一日中キャンプを楽しんだあとは、不快な汗のベタつきをシャワーで流したいですよね。
国内のほとんどのオートキャンプ場には、シャワー室があります。
シャワー室は共用の設備のため、生理的に受け付けない方や髪を乾かすのが面倒などの理由で入りたくない方もいるでしょう。
そこで本記事では、シャワーに入るほかに汗の不快感を解消する方法などを紹介しています。
特に夏のシーズンは気温が高く、汗でベタつきやすい季節。キャンプ場で不快な汗への対処法がわかりますよ。
この記事でわかること
- キャンプ場でシャワーを浴びたいときの4つの対処法
- 初心者におすすめのシャワー施設があるキャンプ場3選
- キャンプ場でのシャワーに関するよくある質問
これからキャンプを始めようと考えている方は、ぜひ最後まで読み進めて、快適にキャンプを楽しんでください。
1971年北海道生まれ、旅行・サウナ・温泉・サーフィン・スノーボード・釣り・キャンプなど北海道のアウトドアを楽しむ。自らもキャンピングカーで日本縦断やアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなどを巡り、北海道ローカルが楽しむ本物の北海道の素晴らしさを世界に発信。海外同様のキャンピングカー旅文化を広げるために、現在は北海道ニュージーランド化計画を推進中
キャンプ場でシャワーを浴びたいときはどうする?4つの解決策を紹介
キャンプ場でシャワーを浴びたいときは、事前準備で解決できる場合がほとんどです。
代表的な解決策は以下のとおり。
キャンプ場でシャワーを浴びたいときの4つの解決策
- キャンプ場のシャワー室を利用する
- 簡易シャワーを利用する
- 近隣の入浴施設を利用する
- 制汗剤を使用する
日本キャンプ協会が制作している「キャンプ白書2021」によると、キャンプ場は8〜9月が1年の中で利用者の割合が最も多いです。
キャンプ場では、アクティビティを満喫したり家族団らんをしたりと利用目的は様々。
特に夏場は蒸し暑いため、テントの設営後や撤収時に不快な汗のベタつきを流すために、シャワーを浴びたいと思う方が多いでしょう。
そんなときの対処法を4つ紹介します。
キャンプ場のシャワー室を利用する
hinataスポットによると、全国にはおよそ1,900ヶ所以上のシャワーが利用できるキャンプ場があります。
オートキャンプ場であれば、シャワー施設や近隣に入浴施設があると思って良いでしょう。
反対に、キャンプ場でも「野営場」と名前が付くとシャワー施設は無い傾向です。
初めて行くキャンプ場にシャワー施設があるか知りたい方は、事前に電話などで問い合わせるのが確実です。
基本的には、シャンプーやドライヤーは置いてないので、利用したい方は持参がおすすめ。
また、公共の施設のため、ゴミは持ち帰り室内を清潔に保ちましょう。
簡易シャワーを利用する
簡易シャワーとは、野外でも使用できるシャワーです。
電動式と手動式があり、簡易シャワー初心者であれば、自動で水が出る電動式がおすすめです。
簡易シャワーとポリタンクがあればすぐにシャワーが浴びられます。
また、シャンプーや洗顔フォームなどを利用する際は、排水に注意が必要です。
そのまま排水を地面に流すと環境を汚染するため、炊事場などの排水口に流しましょう。
道具を揃えれば、自作のシャワー設備を20分程度で設営ができます。
解説動画もありますので、興味のある方はご覧ください。
近隣の入浴施設を利用する
キャンプ場の近くに温泉などの、入浴施設が併設されているケースがあります。
ただし、出入り自由のオートキャンプ場を利用する方は、夜8時より前に入浴を済ませておきましょう。
夜8時以降は他のサイトの利用者の迷惑になるため、車の移動はおすすめしません。
また、入浴施設を利用する場合は、以下の3つに注意しましょう。
キャンプ場で入浴施設を利用するときの3つの注意点
- サンダルなどが泥だらけのまま施設に入らない
- 脱衣所で洋服などを洗わない
- キャンプで出たゴミを入浴施設に置いていかない
タオルなどがレンタルできる入浴施設もありますので、事前に公式サイトなどで調べておくと安心できますよ。
制汗剤を使用する
シャワー施設が無かったり、シャワー施設があるけど入りたくなかったりするときは、制汗剤の使用がおすすめです。
タオルタイプの制汗剤であれば、全身の不快な汗のベタつきを拭き取れます。汗を拭き取ったあとに液体タイプの制汗剤を首などにかければ清涼感が持続しますよ。
また、制汗剤が無ければ、濡れタオルで全身を拭く方法があります。
軽く絞ったタオルで汗を拭いたあと、きつく絞ったタオルで二度拭きすると汗のベタつきが拭き取れます。
キャンプ場で夜寝る前や、不快な寝汗のベタつき解消にも役立つので覚えておきましょう。
初心者におすすめのシャワー施設があるキャンプ場3選
キャンプ初心者がキャンプ場を探すときは、シャワー施設も気になるでしょう。
シャワー施設のあるおすすめのキャンプ場は以下のとおり。
シャワー施設がある初心者におすすめのキャンプ場
- breeze family camp|千葉県
- オートリゾート苫小牧アルテン|北海道
