「キャンピングカーの購入で後悔している人はいるの?」
「後悔しないキャンピングカー選びのポイントは?」
そのようなご質問にお答えします。
本記事の内容
・キャンピングカー購入を後悔している人の声
・後悔しないキャンピングカー選びのポイント
キャンピングカー人気の高まりとともに、購入を検討する方が増えています。
しかし、決して安い買い物ではないので、購入して後悔しないか心配な方もいるでしょう。
そこで本記事では、キャンピングカーの購入を後悔している方に共通する声と、後悔しないための選び方のポイントをご紹介します。
購入を検討している方は、ぜひ参考に読んでみてください。
キャンピングカー購入を後悔している人の声
キャンピングカーに憧れて購入を決めたものの、実際使用してみると「思っていたのと違う…」と感じる方が少なからずいます。
ここでは、後悔したと感じている方の多くに共通する4つの意見を見てみましょう。
運転がしづらい
キャブコンなどのキャンピングカーを購入した方に多いのが「運転しづらくて後悔した」という意見です。
運転しづらいと感じる理由には、車体のサイズや重さが大きく関係しています。
たとえば、キャブコンの平均サイズは全幅2.2m・全長5m・高さ3m程度です。
どのサイズもかなり大きく、日本の狭い道路で走行するには慎重な運転が求められます。
高さもあるため、走行するルートによっては横風の影響をもろに受けてしまうでしょう。
また、さまざまな設備を搭載しているキャンピングカーは、どうしても車両重量が重くなります。
重い車体は普通車に比べるとスピードが出しづらいため、高速道路などでも軽快な走りは難しいのが特徴です。
「キャンピングカー=運転しづらい」ではありませんが、普通車と同じ感覚で運転すると思うような運転ができずにストレスを感じるでしょう。
駐車スペースに困る
車体の大きさゆえ、「駐車スペースに困る」という意見も多いです。
駐車場は普通車のサイズに合わせて作られているので、大きいキャブコンや長さがあるハイエースなどのバンコンでは、スムーズに停められないことがあります。
郊外など駐車場が広いところであれば問題ありませんが、街中の台数が限られる駐車場に停めるのは難しいでしょう。
また、立体駐車場や高さ制限バーがある駐車場などは、基本的に利用できません。
利用したいお店があっても、駐車場の問題であきらめざるおえない場面もあり、停める場所を探すのに時間がかかることも少なくありません。
» 【意外と知らない】キャンピングカーの駐車場選びのポイントと車庫証明の必要性
サイズが合わない
キャンピングカーは、内装や価格、乗車定員、就寝定員など、さまざまな情報を見て購入を決めますが、実際に使用したら「サイズが合わなかった」と感じる方もいます。
とくに、軽キャンパーなどのコンパクトな車種を購入した方に、以下のような意見が多いです。
・1人で使用するから軽キャンパーを選んだけれど、荷物を積み込むと狭くて使いづらい
・就寝定員が2名だけれど、実際2人で寝ると寝返りがうてないくらい狭い
サイズに関しては感じ方が人それぞれ異なるため、「軽キャンパー=狭い」「キャブコン=広い」と一括りにはできませんが、車種ごとの特徴を知って選ぶ必要があります。
メンテナンスに手間がかかる
キャンピングカーは車両重量の影響でタイヤの消耗が激しいため、こまめなチェックと3~4年に一度はタイヤ交換をしなければいけません。
他にも、各設備が正常に動くかどうか定期的な確認が必要です。
たとえば、FFヒーターを搭載している場合、夏場も月1回程度は稼働させておかなければ、冬場使いたいときに動かない可能性があります。
また、中古のキャンピングカーを購入した場合は、部品の劣化が進んでいることもあるため、全体的なメンテナンスが欠かせません。
快適・安全に使用するためにはさまざまな面でメンテナンスが必要なので、手間と感じる方も少なくありません。
後悔しないキャンピングカー選び3つのポイント
キャンピングカー購入者の意見が分かったところで、実際に購入する際はどんなことに注目すれば良いのでしょうか。
ここでは、後悔しないキャンピングカー選びのポイントを3つご紹介します。
タイプごとの特徴を知る
キャンピングカーには大きく7つのタイプがあり、それぞれ特徴が異なります。
・フルコン
国産車の取扱はほとんどなく、土地の広い海外向けのキャンピングカー
・キャブコン
サイズが大きくファミリー向けだけれど、普通車に比べて走行性が低い
・バスコン
大人数でも利用可能だけれど、車体の長さから駐車スペース確保が難しい
・バンコン
アウトドアも街乗りもしやすく近年人気があるけれど、利用人数によっては狭く感じる
・軽キャンパー
単身向けだけれど、長期間の旅行や荷物の多い人には向かない
・トラキャン
キャビン部分の取り外しができるけれど、走行中は中で過ごせない
・キャンピングトレーラー
普通車と組み合わせて使えるけれど、大きさによってはけん引免許が必要
それぞれ簡単に特徴をご紹介しましたが、どのタイプにもメリット・デメリットは存在します。
人によって感じ方も異なるため、購入前にタイプごとの特徴を理解しておくことが大切です。
それぞれのキャンピングカー特徴については、下記の記事で詳しく解説しています。
» 【もう迷わない】キャンピングカーの種類を徹底解説【全7種】
使用シーンを想像する
使用シーンを想像しながらキャンピングカーを選ぶのも重要なポイントです。
たとえば、4人家族で2泊3日のスキー旅行をする場合、着替えやスキー用品、食材などどれくらいの荷物が必要で、どこのスペースに積み込むか細かく考えると良いでしょう。
購入時は荷物がない状態のキャンピングカーを見ているため、いざ積み込むと思っていたよりも収納が少なかったり、居住スペースの狭さを感じる可能性があります。
シーンを細かく想像しておけば、実際使用した時に違和感を感じにくいでしょう。
レンタカーを利用してから購入する
後悔しないために何よりも大切なのは、レンタカーで使い心地を確かめることです。
タイプごとの特徴を知ってシーンを想像したとしても、実際に使用してみないことには使い心地が分かりません。
最近は1泊からでも気軽にレンタルできるため、購入前に利用すると良いでしょう。
まとめ|後悔しないためにも自分に合った1台を!
本記事では、キャンピングカー購入を後悔している方の声と、後悔しないためのポイントをご紹介しました。
利用者は年々増加しており、憧れから購入する方もいますが、「後悔して早々に手放した」という話も珍しくありません。
せっかくのキャンピングカーを思う存分楽しむためにも、レンタカーなどを利用しながら自分に合った1台を探してください。
1971年北海道生まれ、サーフィン・スノーボード・釣り・キャンプなど北海道のアウトドアを楽しむ。2016年ハイクラスキャンピングカーレンタル会社「北海道ノマドレンタカー株式会社」設立。ローカルが楽しむ本物の北海道の素晴らしさを世界に発信し、海外同様のキャンピングカー旅文化を広げるために、北海道ニュージーランド化計画を推進中