中古でも300万円以上のキャンピングカーを購入するのは、躊躇する方がほとんどです。
キャンピングカーは、購入する前にレンタルするのがおすすめです。
レンタルをすると、あなたがキャンピングカーに求める機能や、使い方を具体的にイメージできます。
本記事では、買ってはいけないキャンピングカーの特徴や、後悔した具体例、レンタルがおすすめな理由を紹介します。
この記事を読めば、あなたにとって買ってはいけないキャンピングカーがわかり、最適な選択ができるでしょう。
この記事でわかること
- すぐにキャンピングカーを買うべきではない2つの要因
- キャンピングカーを購入して後悔した具体的な事例【車種別】
- 購入前にキャンピングカーのレンタルがおすすめな理由3選
- 買ってはいけないキャンピングカーに関するよくある質問
キャンピングカーを購入する前に知っておくべき内容なので、ぜひ最後まで読んでみてください。
1971年北海道生まれ、旅行・サウナ・温泉・サーフィン・スノーボード・釣り・キャンプなど北海道のアウトドアを楽しむ。自らもキャンピングカーで日本縦断やアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなどを巡り、北海道ローカルが楽しむ本物の北海道の素晴らしさを世界に発信。海外同様のキャンピングカー旅文化を広げるために、現在は北海道ニュージーランド化計画を推進中
すぐにキャンピングカーを買うべきではない2つの要因
すぐにキャンピングカーを買うべきではない要因は、大きく分けて2つあります。
それは、車両の要因と購入する本人の要因です。
いずれにせよ、車両の購入費などで最低でも100万円以上のお金を損する可能性があります。
そのため、無計画に「憧れ」だけで、キャンピングカーを購入するのはおすすめしません。
実際に利用して気付く問題があるという前提で、キャンピングカーの購入を検討しましょう。
また、購入は一人で決めずに、家族や友人、購入した経験者と相談しながら決めると失敗しにくいです。
車両に原因がある場合
車両が原因で買ってはいけないケースは、主に以下の5つです。
車両が原因で買ってはいけないケース
- 車両の重量が普通免許で運転できる重量の3.5tを超えている
- メンテナンスの履歴がない
- 車の足回りが著しく錆びている
- 内装がボロボロ
- 壊れた機器が放置されている
メンテナンス履歴のない車両は、購入後に高額の修理費を支払う可能性が高いため、避けましょう。
そのほか、車両本体の「状態」に少しでも違和感を感じたら、買ったあとに後悔する可能性が高いです。
実は車両の重量次第では、運転できないキャンピングカーがあります。一般的には、普通免許があれば、ほとんどのキャンピングカーが運転できます。
ただし、道路交通法の改定により、免許取得時期によっては、車種に制限が出てくるため、自分が該当するか確認しておきましょう。
購入者本人に原因がある場合
購入者本人が原因で買ってはいけないケースは、主に以下の3つです
購入者本人が原因で買ってはいけないケース
- 価格だけが判断基準で購入している
- 実際に使用した経験がない機能を重視している
- 今後の生活スタイルを検討していない
キャンピングカーを購入する際、価格だけで判断すると後悔するケースがあります。
また、良かれと思って搭載した機能を「無い方が良かった」と感じる方がいます。
購入する前に「本当に実現したい生活は何か?」と自問自答しておくと、十分な準備ができるでしょう。
キャンピングカーを購入して後悔した具体的な事例【車種別】
キャンピングカーを購入して後悔した具体的な事例は以下の3つです。
買ってはいけないキャンピングカーの特徴
- バンコン(ハイエース)では思ったよりもベッドスペースが狭い場合がある
- 軽キャンパーでは高速道路の運転で不便を感じる
- キャブコンではタイヤのバーストが多い
順番に解説していきます。
バンコン(ハイエース)では思ったよりもベッドスペースが狭い場合がある
バンコンは、見た目から「全長が長くて車中泊しやすそう」と考えている方が多いです。
車内のベッドの全長は、約180cmです。実際に寝てみると「思ったよりも狭くてゆっくり休めない」と感じて後悔するケースがあります。
