愛犬と一緒に旅行がしたいという方も多いのではないでしょうか。
レンタカー会社によっては犬の同乗が可能なところもあり、犬を連れて長距離の移動が可能です。
ただ、同じレンタルでも、犬を車に乗せたければキャンピングカーをおすすめします。
キャンピングカーの場合はゲージも不要なため、より愛犬のストレスを減らして旅を楽しめるからです。
今回は、ゲージ無しで犬が乗れるレンタルキャンピングカーや、レンタカーに犬を乗せる際の注意点についてご紹介します。
この記事でわかること
- 犬OKなレンタカー会社
- レンタカーに犬を乗せる際の注意点5つ
- ゲージなしで犬が乗れるレンタルキャンピングカー2選
- 犬との旅行で必ず持っておきたいおすすめアイテム3選
この記事を読めば、愛犬と一緒に旅を楽しむためのベストなレンタカー選びができるようになるでしょう。
1971年北海道生まれ、旅行・サウナ・温泉・サーフィン・スノーボード・釣り・キャンプなど北海道のアウトドアを楽しむ。自らもキャンピングカーで日本縦断やアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなどを巡り、北海道ローカルが楽しむ本物の北海道の素晴らしさを世界に発信。海外同様のキャンピングカー旅文化を広げるために、現在は北海道ニュージーランド化計画を推進中
一般的なレンタカーは犬OKでもゲージが必須
国内大手のレンタカー会社では、一定の条件やルールのもと、犬の同乗を許可しています。
犬OKのレンタカー会社の一例は下記のとおりです。
犬OKのレンタカー会社
どのレンタカー会社も、ゲージの利用は必須です。
会社によって違いがあるのは以下の点でした。
レンタカー会社による制限の違い
- 体重制限の記載があるか
- ゲージを置ける場所
日産レンタカーは唯一、体重制限の記載がありません。(他の会社は全て10kg以下)
ゲージを置ける場所については各社様々で、下記の3パターンに分かれていました。
ゲージを置ける場所
- ラゲッジスペース
- ラゲッジスペースおよび後部座席の床
- レンタカー会社が定める場所
ラゲッジスペースとは、車の一番後ろの荷物を置くスペースです。
レンタカー会社を利用する場合は、事前に規約をしっかりと確認しましょう。
レンタカーに犬を乗せる際の注意点5つ
レンタカーに犬を乗せる際の注意点は以下の5つです。
レンタカーに犬を乗せる際の注意点
- 犬を乗せる際はレンタル会社に必ず申告する
- 犬の大きさには制限がある
- 車内では水やご飯は与えられない
- 旅行先で行ける動物病院を把握しておく
- 夏場は熱中症に注意する
順番に解説していきます。
1.犬を乗せる際はレンタル会社に必ず申告する
犬を同乗させる場合、レンタカー会社に事前に必ず伝えましょう。
申告が漏れていると、犬の同乗やレンタカーの貸出を断られるケースがあります。
仮に許可がおりても、急な対応でレンタカー会社の人に迷惑がかかってしまい、気持ち良くレンタカーを借りられません。
せっかくの愛犬との旅も、気分の悪い出発では台無しですよね。
また、犬の同乗は電話でしか予約ができないレンタカー会社がほとんどです。
ネットでレンタカーの予約だけして、犬の同乗を伝え忘れていたということがないように注意しましょう。
2.犬の大きさには制限がある
同乗できる犬の大きさは、レンタカー会社で下記のとおり制限を設けております。
大きさ | 体重 |
70cm×90cm×75cmのゲージに入る大きさ | 10kg以下(日産レンタカーを除く) |
サイズとしては小型〜中型犬ぐらいです。大型犬だと同乗できない場合がほとんどでしょう。
大型犬を飼っている方には、後ほど説明するキャンピングカーの使用を検討してみてください。
車種にもよりますが、キャンピングカーには大型犬が同乗できるものもあります。
大型犬を飼っている方も、愛犬との旅行をあきらめないでくださいね。
3.車内では水やご飯は与えられない
どのレンタカー会社の規約を見ても、車内で水やご飯を犬に与えるのはNGです。
車内が汚れてしまうことや、排泄を促してしまうため禁止にしていると考えられます。
愛犬のストレスにならないようにこまめに休憩を挟み、水やご飯を与えるタイミングを作るのが大切です。
また、ラゲッジスペースに同乗させる場合は、犬の様子を確認しにくいため特に注意しましょう。
レンタカー会社の規約次第ですが、可能であれば後部座席の床に同乗させたいですね。
4.旅行先で行ける動物病院を把握しておく
愛犬が体調を崩してしまったときのために、旅行先で行ける動物病院の把握は大切です。
宿泊先によってはかかりつけの動物病院もあるので、事前にチェックしておきましょう。
犬は気温や環境の変化に敏感です。時期にもよりますが、車内ではエアコンを使用することもありますよね。なるべく犬の体に負担をかけない温度や湿度の設定が必要でしょう。
また、ゲージでの車移動も、慣れない環境のため犬にはストレスになります。こまめに休憩を入れて犬を休ませてください。
極力犬のストレスを排除するために、可能な方はゲージ不要なキャンピングカーの使用をおすすめします。
事前準備として、かかりつけ医に旅行時の注意点を確認しておくのも大切です。治療中の病気がある場合などは特に気をつけましょう。
5.夏場は熱中症に注意する
犬は暑さに弱いため、熱中症にも注意が必要です。
夏場は車内に5分放置するだけでも熱中症になるリスクがあります。
複数人いる場合は、お手洗いなどは交代で行くようにして、犬だけを車に残すのはなるべく避けましょう。
