「キャンピングカーのサブバッテリーはどれがいいんだろう?毎年、買い換えるのも大変だし長持ちさせる方法があれば知りたい!」
そのようなご質問にお答えします。
本記事の内容
・キャンピングカーのサブバッテリーとは?
・【使用頻度別】サブバッテリーの目安
・キャンピングカーのサブバッテリーおすすめ3選
・サブバッテリーを長持ちさせる方法
キャンピングカーに搭載されている電化製品を快適に使用するためには、サブバッテリーが欠かせません。
しかし、どんなものを選べば良いか分からない方も多いと思います。
そこで本記事では、サブバッテリーの種類や使用頻度別の目安、おすすめのサブバッテリーをご紹介します。
最後に長持ちさせる方法もお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
キャンピングカーのサブバッテリーとは?
サブバッテリーとは、エンジン停止中の車内で電化製品を使用する際に必要なバッテリーです。
通常、走行中はメインバッテリーから電力を供給しますが、エンジン停止中に長時間使用するとバッテリーがあがってしまうため、キャンピングカーにはサブバッテリーが搭載されています。
キャンピングカーのサブバッテリーは大きく分けると次の2種類です。
・現在多くのキャンピングカーに使用されている「鉛ディープサイクルバッテリー」
・今度主流になるといわれている「リチウムイオンバッテリー」
それぞれ詳しく見てみましょう。
鉛ディープサイクルバッテリー
鉛ディープサイクルバッテリーはこれまで多くのキャンピングカーに搭載されてきたタイプで、繰り返し放充電できます。
使用する際は電圧を変換できるインバーターを介して、家庭と同じAC100Vに変換します。
重量とサイズが大きい割に蓄電量は少ないデメリットはありますが、比較的安価で購入できるのがメリットです。
リチウムイオンバッテリー
リチウムイオンバッテリーはスマートフォンやノートパソコン、モバイルバッテリーなどに使用されているのと同じタイプで、今後主流になると注目されているバッテリーです。
電気自動車やハイブリッド車にも使用されており、キャンピングカーへの採用が増えてきています。
鉛ディープサイクルバッテリーと比べると価格が高いデメリットはありますが、軽くてコンパクトでありながら蓄電量が多いのがメリットです。
また、バッテリーの種類にもよりますが、充放電できる回数はこれまでの約5倍程度といわれています。
【使用頻度別】サブバッテリーの目安
キャンピングカーを目的地までの移動手段として使用したり、車中泊メインで使用するなど、人によって使い方はさまざまです。
キャンピングカーを1日使用する場合、サブバッテリーはどの程度使えるのか使用頻度別の目安を見てみましょう。
サブバッテリーの使用頻度「低」
キャンピングカーを移動手段として利用する場合、道中の休憩時間などにサブバッテリーを利用することがありますが、極端に電力を消費することは少ないでしょう。
冷蔵庫など常に電源を入れていたとしても、1日程度であればあらかじめ搭載されているサブバッテリーで問題ありません。
サブバッテリーの使用頻度「中」
春や秋など気候の良い季節の車中泊は、冷暖房を使用しない分消費電力を抑えられます。
夜のテレビやスマートフォンの充電、朝に電気ポットでお湯を沸かすなどの使い方であれば、一般的な105Ahのサブバッテリーで対応可能です。
食事の際に電子レンジを頻繁に使用する場合は、サブバッテリーの残量をこまめに確認する必要がありますが、搭載されているサブバッテリーで過ごせるでしょう。
サブバッテリーの使用頻度「高」
冷暖房やテレビ、冷蔵庫、照明など、車内の設備をたくさん使用する場合、使用する時間にもよりますが105Ahのサブバッテリーでは容量が足りなくなる可能性が高いです。
途中でエンジンをかけたり、外部充電しながら使用する場合は問題ありませんが、1台のサブバッテリーでは厳しいと思っておいた方が良いでしょう。
途中で充電せずに電化製品を使用したい場合は、サブバッテリーを増設するなどの対策が必要です。
キャンピングカーのサブバッテリーおすすめ3選
サブバッテリーを選ぶ際は、自分がどれくらい電化製品を使用するか想像して、容量や価格など見合ったものを選ぶことが大切です。
ここでは、おすすめのサブバッテリーを3つご紹介します。
おすすめのサブバッテリー①|Renogyリン酸鉄リチウムイオンバッテリー12V
Renogy リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは4000サイクル以上の長寿命なサブバッテリーです。
アンペアアワー:100AH
ボルト数:12.8V
本体サイズ:19.7×16.6×17.1cm
重量:約6.5kg
価格:89,000円(2022年1月現在)
おすすめのサブバッテリー②|Ampere Timeリン酸鉄リチウムイオンバッテリー
Ampere Timeリン酸鉄リチウムイオンバッテリーは、4000サイクル以上の寿命と安心のアフターサービスが魅力的なサブバッテリーです。
アンペアアワー:100AH
ボルト数:12.8V
本体サイズ:33×17.3×21.5cm
重量:約10kg
価格:48,699円(2022年1月現在)
おすすめのサブバッテリー③|ACDelcoディープサイクルバッテリーM31MF
ACDelcoディープサイクルバッテリーは、マリンエンジンにも使われる強力なサブバッテリーです。
CCA(アンペア):625
ボルト数:12V
本体サイズ:33×17.3×23.7cm
重量:26kg
価格:13,291円(2022年1月現在)
サブバッテリーを長持ちさせるためには
鉛ディープサイクルバッテリーの寿命は、平均で3年前後といわれています。
一方、リチウムイオンバッテリーは種類によって異なりますが10~15年と長寿命です。
どちらのバッテリーも平均より長持ちさせるためには、過放電と過充電を避けてなるべく負荷をかけないように使用しなければいけません。
最近は、過放電や過充電を防止できるサブバッテリーもあるので、気になる方は機能付きのものを選ぶと良いでしょう。
サブバッテリーの充電方法については、下記記事をご覧ください。
» キャンピングカーの電源の使い方|種類や充電方法も合わせてご紹介
まとめ|サブバッテリーを活用して楽しいキャンピングカーライフを!
本記事ではキャンピングカーのサブバッテリーについて、種類や使用頻度別の目安、おすすめのサブバッテリーをご紹介しました。
キャンピングカー停車中に電化製品を使用する場合、サブバッテリーは必要不可欠です。
自分にぴったりなものを選ぶためにも、予算や使用する容量など事前にしっかりと考えたうえで選んでみてください。


1971年北海道生まれ、サーフィン・スノーボード・釣り・キャンプなど北海道のアウトドアを楽しむ。2016年ハイクラスキャンピングカーレンタル会社「北海道ノマドレンタカー株式会社」設立。ローカルが楽しむ本物の北海道の素晴らしさを世界に発信し、海外同様のキャンピングカー旅文化を広げるために、北海道ニュージーランド化計画を推進中