近年、アウトドアブームや災害対策として人気を集めている車中泊。
快適に過ごすためには必要なグッズと便利なギアを揃えることがポイントです。
初めての車中泊でも安心して楽しめるよう、この記事では特に重要な必須グッズ3選と、あると便利なアイテム18選をご紹介します。
この記事でわかること
- 車中泊の必須グッズ3つ
- 車中泊であると便利なアイテム9選
- 夏の車中泊に持って行きたい3つの便利グッズ
- 冬の車中泊で欠かせないグッズ3選
- 100均で揃えられる車中泊の便利グッズ
この記事を参考にして、車中泊で心地よく過ごすためのアイテム選びに役立ててください。
1971年北海道生まれ、旅行・サウナ・温泉・サーフィン・スノーボード・釣り・キャンプなど北海道のアウトドアを楽しむ。自らもキャンピングカーで日本縦断やアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなどを巡り、北海道ローカルが楽しむ本物の北海道の素晴らしさを世界に発信。海外同様のキャンピングカー旅文化を広げるために、現在は北海道ニュージーランド化計画を推進中
まずは揃えたい!車中泊の必須グッズ3つ
車中泊を快適に過ごすためには、適切な準備が欠かせません。
ここでは、車中泊を始めるにあたって最初に揃えておきたい必須アイテムを3つご紹介します。
まずは揃えたい!車中泊の必須グッズ3つ
- 快適に眠るための「マット」
- 防犯対策に「カーテン・シェード」
- 寝心地を調節する「寝袋」
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.快適に眠るための「マット」
車内で就寝する際、座席を倒しても凸凹が気になるものです。
快適な睡眠のためには、フラットな寝床が不可欠。そこで活躍するのが、車中泊用のマットです。
エアーベッドやウレタンフォームなど、さまざまなタイプが存在します。
中でもおすすめなのが、厚みがあり、高いクッション性と断熱性を誇るインフレーターマット。
価格は少し高めですが、快眠を手に入れられる価値は十分にあります。
インフレーターマットのおすすめ商品はこちらです。
予算に応じて、キャンプ用のマットやエアマットなどを活用するのもよいでしょう。
2.防犯対策に「カーテン・シェード」
車内でのプライバシーと安全を守るために、カーテンやシェードは必須アイテムです。
外部から車内を見えにくくすることで、防犯効果を高めます。
また、暑い季節には日差しを和らげ、寒い季節には冷気を遮断する役割も果たしてくれます。
車種別の専用設計品なら、ピッタリとフィットし、見た目にも邪魔になりません。快適さと安全を両立させましょう。
おすすめの車中泊用カーテンはこちらです。
また、全ての窓を完全に覆い隠すのではなく、一部を空けておくと外の様子を確認でき、安心です。
夏の車中泊に欠かせないアイテムを詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
3.寝心地を調節する「寝袋」
車中泊ではエンジンをかけたまま眠ることができないため、寒さをしのぐためにも寝袋が必要です。
特に、山間部での宿泊では、一日の気温差が大きいため、保温性の高い寝袋を用意しておくことが重要です。
季節に応じて寝袋を使い分け、良質な睡眠を確保しましょう。
たとえば、こちらの寝袋は車中泊に最適です。
車内でぐっすり眠れるように、あなたに合った寝袋を選び、マットと組み合わせて使用することをおすすめします。
車中泊であると便利なアイテム9選
車中泊は楽しいアウトドア活動ですが、快適に過ごすためには便利なアイテムが欠かせません。
ここでは、車中泊に役立つ9つのアイテムを紹介します。
車中泊であると便利なアイテム9選
- タイプ別に揃えたい「ライト」
- ポータブル電源
- レベラー・水平器
- タオル・ブランケット
- 耳栓・アイマスク
- ミニテーブル
- クーラーボックス
- 密閉式の蓋付きバケツ
- ヒーター・ポータブルクーラー
1つずつ見ていきましょう。
