
- キャンピングトレーラーとキャンピングカーどちらを選ぶか
- キャンピングトレーラーの後悔をなくす方法
これから購入を考えているあなたの不安を解消し、理想のアウトドアライフを手に入れるためのお手伝いをします。
1971年北海道生まれ、旅行・サウナ・温泉・サーフィン・スノーボード・釣り・キャンプなど北海道のアウトドアを楽しむ。自らもキャンピングカーで日本縦断やアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなどを巡り、北海道ローカルが楽しむ本物の北海道の素晴らしさを世界に発信。海外同様のキャンピングカー旅文化を広げるために、現在は北海道ニュージーランド化計画を推進中
キャンピングトレーラーの購入でよくある後悔7選
キャンピングトレーラーは、自由な旅を叶える魅力的な選択肢ですが、決して安いものではないため、購入後の後悔は避けたいものです。
夢のキャンピングトレーラー生活をスムーズにスタートさせるために、事前に知っておきたい後悔ポイントを7つご紹介します。
キャンピングトレーラーの購入でよくある後悔7選
- 駐車スペースが必要になる
- 運転が難しい
- 高速料金が高い
- 目的地の駐車場を調べる必要がある
- 海や山のすぐそばまで乗り入れづらい
- 運転中はトレーラー内に人が乗れない
- ヒッチメンバーをつける必要がある
1つずつ、解説します。
1.駐車スペースが必要になる
キャンピングトレーラーを購入すると、駐車スペースの確保が大きな課題になります。
ヘッド車とトレーラーを連結すると、全長は10メートルを超えることもあり、コンビニでの買い物や観光でも停車に困ることがあります。
自宅の敷地内に十分なスペースがあれば問題ありませんが、最低でも車2台分のスペースが必要です。
自宅の駐車場に置けない場合には、近隣の月極駐車場を借りる必要が出てくるため、購入前に駐車スペースをどうするか、しっかり確認しておくことが大切です。
キャンピングトレーラーを所有する場所は、一般車両と同様に、自宅から2km以内でなければなりません。 近くで駐車場が確保できるか、事前に確認しておきましょう。
2.運転が難しい
キャンピングトレーラーの運転は、特にカーブやバック時に難易度が上がります。
カーブでは車体の一部が角に接触しないように注意深く大回りする必要があり、バックでは車体の方向に気をつけて運転しなければなりません。
また、大型のトレーラーの場合、牽引免許の取得が必須となります。
750kg以下のトレーラーであれば、新たな免許取得は不要ですが、初心者にとっては運転の難しさを感じることでしょう。
慣れるまでは、広い場所で練習を重ねることをおすすめします。
加えて、キャンピングトレーラーを運転する際は、車両の全長や重量、高さを考慮する必要があります。
トンネルや駐車場の高さ制限に注意し、急な坂道や狭い道路では、トレーラーの重量による影響を考慮して慎重に運転しましょう。
3.高速料金が高い
キャンピングトレーラーを牽引して高速道路を走行すると、高速料金が割高になります。
トレーラーは牽引区分の料金が適用されるため、通常の乗用車よりも高額な料金を支払うことになるのです。
また、80km/hの速度制限を受けます。
一方、キャンピングカーの場合、車と居住空間が一体化しているため、車両1台分の料金で済み、乗用車と同じ法定速度で走行ができます。
長距離移動の際には、高速料金が旅費全体に大きく影響することも考えられるため、注意が必要です。
事前にしっかりと料金を計算し、予算計画を立てておきましょう。
4.目的地の駐車場を調べる必要がある
キャンピングトレーラーを牽引しながらの旅行では、目的地の駐車場選びに苦労することがあります。
トレーラーを連結した状態で停められるスペースがあるかどうか、事前の確認が欠かせません。
たとえばスーパーに立ち寄る際、Google Mapの航空写真でトレーラー駐車可能な広さがあるか確認が必要です。
車中泊の場所も、牽引車+トレーラーの全長10mの大型車スペースがあるかどうか、事前にチェックしなければなりません。
道路の渋滞や旅のプラン変更で移動先が読めない場合や、途中で行き先を変えるなど自由気ままな旅のスタイルには不向きです。
RVパークについて詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
5.海や山のすぐそばまで乗り入れづらい
キャンピングトレーラーでは、海や山のすぐそばまで乗り入れるのが難しいことがあります。
夏の海水浴シーズンは駐車場が混雑し、トレーラーの駐車スペース確保が困難です。
海辺の駐車場は舗装されていないことが多く、狭い急坂を降りないとビーチに出られない場所もあります。
冬の雪山では、路面の凍結していることが多く、トレーラーを牽引する車両にとっては運転が難しくなります。
また、大雪が降ると、キャンピングトレーラーが動かなくなる恐れも。
四駆のハイエース+スタッドレスタイヤを装着したキャンピングトレーラーでも、スキー場までの道路走行が困難な場所があります。
