高価なイメージが先行するグランピングですが、実はちょっとしたコツで費用を大幅に抑えることが可能です。
この記事では、グランピングの相場や、費用を抑えるための5つの工夫をご紹介します。
この記事でわかること
- グランピングの相場は1泊2.5万円
- グランピングの費用相場【シチュエーション別】
- グランピングの費用相場【客室タイプ別】
- 相場よりも費用を抑える5つのコツ
- 安くておしゃれなグランピング施設3選
選べる宿泊施設や季節、予約のタイミングなど、知識を身に付けることで、予算内で素晴らしい体験を実現できます。
1971年北海道生まれ、旅行・サウナ・温泉・サーフィン・スノーボード・釣り・キャンプなど北海道のアウトドアを楽しむ。自らもキャンピングカーで日本縦断やアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなどを巡り、北海道ローカルが楽しむ本物の北海道の素晴らしさを世界に発信。海外同様のキャンピングカー旅文化を広げるために、現在は北海道ニュージーランド化計画を推進中
グランピングの相場は1泊2.5万円
グランピングの1泊あたりの宿泊費相場は、週末で1人2〜3万円ほどです。
ホテルよりも高く感じるかもしれませんが、テントやアウトドア用品を自分で用意する必要がなく、手ぶらで大自然を満喫できるため満足度は高いです。
一方、一般的なキャンプを始めるには、初期投資として10万円以上かかることもあります。
グランピングは、キャンプとは違い初期費用がかからないため、宿泊費や食事など、当日の楽しみに予算を充てることができます。
キャンプ場の使用料を比べるとグランピングの方が割高ですが、アウトドア用品の購入費用を考慮すると、お得感があると言えるでしょう。
グランピングの費用相場【シチュエーション別】
グランピングは手軽に自然を楽しむことができ、さまざまなプランや料金設定が用意されています。
シチュエーションに応じて最適な選択をすることで、充実した時間を過ごすことができるでしょう。
以下では、シチュエーション別に費用相場を紹介していきます。
グランピングの費用相場【シチュエーション別】
- 日帰りの相場は7千〜1万円
- カップルで行く場合の相場は1.5万〜3万円
- 子連れの相場は1.5万円
1つずつ、詳しく見ていきましょう。
日帰りの相場は7千〜1万円
首都圏のグランピング施設で日帰りプランを利用する場合、食事付きで1人あたり約7,000円〜10,000円が相場です。
温泉やスパ、アクティビティの利用料が含まれているかどうかは、施設によって異なるため、確認が必要です。
日帰りプランは、手軽に自然を満喫したい方におすすめします。
カップルで行く場合の相場は1.5万〜3万円
カップルや友人同士でグランピングを楽しむ場合、1泊2食付きで1人あたり15,000円〜30,000円が相場となります。
宿泊費、食費、アクティビティ費が一体となっているため、追加費用を気にせず、プランニングも簡単です。
記念日プランや特別サービス(花束やケーキなど)の有無も確認しておくとよいでしょう。
子連れの相場は1.5万円
家族でグランピングを楽しむ場合、移動費を含めて1人あたり15,000円前後が相場です。
幼児2人で添い寝ができる4人プランなら、宿泊費が割安になるケースもあります。
ファミリー向けの割引設定や、食事内容(子ども用メニューの有無)なども確認しておきましょう。
グランピング施設では、宿泊人数が多いほど1人あたりの料金が安くなる傾向があるため、三世代旅行もおすすめです。
また、施設によっては、小さなお子様の料金が無料になる場合もあるので、事前にチェックしておくとよいでしょう。
グランピングの費用相場【客室タイプ別】
グランピングは、キャンプと比べると費用は高めです。
さらに、温泉やサウナが付いた豪華な施設は、より高額に設定されています。
ここでは、客室タイプ別の費用相場を解説します。
グランピングの費用相場【客室タイプ別】
- コテージ・ログハウス型は1.2万円
- テント・ドーム型は2.5万円
詳しく解説します。
コテージ・ログハウス型は1.2万円