また、2人で車中泊する場合は「寝返りを打つと必ず相手を起こしてしまう」といった声が上がっています。
キャンプで車中泊する場合は、キャンプ道具なども車に積んでいるため、就寝スペースを確保する工夫が必要です。
車中泊を重視したい方は、バンコンを見た目で判断しないように注意しましょう。
軽キャンパーでは高速道路の運転で不便を感じる
軽キャンパーは、エンジンのトルクが低いため、特に高速道路で「パワーが足りない」と感じるかもしれません。
車中泊仕様にカスタムされている場合は、ノーマル仕様の軽自動車よりも車両の重量が重いです。
加えて、キャンプ道具を積んでいると1人で運転していても、大人が3人乗っているほどの重さがかかっています。
高速道路での長距離運転で、思ったように加速できないと「運転だけで疲れる」という声があります。
また、山道を運転する際も、不便を感じるでしょう。対策としては、ターボ付きの軽自動車をベースにした軽キャンパーがおすすめです。
ターボ付きであれば、高速道路や坂道の運転が楽に運転できるでしょう。
キャブコンではタイヤのバーストが多い
キャブコンは、車両のサイズが大きいためタイヤに荷重がかかり、バーストしやすいです。
人や旅の荷物以外に、架装やサブバッテリー、水タンクなどの設備の重さがかかっています。
また、風の影響を受けやすく、タイヤの片側に一時的に大きな負荷がかかるケースがあります。
「こんなにバーストが多いなんて思わなかった」といった声が多く、タイヤの交換費用だけでも後悔する可能性が高いです。
対策としては、こまめにタイヤの溝と空気圧の点検が挙げられます。キャブコンを日常的に利用する方は少ないため、乗車する際は必ず点検をしましょう。
キャンピングカーを買う前にレンタルがおすすめ
キャンピングカーは購入する前に、レンタルがおすすめです。
勢いだけで購入すると、多くの要因で後悔する可能性が高いです。
たとえば、駐車場が限られる、荷物を積むと案外狭い、洗車できる場所が少ない、小まめなメンテナンスなど、様々な悩みに直面するでしょう。
また「本当購入が必要か?」と自問自答して、購入しない方法も検討しておきましょう。
購入後の後悔しない方法の一つとして、キャンピングカーのレンタルがあります。
ノマドレンタカーでは、キャンピングカーの王道といえるキャブコンのレンタルが可能です。
また、ペットも連れての利用ができます。北海道の旅行をする際は、一度キャンピングカーをレンタルしてはいかがでしょうか。
キャンピングカーを購入すると思ったよりも維持費がかかる
キャンピングカーを購入してから、想像以上に維持費がかかると実感する人が多いです。
キャンピングカーの維持費は主に以下の4つです。
キャンピングカーの維持費
- 自動車重量税などの税金
- 保険料
- ガソリン代などの移動に関わる費用
- メンテナンス費用
また、車重の重さから、タイヤバーストの可能性も高く、日頃から乗用車以上にメンテナンスに時間とお金をかける必要があります。
キャンピングカーを購入する前に、維持費は必ず確認しておきましょう。
購入前にキャンピングカーのレンタルがおすすめな理由3選
購入前にキャンピングカーのレンタルがおすすめな理由は、以下の3つです。
購入前にキャンピングカーのレンタルがおすすめな理由
- キャンピングカー購入における失敗を防げる
- 必要な機能や快適な車内の大きさがわかる
- 購入しない選択肢も検討できる
順番に解説していきます。
キャンピングカー購入における失敗を防げる
キャンピングカーを購入する前にレンタルをしておくと、失敗を防げる可能性が高いです。
たとえば、新車の購入とレンタルした際の費用の比較は、以下のとおりです。
レンタル費用は、ノマドレンタカーの費用で算出しています。
車種 | 費用 |
バンコン(2023年式) | 324万円(新車) |
バンコン | 83,600円/1泊2日 |
単純な比較はできませんが、いきなり購入するのとレンタルするのでは、300万円以上の差があります。
また、購入後2ヶ月以内に売却したとしても、新車で300万円の場合は、買取価格は200万円だった事例があります。
「もし失敗したら売れば良い」と安易に考えていると、100万円以上損するかもしれません。