1.タイプ別に揃えたい「ライト」
車中泊では、夜の時間帯に明るさが必要な場面が多々あります。
ランタン型、手元を照らすミニライト、持ち運び用の3つのタイプを準備するのがおすすめです。
ランタン型はテーブル周りに役立ち、ミニライトは手元を照らすことができます。
持ち運び用に取っ手がついているライトは、夜に車から出て歩くときにも重宝します。
明るさは200ルーメン程度で良いので、複数のライトを持っておきましょう。
車中泊におすすめのライトは以下の記事でも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
2.ポータブル電源
エンジンを停止しても電気が使えるポータブル電源は、車中泊の強い味方です。
サブバッテリーを搭載していない一般乗用車でも、エンジンを停止したまま電気が使えるので、大変重宝します。
最近は、大容量モデルや急速充電が可能なタイプも増えており、その選択肢は豊富です。
スマホやパソコンの充電はもちろん、夏は扇風機、冬は電気毛布、さらには調理家電なども使えるため、一台あれば旅が格段に快適になります。
防災グッズとしても役立つのも心強いポイントです。
下記のポータブル電源は大容量で、キャンプから防災まで幅広く活躍するおすすめのアイテムです。
3.レベラー・水平器
車中泊で快適な睡眠を得るには、水平な場所を確保することが重要です。
しかし、オートキャンプ場などは水はけを良くするために傾斜がついていることが多く、平坦な場所を見つけるのは容易ではありません。
そこで活躍するのがレベラーと水平器です。
レベラーは、タイヤの下に設置して車を水平にするためのプラスチック製の道具です。また、水平器という道具を使えば、車が地面に対して水平になっているか確かめられます。
下記のレベラーは軽量設計で耐久性に優れているのでおすすめです。
また、下記の水平器は、傷つきにくくアウトドアにはもってこいです。
できるだけ車内を平らな状態にすることで、ぐっすり休むことができますよ。
おすすめのレベラーは以下の記事でも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
4.タオル・ブランケット
タオルやブランケットは、車中泊においてさまざまな用途で活躍する万能アイテムです。
寒さを防ぐために羽織ったり、下に敷いてクッション性を向上させるために使用できます。
カーテンやシェード代わりに窓に吊るせば、車内の保温効果を高められるでしょう。
また、シートの隙間を埋めて寝心地を改善したり、枕の代わりとして使うことも可能です。 複数枚用意しておくと、重宝しますよ。
5.耳栓・アイマスク
キャンプ場など周囲に人がいる環境では、夜間でも話し声や車の音などが気になることがあります。
そんなときに耳栓があれば、気になる音が耳に入らなくなり、より良い睡眠を得られます。
また、朝日が差し込んで目が覚めてしまうのを防ぐために重宝するのが、アイマスクです。
耳栓やアイマスクで外部の音や光を遮断すれば、周囲の環境に左右されずに眠れるでしょう。
6.ミニテーブル
車内は水平な場所が限られているため、食事の際に不便を感じることもあります。
コンパクトに折りたためるミニテーブルがあれば、シートの上やフロアの安定した場所に設置して、食事スペースを確保できます。
食事だけでなく、ちょっとした作業スペースとしても活用できますよ。
収納も簡単なため、車中泊においては非常に役立つアイテムです。
こちらのミニテーブルは、アルミ製で推奨最大重量30kgと丈夫なアイテムです。
7.クーラーボックス
食材や飲料の保存にはクーラーボックスが欠かせません。
保冷剤を入れれば長時間冷たさを維持できるので、旅先で購入したお土産や、要冷蔵の食材を保管する際に重宝します。
ソフトタイプや折りたたみ式のものを選べば、使わないときはコンパクトに収納できます。
また、強度のあるクーラーボックスはテーブルや椅子代わりとしても活用でき、機能的です。
下記のような、折りたたみ式クーラーボックスがおすすめです。
8.密閉式の蓋付きバケツ