コテージやログハウス型のグランピングは、一泊二食付きで一人あたり約12,000円から提供されています。
温泉やサウナといった付加価値がある場合、さらに料金が上がることもあります。
コテージやログハウス型の宿泊施設は、まさに「家」に泊まる感覚です。
一棟を丸ごと貸し切る形で利用でき、キッチン、バスルーム、トイレなどの設備が整っており、冷暖房やベッドなども完備されています。
施設によっては、ウッドデッキやテラス、専用の庭付きで、バーベキューを楽しむための設備がしっかりと設けられているところもありますよ。
テント・ドーム型は2.5万円
テント・ドーム型のグランピングは、1泊2食付きで1人あたり25,000円程度の料金が相場となっています。
ドーム型やドーナツ型など頑丈なフレームで骨組みを作り、耐候性に優れた多層構造のシートを張ったものです。
工具やボルトを使って組み立てられ、電気も通っています。
一般的なキャンプ用テントとは異なり、寝具や冷暖房、家具家電が完備されているのが大きな特徴です。
同時に、ウッドデッキやテラスも併設されているため、快適な滞在が可能です。
自然との一体感を感じられるのもテントタイプの魅力と言えるでしょう。
グランピングは高すぎる?相場よりも費用を抑える5つのコツ
グランピングは、自然の中で豪華なキャンプを楽しめるため注目を集めていますが、料金が高いというイメージを持っている人も少なくありません。
しかし、ポイントを押さえることで、相場よりも費用を抑えることが可能です。
ここでは、グランピングをお得に楽しむためのコツを5つご紹介します。
相場よりも費用を抑える5つのコツ
- 素泊まりプランにして食材を持ち込む
- 大人数で宿泊する
- 平日やオフシーズンに泊まる
- 学生は学割プランを使う
- セールやクーポンを利用する
1つずつ、見ていきましょう。
1.素泊まりプランにして食材を持ち込む
グランピングでは豪華な食事が提供されることが多いですが、費用を抑えるためには「素泊まりプラン」を選んで自分たちで料理をするのも良い方法です。
旅の途中で地元スーパーや道の駅に立ち寄り、新鮮な食材を調達すれば、旅の思い出も一層深まります。
また、施設内のカフェやレストランを利用するのも良いでしょう。
ただし、一部の施設では持ち込みに追加料金が発生する場合があるため、事前に確認することが重要です。
少しの手間をかけるだけで、予算内でも十分堪能できるグランピング体験ができます。
2.大人数で宿泊する
1人当たりの宿泊費を抑えるには、できるだけ多くの人数で利用するのがポイントです。
グランピング施設の宿泊料金は通常、「1泊○○円」や「1部屋○○円」といった設定になっています。
そのため、1人で宿泊するよりも、できるだけ定員いっぱいで利用したほうが、1人当たりの料金を抑えられるということ。
友人や家族を誘って、賑やかで楽しい時間を過ごすと同時に、節約もできるので一石二鳥です。
グループの人数が多ければ多いほど、コストパフォーマンスが向上するのが魅力です。
3.平日やオフシーズンに泊まる
グランピングは、シーズンや曜日によって料金が変動します。
長期休暇のシーズンを避け、平日やオフシーズンに宿泊すると、通常よりリーズナブルな価格で楽しむことができます。
例えば、5月から7月の梅雨時期や12月から2月の冬の間は利用者が減る傾向にあり、比較的安く宿泊できるチャンスです。
特に平日の宿泊料金は、1.5万円から2万円程度で利用できることも。
混雑を避けてゆったりと過ごしたい人は、空いている時期を狙うのがおすすめです。
ただし、施設によっては寒さや雨対策が必要になる場合もあるため、季節に応じた準備を怠らないようにしましょう。
季節ごとのグランピングの楽しみ方については下記の記事を参考にしてください。
4.学生は学割プランを使う
学生であれば、学割プランを提供している施設を探してみるのが賢明な方法です。
特別料金で食事や全ての設備を楽しむことができ、お財布にも優しいプランとなっています。
サウナや露天風呂付きの豪華な客室を、リーズナブルな価格で楽しめるのは魅力的。
施設によっては、学生グループやカップル、女子会向けのプランが用意されていることもあります。