海や雪山を訪れたいキャンパーにとって、トレーラーを牽引しているために行先が限定されてしまうのは、本末転倒と言えるでしょう。
道やカーブの多い山道では、スリップや事故のリスクも高まります。
6.運転中はトレーラー内に人が乗れない
キャンピングトレーラーでは、走行中にトレーラー内に人が乗るのは違反行為となります。
これは、万が一の事故の際に、トレーラー内にいる人が大きな危険にさらされる可能性があるためです。
一方、キャンピングカーであれば、走行中でも居室空間に乗ることは可能です。
ただし、キャンピングカーでも走行中はシートベルト着用が義務付けられており、立って移動したりベッドで寝ることはできません。
運転中の車内活動が制限されるため、計画的な休憩を心がけることが重要です。
7.ヒッチメンバーをつける必要がある
キャンピングトレーラーを牽引するには、ヘッド車とトレーラーをつなぐ「ヒッチメンバー」が必要不可欠です。
問題は、日本の車にはヒッチメンバーをオプションで取り付けられないことが多いという点です。
キャンピングカーの整備会社や販売店に依頼して、ヒッチメンバーを取り付けてもらう必要があります。
ヒッチメンバーは、接続するトレーラーのメーカーや種類に応じて、適切なものを取り付けることが一般的です。
自信がない場合は販売店などに相談するのが賢明です。
ただし、車検の点検項目には含まれないため、注意しましょう。
キャンピングトレーラーとキャンピングカーどっちがいい?
アウトドア派の方なら、一度は憧れるキャンピングカーやキャンピングトレーラーでの旅。
しかし、キャンピングカーという選択肢もある中で、どちらを選ぶべきか迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。
ここでは、旅のスタイルに合わせて、キャンピングトレーラーとキャンピングカーの特徴を比較していきます。
滞在型の旅なら「キャンピングトレーラー」
キャンピングトレーラーが向く人
- 1つの場所に長く滞在することが多い
- キャンプ場やRVパークを利用することが多い
- 広々とした空間でゆったり過ごしたい
- 保管場所を確保できる
キャンピングトレーラーは、一度目的地に着いてから長期間停めて過ごす人にとって最適な選択です。
キャンプ場やRVパークに留まることで、広々としたスペースを確保しながら快適に過ごせます。
また、トレーラータイプは通常、キャンピングカーよりも内部空間が広いため、家族連れやスペースを重視する方にぴったりです。
ただし、トレーラーを牽引するための車両が必要であり、自宅などで保管場所を確保できる方におすすめです。
移動が多い旅なら「キャンピングカー」
キャンピングカーが向く人
- 頻繁に場所を移動したい
- 牽引車の運転に自信がない
- 購入費用を抑えたい
移動を中心に考えるなら、キャンピングカーの選択が向いているでしょう。
頻繁に地点を変えながら旅をする場合には、キャンピングカーは旅程に縛られず自由気ままな旅を楽しめます。
また、キャンピングカーは牽引免許が不要で、普通自動車免許で運転できる車種が多いのもメリットです。
さらに、初期費用や維持費においてもトレーラーに比べてリーズナブルな面もあり、予算を気にする方にも適しています。
機動性が高く、フレキシブルな旅を求める方には、キャンピングカーがおすすめです。
キャンピングトレーラーの後悔をなくすにはレンタルが一番
キャンピングトレーラーの購入を検討している方におすすめしたいのが、レンタルサービスの利用です。
購入前にレンタルサービスを活用し、実際にキャンプに出かけることで、トレーラーが自分のライフスタイルに本当に適しているかを確かめることができます。
特に注目したいのは、トレーラーを牽引する際の運転の安定性です。
長時間の運転が必要になる場合もあるため、安全に運転ができるかどうか確認が必要です。
また、実際に寝泊まりすることで寝心地や空調、給排水などの設備の性能を体験しましょう。
さらに、維持やメンテナンスがどれほど手間がかかるかも重要なポイントです。
レンタルの際には、お店の人に相談してみてください。 経験豊富なスタッフから、自分のニーズに合ったキャンピングトレーラーの選び方やアドバイスをもらえるはずです。
キャンピングカーのレンタルを考えているなら、ノマドレンタカーがおすすめ。
豊富な車種を取り揃え、きめ細やかなサポートも提供しています。 購入前の体験として、ぜひレンタルサービスを活用してみてください。
まとめ
キャンピングトレーラーを購入してよくある後悔には、駐車スペースの確保、運転の難しさ、高速料金の高さ、目的地での駐車場選びの手間などがあります。
また、トレーラー内に乗車できないことや海や山へのアクセス制限もデメリットと言えるでしょう。
キャンピングトレーラーの購入後にすぐ手放すことにならないためにも、自分のライフスタイルにあうか判断することが重要です。
実際に購入する前に、レンタルサービスを活用して、運転や設備の使い勝手を試してみてください。