東京都の約39.7倍と広大な土地で、自然豊かな環境や海の幸を堪能できると人気の北海道。
札幌、函館、小樽などの人気都市から知床やラベンダー畑などの観光スポットまで、観光名所が多く迷ってしまいますよね。
3月の北海道は時期としては穴場のため、春休みなどを利用した家族旅行におすすめです。
そこで本記事では、3月の北海道観光が穴場の理由や、レンタカーで行くおすすめのスポットをご紹介します。
この記事でわかること
- 3月の北海道はまだまだ真冬
- 北海道旅行が3月におすすめな理由
- 楽しむためのポイント
- レンタカーで行くおすすめスポット
この記事を読めば、3月の北海道旅行がおすすめな理由がわかります。
1971年北海道生まれ、旅行・サウナ・温泉・サーフィン・スノーボード・釣り・キャンプなど北海道のアウトドアを楽しむ。自らもキャンピングカーで日本縦断やアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなどを巡り、北海道ローカルが楽しむ本物の北海道の素晴らしさを世界に発信。海外同様のキャンピングカー旅文化を広げるために、現在は北海道ニュージーランド化計画を推進中
3月の北海道における平均の最高気温は4℃
3月の北海道は最高気温平均4度、最低気温は氷点下2.9度と2月よりは気温は高いですが、まだ雪が降ります。
3月下旬には晴れも増えますが、昼間と夜で気温差が10度以上開く場合もあり、寒さ対策は必要です。
また地域によっても気温が異なり、北海道東部に位置する釧路では最高気温が氷点下になります。
各地域の平均気温は以下のとおりです。
項目 | 札幌 | 旭川 | 函館 | 釧路 |
平均気温 | 0.6℃ | -1.8℃ | 1.4℃ | 2.7℃ |
最高気温 | 4℃ | 2.6℃ | 5.3℃ | -0.6℃ |
最低気温 | -2.9℃ | -6.3℃ | -2.6℃ | -4.9℃ |
3月は上旬と下旬で気温が大きく異なる
2021年の札幌市中央区の気温の変化をさっぽろお天気ネットより調査しました。
日付 | 最低気温 | 最高気温 |
3月4日 | -7.4℃ | 3.8℃ |
3月16日 | 0.2℃ | 12.2℃ |
3月29日 | 7.9℃ | 18.3℃ |
上記のように、3月の北海道は1ヶ月の間に10度以上も気温に差があります。
3月上旬は平均気温が氷点下のため、真冬の服装が必要です。
一方3月下旬では、最低気温7.9度・最高気温18.3度と気温が高く、日中は薄着でも過ごせるでしょう。
北海道は3月でも降雪するため暖かくしよう
北海道では、4月〜5月でも雪が降ったり、山岳地帯では5月ごろまで雪が残ったりします。
そのため、3月の旅行を予定している場合は、暖かい服装や対策をしましょう。
厚手のコートや手袋、防水ブーツなどもおすすめです。
また、朝晩は冷え込むため、インナーダウンやホッカイロなどを持っていくのがおすすめです。
3月の北海道観光がおすすめな3つの理由
3月の北海道旅行がおすすめな理由は、以下のとおりです。
3月の北海道旅行がおすすめな理由
- 年間の中で比較的観光客が少ない
- 閑散期のため旅費が抑えられる
- 海の幸やウインタースポーツなどが楽しめる
順番に解説していきます。
年間の中で比較的観光客が少なくゆっくりできる
旅行業界には「オンシーズン」と「オフシーズン」があります。
一般的には、過ごしやすい時期の「オンシーズン」に旅行へ行く人が多いです。
北海道では夏には避暑地、冬はウインタースポーツや海の幸を楽しめるため、多くの観光客が訪れます。
オフシーズンの北海道では比較的観光客が少なく、人気の観光地でもゆっくりできるでしょう。
北海道のオフシーズンは、3月〜4月、5月〜6月、10月下旬〜11月です。
閑散期のため旅費が抑えられる
3月の北海道は、オフシーズンのため旅費を抑えられるかもしれません。
オンシーズンで人気の7〜8月は、最大1人10万円を超える場合があります。
一方で、3月の場合は半額以下の5万円程度で旅行ができるケースがあります。
過去には、3泊4日の旅行でホテル、航空券、レンタカーの付きの料金が、1人あたり35,000円のツアーがありました。
旅費を抑えられると、気兼ねなく旅行を楽しめるでしょう。
海の幸やウインタースポーツなどが楽しめる
3月は、全国的に雪解けの地域が多いですが、北海道ではまだウインタースポーツを楽しめます。
ピークの2月よりもドカ雪の日が少ないため、スキーやスノーボードに最適です。
また北海道といえば、海の幸を目当てに、訪れる方もいるでしょう。北海道では、3月に旬を迎える食材が豊富です。
たとえば以下の5つです。
3月に旬を迎える海の幸
- ウニ
- ボタンエビ
