「家族で使いたいけれど、4人就寝できるキャンピングカーはどれを選べばいい?」
そのようなご質問にお答えします。
本記事の内容
・キャンピングカーを選ぶ際に重要な就寝定員とは?
・4人就寝できるキャンピングカーの特徴
・4人就寝できるキャンピングカーの選び方
キャンピングカーはコンパクトなタイプから大きいタイプ、最新の設備を搭載したタイプなどさまざまですが、家族で使う場合はどういう点を基準に選べば良いのでしょうか。
購入した後に後悔しないためにも、家族がより快適に過ごせるものを選びたいですよね。
そこで本記事では、旅の快適度を左右する「就寝」に目を向け、家族が4人就寝できるキャンピングカーの特徴や選び方をご紹介します。
これからキャンピングカーの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
キャンピングカーを選ぶ際に重要な就寝定員とは?
キャンピングカーを選ぶ際の基準の一つに何人まで乗れるかという「乗車定員」がありますが、何人まで寝られるかという「就寝定員」も考える必要があるのをご存じですか?
多くのキャンキングカーの場合、乗車定員よりも就寝定員が少なく設定されているため、家族など複数人で使用するときはあらかじめ確認しておく必要があります。
たとえば、軽キャンパーを家族4人で使用する場合、乗車定員は4名ですが就寝定員は2名のタイプがほとんどなので家族みんなで眠ることができません。
乗車定員と違い、就寝定員をオーバーして寝ていても違反にはなりませんが、狭くてゆっくり寝られないでしょう。
キャンプ場などで宿泊施設を利用する場合は大丈夫ですが、車中泊する予定があれば就寝定員に余裕のあるタイプを選ぶことが重要です。
4人就寝できるキャンピングカーの特徴
家族4人がゆったり就寝するためにはどのようなキャンピングカーを選ぶと良いのでしょうか。
ここでは、4人就寝できるキャンピングカーについて軽キャンパー・バンコンの特徴をご紹介します。
軽キャンパー
軽キャンパーは軽自動車をベース車両にしたキャンピングカーで、コンパクトな車体が普段使いにも向いていることから近年人気のタイプです。
乗車定員4名、就寝定員2名というタイプがほとんどですが、各メーカーの工夫により4人就寝を可能にした軽キャンパーも増えてきています。
たとえば、ポップアップルーフとよばれる装備をキャンピングカーの屋根部分に取り付けることで、車体の上を就寝スペースとして活用したタイプです。
ポップアップルーフ内に入り床板を設置すると大人2名が就寝できるスペースになるため、車内2名とポップアップルーフ内2名の4人就寝できます。
走行中など使用しない時はコンパクトに畳んでおけるので車高もほとんど変わらず、使用するときだけ広げられるのが魅力です。
軽キャンパーは装備をせずに使用すると就寝スペースが狭いですが、ポップアップルーフなどを取り付けることで4人就寝もできます。
大きなキャンピングカーは運転が不安、置き場所にも困るという方や、お子様が小さいご家族に向いているタイプです。
バンコン
バンコンはハイエースやキャラバンなどのバン・ワンボックスをベース車両にしたキャンピングカーで、乗用車とあまり変わらないサイズ感が運転しやすく日本で一番売れているタイプです。
乗車定員が5~8名、就寝定員が3~6名と軽キャンパーよりゆとりがあり、ゆったりと快適に就寝できます。
たとえば、座席をフルフラットにして隙間に補助マットをひくことで大人4名が就寝できるようにしたり、マットを移動させて2段ベッドにしたりと、4人就寝できるように工夫が施されています。
また、軽キャンパーと同様ポップアップルーフを搭載したバンコンも人気です。
バンコンは居住空間が広めに取れるため、軽キャンパーに比べてのびのびと4人就寝できます。
乗用車とあまり変わらない感覚で運転したい方や、お子様が大きいご家族に向いているタイプです。
4人就寝できるキャンピングカーの選び方
キャンピングカーを選ぶ際、「4人就寝できる」という点だけで選ぶと失敗してしまう可能性があります。
ここでは、4人就寝できるキャンピングカーを選ぶ際のポイントをご紹介します。
ゆとりを考えて選ぶ
4人家族で就寝定員4名のキャンピングカーを選んだ場合、軽キャンパーとバンコンとでは同じ4人就寝でもゆったり感が異なります。
お子様がまだ小さい場合は軽キャンパーでも大丈夫ですが、お子様が少し大きい場合は軽キャンパーでは狭く感じることがあるためバンコンを選んだ方が良いでしょう。
また、キャンピングカーを使用する際は、人だけでなく荷物もたくさん積むので荷物を置いたうえで、残りどれくらいのスペースが使えるかを考えておかなければいけません。
荷物が多い場合は、軽キャンパーやバンコンだけでなく、よりゆとりがあるキャブコンなども視野に入れて選ぶのがおすすめです。
使い方で選ぶ
キャンピングカーで車中泊するのが週末1泊だけの場合は、多少狭くても身体に大きな負担はかからないでしょう。
しかし、長期間キャンピングカーで車中泊をする場合は、スペースが狭いと毎日の就寝で少しずつ負担がかかるので就寝スペースが広いタイプを選ぶ必要があります。
キャンピングカーの利用頻度や旅の期間などを想定して選ぶと、購入後に後悔せずにすむでしょう。
また、キャンピングカーを移動手段としてメインに使用する場合は、就寝スペースの広さよりも運転のしやすさや置き場所、維持費の安さなどを考えて選ぶのがおすすめです。
購入を考えている場合は、一度レンタルする
さまざまなタイプのキャンピングカーがあり、同じ軽キャンパーやバンコンでも内装や搭載している装備の違いでスペースは大きく異なります。
4人就寝可能とうたっていても、実際に寝てみると寝返りできるスペースもないくらい狭いということも少なくありません。
写真や動画で見たり説明を聞いているとどれも魅力的に感じますが、利用してみると思っていた感じと違うこともよくあるので、購入する前に複数のタイプをレンタルして試すのがおすすめです。
まとめ|4人就寝できるキャンピングカーで快適な家族旅を!
本記事では、4人就寝できるキャンピングカーについて特徴や選び方のポイントをご紹介しました。
家族でキャンピングカー旅をするにあたり、快適に就寝できるスペースは最も大事といっても過言ではありません。
同じ4人就寝のキャンピングカーでもタイプによって広さはさまざまです。
購入後に後悔しないためにも、レンタカーなどを活用して家族で使いやすい1台を見つけてください。
1971年北海道生まれ、サーフィン・スノーボード・釣り・キャンプなど北海道のアウトドアを楽しむ。2016年ハイクラスキャンピングカーレンタル会社「北海道ノマドレンタカー株式会社」設立。ローカルが楽しむ本物の北海道の素晴らしさを世界に発信し、海外同様のキャンピングカー旅文化を広げるために、北海道ニュージーランド化計画を推進中