車中泊では、ゴミの匂い対策も重要です。
特に生ゴミは匂いが強いため、密閉式の蓋付きバケツに入れておくのがおすすめです。
匂い漏れを防ぐだけでなく、虫の侵入も防ぐことができます。
もう一つ密閉式の蓋付きバケツを用意し、濡れたものと分別するのも良いでしょう。
ファスナー付きのビニール袋も便利です。
こちらは、取手付きで便利な密閉型収納ボックスです。
9.ヒーター・ポータブルクーラー
車中泊では、季節に合わせた温度調節も大切です。
エンジンを停止すると車内は急速に外気温に近づくため、防寒対策や冷却器具が必要不可欠です。
冬場は車内温度が外気温とほぼ同じになり、大変寒いため、USB式のヒーターがあると便利でしょう。
一方、夏場は車内温度が急激に上昇し、熱中症のリスクも高まるため、ポータブルクーラーがあると安心です。
車中泊の頻度が高い方は、ぜひ検討してみてください。
おすすめのヒーターは以下の記事でも紹介しています。
夏の車中泊に持って行きたい3つの便利グッズ
夏のアウトドア活動が盛んになる季節、車中泊を楽しむ方も多いことでしょう。
夏の車中泊で、特に気になるのはやはり「暑さ」と「虫対策」です。
ここでは、夏の車中泊を快適にするためにぜひ持って行きたい便利グッズを3つご紹介します。
夏の車中泊に持って行きたい3つの便利グッズ
- 蚊の対策に「虫除け」
- 暑さをしのぐ「扇風機」
- 寝心地を快適に「冷感敷きパッド」
1つずつ、見ていきましょう。
1. 蚊の対策に「虫除け」
夏の車中泊では、暑さに加えて虫、特に蚊の対策が必須です。
窓を少しでも開ければ、すぐに侵入してしまう蚊に刺されて、ぐっすり眠れないこともあるでしょう。
特に山間部でのキャンプでは、その危険性が高まり、寝苦しい夜になってしまいがちです。
虫除け製品には、スプレータイプから腕につけるタイプ、乾電池式のものまでさまざまな選択肢があります。
家族の人数や家族構成に合わせて適切なものを選ぶと良いでしょう。
刺されてしまったときのために、かゆみを和らげる塗り薬も持っていくと安心です。
1つは持っておきたい虫除けグッズのおすすめはこちらです。
2.暑さをしのぐ「扇風機」
夏の車中泊では暑さも大敵です。温度が高くなる夜間でも快適に寝るためには、簡単に持ち運びができて便利な扇風機が助けになります。
エアコンやスポットクーラーは効果的ですが、コストやスペースの問題で導入をためらうケースもありますよね。
そこでおすすめなのがバッテリー式や充電式のクリップ型扇風機です。
車内のアシストグリップなどに簡単に取り付けられ、必要な場所に風を送れます。
扇風機を選ぶ際は、首振り機能やリモコン操作、風量調節機能がついているものだと、さらに便利に使用することができるでしょう。
車中泊用に、クリップ付きで静音タイプの扇風機をご紹介します。
3.寝心地を快適に「冷感敷きパッド」
夏の暑さの中でも、ひんやりと快適な睡眠をサポートしてくれるのが、冷感敷きパッドです。
接触冷感素材と呼ばれる、触れるとひんやりと感じる特殊な生地で作られており、寝苦しい夏の夜でも快適な睡眠をサポートします。
自宅で使い慣れている冷感敷きパッドを車中に持ち込むのも良いでしょう。
購入するときは、冷たさの持続性や触り心地、寝心地を基準に選ぶことをおすすめします。
リバーシブルで使用可能なタイプなら、季節に合わせて両面を使い分けることもでき、長く活用できるのでコストパフォーマンスが高いでしょう。
冬の車中泊で欠かせないグッズ3選
冬の車中泊を快適に過ごすためには、適切な装備が不可欠です。
厳しい寒さの中で過ごす場合、体を温めるためのアイテムをしっかりと準備しておきましょう。
ここでは、冬の車中泊をより快適にするためのアイテムを3つご紹介します。
冬の車中泊で欠かせないグッズ3選
- 暖かさをキープ「防寒インナー・靴下」
- 足元の冷えに「湯たんぽ・電気毛布」
- 買っておきたい「カイロ」
詳しく見ていきましょう。
1.暖かさをキープ「防寒インナー・靴下」
寒くなる冬の車中泊では、衣類や防寒アイテムを使用して体温の調節が必要です。