- 毛ガニ
- ニシン
- 八角(トクビレ)
北海道の日高エリアでは、3月下旬にウニ漁が最盛期を迎えます。
そのほか、ボタンエビや毛ガニ、ニシンなどの海の幸が楽しめるでしょう。
3月の北海道観光における4つのポイント
3月の北海道旅行を楽しむための、4つのポイントを解説します。
北海道観光4つのポイント
- 急な寒さにも対応できる服装を準備する
- アイスバーンで転倒しないようにスパイクを常備する
- 歩道を歩くときは、溶けた雪はねに注意する
- 家族旅行ならレンタカーでの移動も検討する
急な寒さにも対応できる服装を持参する
日中は暖かくても、天気が悪化すると一気に冷え込む可能性があります。
また、小さな子どもは、気温差があると体調を崩しやすいです。
保温性インナーやタートルネック、マフラーなどがあると、急な冷え込みにも対応できます。
気温に応じて調整のしやすい、上着などを準備しておくと安心です。
アイスバーンで転倒しないようにスパイクを常備する
アイスバーンとは、路面上で雪解け水などが凍結している状態をいいます。
ツルツル滑りやすく、転んでしまうと頭を打つなどして、大怪我する可能性があります。
北海道では気温差が大きく、アイスバーンが発生しやすいためスパイクは常に備えておきましょう。
旅行の際は、スニーカーなどに装着するタイプのスパイクがおすすめです。スパイクは、現地のコンビニなどで購入ができます。
歩道を歩くときは、溶けた雪はねに注意する
雪解けの時期に気をつけたいのが、雪はねです。
車道にある水分を含んだ雪は、車が通る度に水たまりのように跳ねて、歩行者にかかるケースがあります。
そのため、歩道を歩いているときは車が来たらなるべく離れましょう。また、車を運転する際は、歩行者がいたら徐行運転を心がけてください。
家族旅行ならレンタカーでの移動も検討する
家族での旅行なら、レンタカーがおすすめです。
北海道のレンタカーは、スタットレスタイヤが装着されており、雪道でも安心して走行できます。
電車やバスを待たずに自由に移動できるため、レンタカーを選ぶ方が増えています。
また、レンタカーの選択肢として、キャンピングカーもおすすめです。
キャンピングカーであれば、車中泊でホテル代を節約できるなど、実は安上がりなケースがあります。北海道で、キャンピングカーをレンタルするなら、北海道ノマドレンタカーがおすすめです。
3月の北海道でおすすめの観光プラン4つ
3月の北海道旅行のおすすめ観光プランをご紹介します。
キャンピングカーなどのレンタカーで順番に回れるよう工夫しましたので、ぜひ参考にしてみてください。
朱鞠内湖でワカサギ釣りを楽しむ
朱鞠内湖(しゅまりないこ)では、氷上ワカサギ釣りやトラウト釣りが楽しめます。
湖に穴を掘って糸を垂らすため、初心者の方でも簡単に釣れるでしょう。
ただし、慣れない氷の上では転倒のリスクが高いため、靴には必ずスパイクを装着しておきましょう。
料金は、大学生以上の大人は1日1,300円、中高生は750円、幼児は無料です。北海道ならではの、広大な湖の上で非日常体験をしたい方におすすめです。
北海道のお野菜をランチで堪能する
ごちそうキッチン畑のはるでは、北海道の野菜をビュッフェ形式で堪能できます。
お母さんやおばあちゃんが作るような、昔ながらの料理で素材の味を引き出すのがコンセプトです。
朱鞠内湖からは、車で1時間で到着します。北海道の野菜は、糖度が高いため観光の際は一度食べてみてはいかがでしょうか。
また、予約ができるため、お店を待たずに利用したい方におすすめです。
旭山動物園でペンギンを見る
旭山動物園では、ホッキョクグマやキタキツネなど、さまざまな動物がいます。
ごちそうキッチン畑のはるからは、車で2時間ほどで到着します。
2023年12月からは雪のあるシーズン限定で、ペンギンの散歩が楽しめるでしょう。
雪の上を歩くペンギンは、見どころの1つです。
キャンピングカーでのキャンプも楽しめる
北広島かえるキャンプ場は、新千歳空港から車で40分で行けるオートキャンプ場です。
キャンプ場には24時間スタッフが駐在し、シャワーやランドリーが完備されています。
キャンピングカーをレンタルすれば、通常の旅行よりも非日常が楽しめるでしょう。
また、キャンピングカーがあれば、急に天候が悪くなっても車内でキャンプが楽しめます。銀世界の中で、のんびりしたい方におすすめです。
まとめ
北海道旅行へ行くなら、3月がおすすめです。
3月の北海道は、上旬と下旬で気温が10℃以上の差があります。
そのため、旅行前日には、現地の気温を調査するのがおすすめです。
加えて、服装を整えておけば、快適な北海道旅行が楽しめるでしょう。
北海道旅行の際は、キャンピングカーのレンタルも検討してみてくださいね。