こうしたプランは学生旅行やサークル活動の際に非常に便利ですので、該当する場合は活用しない手はありません。
5.セールやクーポンを利用する
グランピングは、セールやクーポンを活用することで、さらに費用を抑えることができます。
早期予約割引や特別なクーポンは、多くのグランピング施設で提供されています。
計画を早めに立てることで、繁忙期であってもお得な料金で滞在することが可能です。
また、閑散期にはセールを実施する施設もあるので、タイミングが合えばお得に利用できるチャンスです。
予約時の割引情報をこまめにチェックし、所有しているクーポンを最大限に活用することで、予算を大幅に減らせます。
安くておしゃれなグランピング施設3選
近年、手軽にアウトドア体験を楽しめるグランピング施設が増えてきました。
特に、リーズナブルでありながらスタイリッシュな空間で過ごしたいという人には、次の3つの施設がおすすめです。
安くておしゃれなグランピング施設3選
- SAUNA&VILLA 焚火(takibi)|北海道
- ARCH KISARAZU|千葉県
- GRAX PREMIUM CAMP RESORT|京都府
1つずつ、見ていきましょう。
SAUNA&VILLA 焚火(takibi)|北海道
SAUNA&VILLA 焚火は、北海道の美しい自然に囲まれたリラックススペースです。
大自然に囲まれた静かな環境で、サウナとグランピングを同時に楽しめる施設です。
サウナ好きなカップルや心身ともにリフレッシュしたい方におすすめ。
住所 | 〒048-1605 北海道虻田郡真狩村社86-1 |
営業時間 | チェックイン14:00、チェックアウト10:00 |
電話番号 | 0136-55-6400 |
利用料金 | 1名1泊2食付き 17,500円〜 |
テントの種類と特徴 | ドーム型テント、快適な寝具、冷暖房完備 |
食事の付帯サービス | 夕食・朝食付き、BBQ可能(要予約)、食材持ち込み可 |
北海道でおすすめのグランピング施設については、下記の記事をご覧ください。
ARCH KISARAZU|千葉県
ARCH KISARAZUは、都市からのアクセスも良好な千葉県に位置しています。
海のそばにあるARCH KISARAZUでは、リラックスしたひとときを過ごせます。
おしゃれな空間で女子会をしたい方や、カップル、心地よい時間を楽しみたい方におすすめです。
住所 | 〒292-0512 千葉県君津市大戸見3748 |
営業時間 | チェックイン15:00、チェックアウト10:00 |
電話番号 | 0439-27-1105 |
利用料金 | 1名1泊2食付き22,000円〜 |
テントの種類と特徴 | ドーム型テント、広々とした室内 |
食事の付帯サービス | 夕食・朝食付き、BBQ可能(要予約)、食材持ち込み可 |
GRAX PREMIUM CAMP RESORT|京都府
GRAX PREMIUM CAMP RESORTは、京都にある豪華なキャンプリゾートです。
この施設では、伝統的な和の雰囲気とアウトドアの快適さが融合しています。
特別なイベントや休日を過ごしたい方におすすめです。
住所 | 〒622-0065 京都府南丹市園部町大河内広谷1-14 |
営業時間 | チェックイン14:00、チェックアウト10:00 |
電話番号 | 0771-65-5001 |
利用料金 | 1名1泊2食付き9,020円〜 |
テントの種類と特徴 | ドーム型テント、ベッド、専用バスルーム完備 |
食事の付帯サービス | 夕食・朝食付き、食材持ち込み不可 |
まとめ
グランピングは今や多くの人々に親しまれるアウトドアスタイルですが、その魅力を存分に楽しむには適正な相場の理解と費用を賢く抑えるコツが重要です。
この記事では、グランピングの費用相場と費用を抑えるコツを5つご紹介しました。
これらを駆使すれば、安くておしゃれな施設でのグランピング体験がより身近になります。
また、本記事で取り上げた3つの魅力的な施設も是非チェックしてみてください。
この記事を参考にして、お得に素晴らしいグランピング体験を楽しみましょう。