事前にレンタルをしておけば、あなたにぴったりのキャンピングカーがわかった状態で購入ができます。
必要な機能や快適な車内の大きさがわかる
実際に利用すると、必要な機能や快適に過ごせる車内の大きさがわかります。購入後に実際に利用する人数でレンタルしましょう。
1人で利用した際に狭く感じなかったとしても、人数が増えると手狭に感じるかもしれません。
また、シンクやテーブルなどのオプションは、車中泊メインの方にとっては、邪魔なケースがあります。
レンタルのキャンピングカーは、キャンプと車中泊に必要な機能が厳選されています。
そのため、購入する車のスペックをレンタルで利用した車に合わせると後悔しない可能性が高いです。
どのような機能が必要で、どれくらいの広さが理想かは繰り返しレンタルして確認しておきましょう。
購入しない選択肢も検討できる
あなたは「いつかはキャンピングカーを買って気ままな生活をしたい」と憧れているかもしれません。
しかし、キャンピングカーは購入費用に加えて、維持費が一般車よりもかかります。
そのため、必要な時だけレンタルする方が、基本的にはコストを抑えられます。
また、レンタルは様々な車種を選べるため、毎回違った機能を楽しめるでしょう。
レンタルであれば維持費などは一切かかりません。
毎月旅行に行ける方は、ホテルよりもキャンピングカーで宿泊する方が、長期的に考えると安く済むかもしれません。
一方で、1年に1〜2回利用するために数百万円のキャンピングカーを購入するのは、検討の余地があるでしょう。
キャンピングカーの購入にこだわらず、必要なときにレンタルして、キャンプや車中泊を楽しむ選択肢もあります。
買ってはいけないキャンピングカーに関するよくある質問
ここからは、買ってはいけないキャンピングカーに関するよくある質問を3つ紹介します。
買ってはいけないキャンピングカーに関するよくある質問
- キャピングカーは何年乗れますか
- 軽キャンピングカーは普段使いに不自由しませんか
- キャンピングカーを買って良かった理由はありますか
順番に解説します。
キャピングカーは何年乗れますか
定期点検や修理など適切なメンテナンスを行えば、20年以上乗れます。
普通免許で乗れるキャブコンは、トラックをベースにしているため、乗用車よりもフレームや足回りが丈夫です。
走行距離の目安は、20万㎞といわれていますが、定期的にメンテナンスをしていれば問題なく乗れるでしょう。
実際に、中古車情報サイトには、20万㎞、27.5万㎞という走行距離の車両が掲載されています。
軽キャンピングカーは普段使いに不自由しませんか
乗車定員は2人までの利用であれば、買い物や送迎での利用に不自由しません。
軽自動車ベースのため、小回りが効き、住宅街の狭い道でも問題なく走行できます。
また、税金やガソリン代など維持費はキャブコンなどと比べて安いです。
ただし、後部座席を居住スペースにしている場合、3人以上の乗車時には荷物の整理など面倒が生じる可能性もあります。
後部座席を収納スペースとして利用する場合は、広々と荷物などを置けるでしょう。
キャンピングカーを買って良かった理由はありますか
よくあるキャンピングカーを買って良かった理由は以下のとおりです。
キャンピングカーを買って良かった理由
- 家族(子ども)と過ごす時間が増えて思い出をつくれる
- 周囲を気にせずペットと旅行ができる
- リセール価格が高い
- 防災、災害時などいざというときに役立つ
- 非日常を気軽に楽しめる
購入時の参考にしてください。
まとめ
本記事では、キャンピングカーをすぐに買ってはいけない理由を解説しました。
いつかキャンピングカーを購入したいと考えている中高年の男性は多いかもしれません。
一方で、購入後に後悔するリスクなどを考えると、なかなか購入に踏み切れない方は多いでしょう。
キャンピングカーの購入で悩む前に、何度かレンタルをして実際に体験するのがおすすめです。
キャンピングカーのレンタル業者は全国にあります。
また、キャブコンやバンコン、軽キャンパーなど、あなたが購入を考えている車種は全てレンタルができます。
もしかすると、必要な時だけレンタルをすれば良いと気付きを得られるかもしれません。
まずはキャンピングカーのレンタルを検討してみましょう!