「キャンピングカーの相場はどれくらいなの?」
そのようなご質問にお答えします。
本記事の内容
・キャンピングカーの種類別の相場
・キャンピングカーは購入とレンタルどちらがいい?
キャンピングカーの購入を検討している方であれば、1番に相場が気になると思います。
さまざまな種類があるため、特徴や相場をしっかり理解して、自分に合ったキャンピングカーを選びたいことでしょう。
そこで本記事では、キャンピングカーの種類別の特徴と相場、購入・レンタルどちらがよいのか解説します。
キャンピングカーの購入を検討している方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
キャンピングカーの種類別の相場
キャンピングカーは種類によって価格相場が大きく異なります。
・フルコン
・キャブコン
・バスコン
・バンコン
・軽キャンパー
・トラキャン
・キャンピングトレーラー
ここでは代表的な上記7つの種類について、特徴と相場を見てみましょう。
また、それぞれのキャンピングカーの詳細については下記の記事をご覧ください。
» 【もう迷わない】キャンピングカーの種類を徹底解説【全7種】
フルコン
フルコンは、フレームやエンジンなど一部の部品を除いて、すべてをキャンピングカービルダーが作るキャンピングカーです。
キャンピングカーの最高峰といわれており、豪華な内装や自宅と変わらないような快適性があります。
日本の道路環境にはサイズが合わず国産のフルコンはほとんど販売されていないため、所有するには海外の輸入車両を購入するのが一般的です。
・フルコンの相場
フルコンは標準的な装備のものでも一台「1,000~2,000万円」が相場で、オプションをつけるとさらに価格が上がります。
キャブコン
キャブコンは、トラックやワンボックスカーの運転席部分を残して、ボディ部分に居住スペースを架装したキャンピングカーです。
キャンピングカーの中でも1番王道のタイプで、大人数で使用しても広い居住空間を確保できます。
・キャブコンの相場
キャブコンは「500~1,000万円」が一般的な相場です。
少しコンパクトなサイズのライトキャブコンなどは「450~550万円」程度が相場で、比較的購入しやすい価格帯のものが多い傾向にあります。
バスコン
バスコンは、バスやマイクロバスをベース車両に、内装をキャンピングカー仕様に作り変えたキャンピングカーです。
車体の長さを活かして居住空間をゆったりとれるため、車内と思えないような快適性があります。
・バスコンの相場
バスコンは「1,000~2,000万円」が相場ですが、車両価格だけで2,000万円を超えるタイプも存在します。
バスコンが高額なのは、ベース車両に使用するバスやマイクロバスの価格がもともと高いためです。
最近は価格を抑えるために中古のバスを購入し、自分でDIYする方も増えています。
バンコン
バンコンは、ハイエースやキャラバンなどのバン・ワンボックスをベース車両に、内装を作り変えたキャンピングカーです。
外観はそのままなので、アウトドアだけでなく普段使いもしやすく、近年キャンピングカーの中で1番人気があります。
・バンコンの相場
バンコンは「200~800万円」が相場で、比較的手が出しやすい価格なのも人気の要因です。
バスコンと同様に、価格を抑えてオリジナルのバンコンを制作する方が増えており、YouTubeなどではDIY方法の紹介動画も注目されています。
軽キャンパー
軽キャンパーとは、軽自動車や軽トラックなどをベース車両に使用したキャンピングカーです。
1~2名で気軽に使用できるため、バンコンと並んで近年人気を集めています。
・軽キャンパーの相場
軽キャンパーの中にもバンコンタイプとキャブコンタイプがあり、それぞれで相場が少し異なります。
一般的にバンコンタイプの軽キャンパーは「200~250万円」、キャブコンタイプの軽キャンパーは「300~400万円」が相場です。
キャブコンタイプの方が少し高い傾向にありますが、乗用車と変わらないような価格で購入できるタイプもあります。
トラキャン
トラキャンは、ピックアップトラックの荷台部分に居住空間のキャビンを搭載したキャンピングカーです。
アメリカではポピュラーなタイプですが、日本ではキャンピングカーユーザー全体で0.4%程度しか所有者がいません。
・トラキャンの相場
トラキャンは、「200~800万円」が相場です。
ベース車両のピックアップトラックやキャビンをどんなタイプにするかで大きく価格が変わります。
ピックアップトラックではなく、軽トラックをベース車両に選べば車両価格が比較的安いため価格を抑えられます。
キャンピングトレーラー
キャンピングトレーラーとは、居住空間を車で牽引するタイプのキャンピングカーです。
他のキャンピングカーと違い、エンジンなどはついていないため動く部屋と表現されることもあります。
・キャンピングトレーラーの相場
キャンピングトレーラーは「200~1,000万円」が相場で、選ぶサイズや内装の違いで価格は大きく異なるのが特徴です。
コンパクトなサイズであれば価格は比較的安く、使用しない時は切り離して置いておけるなど、キャンピングカーとは違った魅力があります。
キャンピングカーは購入とレンタルどちらがいい?
キャンピングカーの相場が分かったところで、購入するのとレンタルで利用するのではどちらがよいのでしょうか。
購入とレンタルの分かれ目は、ズバリ「使用頻度」です。
使用頻度ごとに見ていきましょう。
毎週末キャンピングカーを利用する場合
毎週末(月4回以上)キャンピングカーを利用する方は、間違いなく購入するのがおすすめです。
車種にもよりますが、一般的なキャブコンをレンタルする場合、1日3万円前後かかります。
毎週末レンタルすると年間で140万円~かかる計算になるため、購入するのとあまり変わりません。
頻繁に使用する方は、レンタルではなく購入を検討するのが良いでしょう。
なお、購入後に後悔しないためにも、事前にさまざまなタイプをレンタルして自分に合った車種を選ぶことが大切です。
月1回程度キャンピングカーを利用する場合
キャンピングカーの利用が月1回程度の場合は、購入よりもまずレンタルで楽しむのがおすすめです。
購入した場合、車両価格だけでなく、税金や保険、燃料代などの維持費がかかります。
また、自宅にキャンピングカーを停めるスペースがない場合は、駐車場を借りて停車場所の確保が必要です。
自分のキャンピングカーを所有できるのは魅力的ですが、使用回数が少ないと費用面で「もったいない」と感じてしまうでしょう。
まとめ|相場を知って自分にぴったりのキャンピングカーを選ぼう!
本記事では、キャンピングカーの種類別の特徴と相場、購入・レンタルどちらがよいかを解説しました。
キャンピングカーは高額なイメージが強いですが、乗用車とあまり変わらない価格のタイプも増えています。
キャンピングカー選びで失敗しないためにも、相場を知ったうえで自分に合った1台を見つけてみてください。
また、レンタカーを活用しながら、さまざまなキャンピングカーの魅力を体感するのもおすすめです。
1971年北海道生まれ、サーフィン・スノーボード・釣り・キャンプなど北海道のアウトドアを楽しむ。2016年ハイクラスキャンピングカーレンタル会社「北海道ノマドレンタカー株式会社」設立。ローカルが楽しむ本物の北海道の素晴らしさを世界に発信し、海外同様のキャンピングカー旅文化を広げるために、北海道ニュージーランド化計画を推進中