特に、肌に直接触れるインナーウェアや靴下は、保温性に優れた素材を選ぶことがポイントです。
メリノウールやフリース素材の防寒インナーは、柔らかな肌触りとともに体温をしっかりと保ってくれます。
また、靴下も厚手のものを選ぶことで、足元の冷えを防ぎ、快適に過ごせますよ。
車内でリラックスする際にも、寒さに悩まされることが少なくなります。
2.足元の冷えに「湯たんぽ・電気毛布」
底冷えしやすい車内では、湯たんぽや電気毛布で足元を重点的に温めるのが効果的です。
湯たんぽは、寝る前に温めておけば、一晩中じんわりとした温かさが持続します。
一方、電気毛布はスイッチ一つで温度調整が可能で、自分の好みの暖かさにできるのが魅力です。
また、電気毛布はUSB充電でも使えるものがあり車中泊にぴったりです。
3.買っておきたい「カイロ」
カイロは小さくて持ち運びが簡単で、手軽に身体全体を温められる優れたアイテムです。
使い捨てタイプのカイロは、ポケットに忍ばせて手軽に持ち運ぶことができ、必要なときにすぐに取り出せます。
体温調整が難しい車中泊では、適宜カイロを活用し、寒さを和らげることができます。
特に急な寒波や冷え込みが予想される場合には、予備のカイロを用意しておきましょう。
貼るだけで簡単に使えるカイロは買っておくのがおすすめです。
その他にも、いくつかのカイロを用意して体の冷えやすい部分に使うことで、寒さを防ぎやすくなります。
冬の車中泊で使える寝袋はこちらの記事でも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
100均で揃えられる車中泊の便利グッズ3選
車中泊を楽しむためには、快適さと機能性を両立するアイテムが欠かせません。
だからと言って、高額なギアを揃える必要はありません。
100均で手軽に手に入る便利グッズを活用して、手軽で快適な車中泊を実現しましょう。
100均で揃えられる車中泊の便利グッズ
- シェードを留めておける「突っ張り棒」
- ランタンの吊り下げに「フック・カラビナ」
- おしゃれに演出「ガーランドライト」
1つずつ見て行きましょう。
1.シェードを留めておける「突っ張り棒」
車内でのプライバシーを確保するためには、シェードが必要です。
シェードを付けるための突っ張り棒は、100均で購入できます。
フックが付いてあるタイプなら、取り付けも簡単です。
車内の内装に合わせて、マグネット、粘着テープ、またはマジックテープで固定できるので、すぐに設置できます。
車内での使用時には車の振動で落ちやすくなるため、壁面ガードを活用すると安心です。
これは100均でも見かけるアイテムですので、ぜひチェックしてみてください。
2.ランタンの吊り下げに「フック・カラビナ」
空間の限られた車内では、吊り下げ収納が大いに役立ちます。
この用途にぴったりなのがフックやカラビナです。
ランタンを吊るすだけでなく、使い方次第で幅広く活用できます。
たとえば、挟むタイプのフックは、車の振動にも強く、ツッパリ棒に取り付けるのも簡単。
挟むタイプなので洗濯バサミのようにも機能します。
大きいサイズのものはケーブルの整理やカーテンの留め具としても便利で、なにかと重宝するでしょう。
特にランタンや一時的にぶら下げたい物に対応できるよう、多めに用意していると安心です。
3.おしゃれに演出「ガーランドライト」
車中泊を特別な時間にするために、雰囲気作りも大切です。
そこでおすすめなのが、手軽な価格で手に入るガーランドライト。100均なら200円や300円など手頃な価格で購入できます。
お店によっては、200円でおしゃれなガーランドライトが手に入りますよ。
温かみのある光が、車内を優しく照らし、リラックスできるおしゃれな空間を演出してくれます。
まとめ
この記事では、快適な車中泊に必要なグッズを3つと、揃えておきたいギア9選を紹介しました。
また、夏や冬の車中泊に必要なアイテムもそれぞれ3つ紹介しました。
100均で揃えられる便利グッズもぜひチェックしてみてください。
お好みに合わせたアイテムを選んで、最高の車中泊ライフを楽しみましょう。