どうしても目を離さなければいけないときは、車内のクーラーをかけっぱなしにしたり、車を日陰に移動させてください。
ちなみに日中だけでなく、夜間や就寝中も熱中症になる可能性はあるため、温度や湿度の管理は常に必要です。
温度は22~25度、湿度は50~60%ぐらいに保つのが理想でしょう。
可能なら温湿度計を車内に用意して、犬にとって極力ストレスのない環境をつくってあげたいですね。
キャンピングカーならゲージなしで犬の同乗ができる
キャンピングカーのレンタルなら、ゲージなしで犬の同乗が可能な車があります。
愛犬の移動の際のストレスを少しでも減らしたいという方は、キャンピングカーのレンタルを検討してみてください。
また、大型犬を飼っていて、一般的なレンタカーでは同乗させられないという方にもキャンピングカーはおすすめです。
最近では、ペットを考えた設計になっているペット専用のキャンピングカーも増えています。
キャンピングカーなら愛犬との旅をより快適に楽しめるでしょう。犬と旅行する際におすすめのキャンピングカーがいくつかありますので、ぜひチェックしてみてください。
ゲージなしで犬が乗れるレンタルキャンピングカー2選
ゲージなしで犬が乗れるレンタルキャンピングカー2選は以下のとおりです。
ゲージなしで犬が乗れるレンタルキャンピングカー
- ワンランク上の居住空間なら「ジル520」
- ペット中心の旅行を楽しむなら「コルドランディ」
北海道のキャンピングカーレンタルの専門店、北海道ノマドレンタカーの車両を参考に解説していきます。
ワンランク上の居住空間なら「ジル520」
広々とした車内で優雅にゆったりと過ごしたい方には、ジル520がおすすめです。
ジル520の詳細は以下のとおりです。
2泊3日のレンタル料金 | 税込85,800円(オフシーズン) | ||
たばこ喫煙 | 禁煙 | ||
ペットの料金 | 税込11,000円 | ||
車両の特徴 | ・木目調のインテリアや間接照明で、高級感のある車内 ・5m越えの室内で大型犬でも安心の広さ ・車両の後部には大人でもゆったりと使える常設の2段ベッド | ||
おすすめな人 | ・車中泊も検討しているなど、車内での快適さをより求めたい方 ・広々した車内と充実した設備で、愛犬とゆっくり過ごしたい方 |
※犬の同乗はノマドレンタカーがレンタルするジル520のみが可能です
ペット中心の旅行を楽しむなら「コルドランディ」
コルドランディはペットと出掛けることを考えたキャンピングカーです。
コルドランディの詳細は以下のとおりです。
2泊3日のレンタル料金 | 税込75,900円(オフシーズン) | ||
たばこ喫煙 | 禁煙 | ||
ペットの料金 | 税込11,000円 | ||
車両の特徴 | ・エントランスの防水床や広々としたステップ ・助手席後方の広く平らなペットスペースと屋外が見える犬専用の窓 ・汚れがつきにくく清掃がしやすい合成レザーシート | ||
おすすめな人 | ・極力犬にストレスがかからない車内環境を用意したい方 ・アウトドアやマリンスポーツなどの用途に使用したい方 |
※犬の同乗はノマドレンタカーがレンタルするコルドランディのみが可能です
犬との旅行で必ず持っておきたいおすすめアイテム3選
犬との旅行で必ず持っておきたいおすすめアイテム3選は以下のとおりです。
犬との旅行で必ず持っておきたいおすすめアイテム
- 車内の汚れを防げる「ペットシーツ」
- 排泄のストレスが無くなる「おむつ」
- あると安心できる「酔い止め」
ひとつずつ説明していきます。
車内の汚れを防げる「ペットシーツ」
ペットシーツがあれば、万が一車内で愛犬が排泄したくなったときに車内を汚さずに済みます。
また、ペットシーツを敷いておけば、食事の際の食べこぼしなどの対策にもなるでしょう。
その他にも、飲み物をこぼしてしまった際の吸い取りなど、様々な用途で使用できます。
レンタカー会社から高額な清掃費用を請求されないよう、車内の汚れ予防にペットシーツを活用しましょう。
排泄のストレスが無くなる「おむつ」
マーキングの習慣があり、あちこちに排泄してしまう愛犬の場合はおむつもあると安心です。
トイレトレーニングが十分でない仔犬、生理のあるメス犬、病気の犬やお漏らしが心配な老犬などにもおむつは必要でしょう。
排泄の都度、飼い主が確認するのは大変です。
せっかくの楽しい旅行でストレスをためないよう、おむつの持参も検討してみてください。
あると安心できる「酔い止め」
慣れないキャンピングカーで愛犬が車酔いしてしまう可能性もあります。
普段から車酔いしやすい犬の場合は、かかりつけ医に事前に相談し、酔い止めを処方してもらうのがおすすめです。
旅行という非日常体験で、ただでさえ犬には多くのストレスがかかるでしょう。
極力愛犬のストレスを排除できるよう、事前にできる準備はしておきたいですね。
まとめ
本記事では、ゲージ無しで犬が乗れるレンタルキャンピングカーや、レンタカーに犬を乗せる際の注意点について解説しました。
レンタカーに犬を同乗させる際は、レンタカー会社の規約をしっかり守ることや、愛犬が車内で快適に過ごせるような準備が必要です。
一般的なレンタカーは犬の同乗にゲージが必須なため、少なからず犬にストレスがかかります。
レンタルキャンピングカーを使用すればゲージ無しで犬の同乗ができるため、愛犬のストレスを減らして旅行を楽しめるでしょう。
また、一般的なレンタカーには乗せられない大型犬も、キャンピングカーなら車種次第で同乗が可能です。
愛犬との旅行に、ぜひレンタルキャンピングカーの利用を検討してみてはいかがでしょうか。