- 『きなりの郷』下北山スポーツ公園キャンプ場|奈良県
初めてのキャンプだからこそ、きれいなシャワー施設あるキャンプ場は魅力的ですよね。
また、キャンプ経験者なら、キャンプ場を選ぶときにシャワー施設はこだわりたいポイントの一つでしょう。
筆者が全国から厳選した、きれいなシャワー施設が利用できるおすすめのキャンプ場を3つ紹介します。
breeze family camp|千葉県
breeze family campは、家族で始めてのキャンプにおすすめです。
キャンプ初心者向けにテントの設営や焚き火の方法を学べるワークショップを開催しています。
家族でワークショップを受けるだけでも思い出を作れるでしょう。
また、シャワー施設は全室個室で空調が完備されています。
シャワー室の備品は主に以下の5つ。
シャワー室の備品
- ドライヤー
- 大型の鏡
- 椅子
- シャンプー
- ボディソープ
加えて、トイレも全室個室で、おむつ交換台が全室に設置されているため、小さな子どもがいるご家族でも安心して利用ができます。
施設全体では、キッズエリア、ビーチ、フォトスポットなど一日では回りきれないほど充実しています。
手ぶらで初めてのキャンプ体験をしたい方におすすめです。
オートリゾート苫小牧アルテン|北海道
オートリゾート苫小牧アルテンは、野外に泊まれる一般的なキャンプサイトの他に、最大9人まで泊まれるコテージが併設されているキャンプ場です。
施設の総面積は236haで、東京ドーム約50個分の広大な大自然が楽しめます。
合計7箇所のキャンプサイトがあり、ペット可や個別の水道が設置されているサイトがあります。
楽しめるアクティビティやスポーツは以下の4つです。
楽しめるアクティビティとスポーツ
- パークゴルフ
- カヌー
- テニス
- バスケットボール
キャンプ施設内には、24時間利用できる男女別のシャワー室が2室ずつあります。
また、コテージには個別のお風呂があるため、いつでもシャワーを浴びられます。
加えて「ゆのみの湯」というスパリゾートが併設されており、天然温泉だから疲れを癒せるでしょう。
キャンプ場の他に、周辺施設も重視したい方におすすめです。
『きなりの郷』下北山スポーツ公園キャンプ場|奈良県
『きなりの郷』下北山スポーツ公園キャンプ場は、宿泊やアクティビティ、スポーツなどが楽しめる複合型のキャンプ場です。
キャンプ場は、「平成の森」と「スポーツ公園」の2ヶ所に分かれています。
空調設備とユニットバスを完備しているコテージや、電源があるキャンプサイトなど初心者から上級者まで楽しめるでしょう。
また、施設全体でコテージは合計22棟あり収容人数は最大で161人、テントは合計140張まで設置できます。
シャワー施設は、男女別で2室ずつあります。有料で、5分間100円で利用可能です。
加えて、入浴施設の「きなりの湯」が隣接しており、サウナや露天風呂なども楽しめます。
スポーツ公園からは徒歩4分、平成の森からは車で10分で「きなりの湯」へアクセス可能。
まわりを気にせず、ゆったりとキャンプを楽しみたい方におすすめです。
キャンプ場でのシャワーに関するよくある質問
キャンプ場のでシャワーに関するよくある質問は以下の2つ。
キャンプ場のシャワーに関するよくある質問
- キャンプ場のシャワー施設にドライヤーはありますか
- キャンプ場のトイレはシャワー付きですか
それでは、質問に回答していきます。
キャンプ場のシャワー施設にドライヤーはありますか
結論、ドライヤーのある施設とない施設の両方があります。
ただし、ドライヤーが置いてない施設の割合が多いです。
確実にドライヤーを利用したいなら持参がおすすめ。
また、長時間シャワー室を独占していると、他の利用者に迷惑がかかるので10分以内の利用を意識しましょう。
独立した電源を利用したい場合は、RVパークや電源付きのキャンプサイトの利用がおすすめです。
キャンプ場のトイレはシャワー付きですか
キャンプ場のほとんどのトイレには、シャワー設備は併設されていません。
シャワー設備がなかったとしても、トイレの水道で洗髪をするのはマナー違反のため絶対にやめましょう。
また、シャワーを浴びたい方は、有料のコインシャワーまたは近隣の入浴施設を利用したほうがよいです。
キャンプ場に行く前に、シャワー施設の有無を公式サイトなどで調べておきましょう。
まとめ
キャンプ場のシャワー施設は、最新の設備から古い設備まで様々。
共用のシャワー室を生理的に使いたくない方もいるかもしれません。
どうしてもキャンプ場のシャワー室が使いたくない方は、近隣の入浴施設を利用したり、制汗剤で体を拭いたりして対処しましょう。
初めてのキャンプだからこそ、バーベキューやアクティビティを楽しみたいですよね。
また、シャワー室があるキャンプ場なら、夏の不快な汗を洗い流せます。
手ぶらでもキャンプを楽しめる施設が増えており、道具が揃っていない方でも機器のレンタルができます。
今年こそは、非日常体験をしてみませんか。
また、キャンピングカーなら費用を抑えつつキャンプも楽しめるので、キャンプに慣れてきたら利用を検討してみましょう。